Moringさんもふるーい多読なかまですが、
このごろツイッターでお付き合いがあるので、
遠方から来た朋という感じはしません。
で、今回もツイッターで感想を寄せてくれました・・・
@kunisakai 聞こえない音も実際に口が動くので、しゃべる速度に対して一定の間があるので、単語ではなくフレーズで聞いているネイティブは反射的に意味を捉えてしまうのでしょうね。聞こえなくても聞こえるぐらいに早くなりたいです。そのようにしゃべれるようになるのはその先でしょうね。
これはHさんの言う「音の形」が体に染み込んでいるので「聞こえない音」を
補える、というか、補って聞いてしまう例だと思われます。
もう何度もあちこちで話していますが、昔つまり大学院生のころ、
当時はやっていた Simon and Garfunkel の曲に I think I’m gonna cry.
という歌詞が出てくるのですが、何度カセット(!)を巻き戻して聞いても
最初の I が聞こえない・・・ そこで、友だちのアメリカ人に
「最初の I は聞こえないよね」と言って聞いてもらったら、
「聞こえる」と言うのです。
いえ、聞こえないのです! わたしはその部分を何回も何回も何回も
巻き戻して聞き直したのですから、断言できます。
でも、モーリンさんが言うように、わたしたちは聞こえていない音を
場面から推し量って「補う」ことができるのですね。
「ことばの氷山」の仮説に有利な現象?
モーリンさん、ありがとう!