文法がことばを使えるようになることにはほとんど何も関係がないことは
2002年以来何千人という人の多読を観察してきて、明らかだと考えています。
当時からわたしは「たくさん(読んだり聞いたりして)吸収したら、
整理するために文法をはじめるタイミングです」と言っていて、
Cambridge University Press の Grammar in Use などを推薦していました。
20年近く経ったいまも、その考えにはまったく変更や修正はありません。
そのことをもう一度確認できる記事がつい最近 noAさんのブログにありました・・・
子供から大人まで楽しく学ぶ英語〜noA’s English Club〜
「続き」でわたしの感想を付け加えます。
noAさんは山形県天童市で英語教室を主宰しています。
わたしのかつてのブログではAiちゃんとして何度も登場しています。
Aiちゃんは山形市のNEOさんの英語教室で多読に触れて、
そのまま驚くほど英語を吸収して国際教養大学に入学、
卒業後は多読を採り入れた英語教室を始めて、
こどもからおとなまで楽しく英語を身につけています。
(わたしも一度伺いました! また行きます!!)
上のブログ記事をじっくり読んでください。
短い記事ですが、英語を文法も暗記も気にせずに素直に吸収して、
そのまま素直にこどもたちに伝えている様子が手に取るように伝わってきます。
(Aiさんの成長をNEOさんがうれしそうに報告してくれたことを思い出します。)
そうです、記事の最後の一文が「文法学習」のすべてを語っています。
文法はいらない、というより、勉強しなくても勝手に染み付くものだと再確認した出来事でした
いらないと言っても、多読している内に身についてしまうのですね。
それはかつて北海道札幌のあずきさんがSSSの掲示板でも報告してくれました。
そのほかにも数々の例があります。
みなさん、「勉強しなくても勝手に染みつくもの」--忘れないようにしましょう。「文法やれ」という世の中の圧力は大変な強さですからね。
ときどきnoAさんのこのことばを思い出してください!
noAさん、ありがとう!