多読はこどもからお年寄りまで、ずいぶん広がってきました。
でも、これからまだ広げたいのは企業内多読!
まだ入っていないのですよ。時間や(大嫌いですが企業の価値観に
合わせるなら)「効率」から言えば、どう考えても多読なのですけどね。
(極端なことを言えば多読のような新しいものを「試してみよう」
という気がないから日本の企業は沈んでしまったわけで、
わたしの望みは無い物ねだりと言えないこともない・・・)
そこでTさんの主宰する Wings of Engineers という集まりに
わたしは期待をかけたいのです。前から一度参加したいと考えていました。
それが今回「たじみ多読を楽しむ会」と共催、しかも図書館シンポジウムの
前々日、焼津図書館の講演会+ワークショップの前日に開かれるというので、
喜んで参加しました。Tさん、Iさん、そして終わったあと飲み会に参加して
くださったみなさん、ありがとうございました!
ワークショップの様子を「たじみ多読を楽しむ会」のIさんが報告して
くださったので、続きで読んでください。
11月24日(土)Wings of Engineers 「英語多読ワークショップ」in 多治見市図書館を開催しました。前日までの申し込みは18人でしたが、酒井先生が参加されるという事で当日申込みが何と10名もあり、28人の方にご参加いただけました。この日の受付を酒井先生が手伝ってくださいましたので、皆さん先生のお出迎えというサプライズで開始前から会場全体が賑やかな雰囲気になりました。今回の参加者は、Wingsの技術者メンバーさんとT.T.T.メンバーそしてワークショップに興味関心を持って参加された方々で、5歳のお子さんから大人までの幅広い年代の男女でした。この参加者層はT.T.T.の特長でもありますが、
Wings さんにとっては、いつもと違う雰囲気を感じてもらえたのではと思いました。
ワークショップの前半は読書、後半はグループに分かれて英語でのブックトークをしました。読書つまり多読の時間は、この後のブックトークに向けて皆さんのやる気を感じられる時間で、とても集中して読んでみえました。
ほとんどの人が当館にある多読資料で、Wingsさんの特長でもあるノンフィクションリーダーを読んでみえましたが、今回は自分の好きなジャンルで自由でいいとしていましたので、2人の小学生のうち1人は「Harry Potter」もう1人は「The 26-Story Treehouse」という分厚いペーパーバックを読む姿に、参加者全員が驚かされました。後半のグループに分かれてのブックトークは、大人も子どもも関係なくそして初対面の人が多い中、どのグループもお互いのブックトークを楽しむ姿がありました。発表をする人1人ひとりが主役、皆さんとにかく自分の伝えたいことを話そうと一生懸命でした。
笑顔あり笑い声の溢れる時間にもなりました。今回のワークショップで、皆さん仲間の存在の大切さをそれぞれが感じてくださればと思いました。
(余談になりますが・・・今回私自身が実感できたことは、多読を通して仲間が集まり学びそして楽しむことが出来る、そんなみなさんの笑顔溢れる姿を間近で見ることができる事が私のやりがいでもありモチベーションに繋がっていると再確認したことでした。)ワークショップの最後を締めくくってくださったのは、酒井先生の英語でのブックトークです。皆さん3時間も過ごしたワークショップの時間も忘れるくらい
先生のブックトークに聞き入っていたのは、とても印象に残りました。他グループとの交流会は初めての試みでしたが、多くの皆さまの応援のお陰で盛況のうちに終えることができました。
本当にありがとうございました。
I さんが書いているように、Wings of Engineers からエンジニアのみなさん、
T.T.T. からはこどもからわたしくらいの年齢の人まで、なんとも幅の広い
参加者でした。
一方で英語を必要とするエンジニアのみなさんの真剣な様子に心動かされ、
多読・Tadokuを広げるためにもっともっと力を尽くさなければと
思いました。そこで、アウトプットのワークショップと共に、
日常的にたっぷり易しい英語を吸収しましょうという話をしたのでした。
英語に四苦八苦のエンジニアのみなさんを尻目に、
これは記事を改めて書きますが、I さんが書いている小学生二人が
分厚いペーパバックを軽々と読み飛ばす様子は、大変な衝撃でした。
NPO多言語多読の考える多読・Tadokuの方向や速度を変えてしまうかも
しれません・・・ 衝撃がいまも頭を離れないのです。近いうちに書きます。