朋在り遠方より来たる・・・

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まず第一にそんなに遠方でもないのです、距離も時間も。
東京に出てくるとよく声を掛けてくれて何人かで会っているし、
多読祭りに来てくれたり、支援セミナーにも来てくださる。

でも、SSSの掲示板時代からの友だちですから、やはりこの表題はふさわしい。
そしてメールの内容は、やったね!と言いたくなるものでした。
わたしの喜びをお裾分け・・・

酒井先生、お元気ですか。涼音です。

今日は、学校の入学式でした。
なかば強引に入り込んだ日本語教師の道ですが、あっという間に半年がすぎ、
今回私にとって2度目の入学式です。

英語多読からたくさんの実りがありました。涼音さんの日本語教師もその大きな一つですね。
いろいろな意味でうれしいです! 涼音さん、よかったね!!
これからも折に触れて報告をお願いしますね。

入学式の後、クラスの先生とのクラス運営の打合せ。
この中で、クラス担任から、「全体に読解能力が低いので読解授業を差し込みたい。
1回のテストの後などの10分から15分程度のすきま時間で」という話がありました。
「そのぐらいの時間だと、精読的な指導には無理があるし、多読手法でやってみては」
という私の提案が受け入れられ、今季、多読指導を実験的に導入することになりました。
(新人ど素人非常勤講師の提言がとおってしまうなんていうのは、新設校ならではですね。)
今ある蔵書を確認し、あれ、音源ダウンロードもできるんですね。
だったら、スライドで映して、読みながら聞くなんていうことも可能ですね、などと、
いわゆる「聞き読み」も提案されたりとか、わいわい、と。

涼音さんへの私信でも書いたのですが、いくつも幸運が重なったと思われます。
新設校だったり、まわりに多読の提案を受け入れる人がいたり、
新しい提案をしてくれる人がいたり。幸運は、でも、ある程度はその人が招くのかな?

こういう方向になったのには、実は、少し前からの別の動きがあったからなのでした。
私がある程度英語を使えるというのは、履歴書とか書く上ではったりでも書かざるを
えなく、ひとりの常任講師の方がどうやって勉強したのかに興味を持ったのでした。

↑ ここも感想を書きたかったところ。

いいですか、みなさん!

みなさんは英語やほかの外国語について、日本のほとんどの人とまったく違う
「アプローチ」ができる特殊な才能を身につけています!
それは英語を日本語と同じように聞き、話し、読み、書くことができる才能--
それをできるだけ人目につくようにしましょう。

昼休みにお弁当を食べながらペーパーバックをめくっていてもいいし、
スマホでBBC iPlayerを聞きながら休憩してもいいし、
日本語になっていない本の話題や海外ドラマの話をそれとなく口にしてもいいし・・・

みなさんの類い希な才能はかならず同僚や友だちや上司やお隣さんの
眼につくことになり、英語関係の手伝いを頼まれます。
そうしたら絶対断ってはいけない! はい、いいですよ、と軽く引き受けて、
できそうもなかったら、すぐにわたしに連絡を!

わたしがでっち上げて、「はい、できました」と返しましょう。
それをやっているうちにみなさん自身もたいていの「外国語のお手伝い」は
できるようになります。むしろそういう危ない橋をいくつか渡ることで、
あなたの外国語はいやが上にも磨かれる!

聞かれて、多読多聴の話をし、結果、今は「読みたい(実はここ重要)ペーパーバック」は
なんでも読めるようになりました、という話をしたら、これにこの方喰いつきまして、
繁村先生の書かれた本を読んでそのまま英語多読に突入。とても楽しいそうで、
他の先生方にも多読はいい、授業にも入れたいと言い始めてくれていたのです。
# NPOのWeb、まだ繁村先生の本載ってませんよ〜。載せて下さい。

ね、↑ こんな風にみなさんから、すぐ近くの人へ、多読は接触伝染するのです!

ということで多読授業開始します。
記念すべき第1回は私の担当です。10分程度ですから3原則(あ、日本語多読では4つ?)
を紹介して、とりあえず一冊読んでもらうだけとなると思いますが、学生の反応が
楽しみです。

問題は多読指導の経験は誰にもないことですが、いいかげんに始める多読のDNAだけは
私が受け継いでいますので、なんとかなると思っています。

先生、応援お願いします。
涼音

もう最初の授業はあったのではないかん? 学生の反応はどうでしたか?
ぜひ知らせてくださいな。

応援は惜しみません。がんばれ、涼音さん! 学生より先に楽しんでしまおう!!

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