多読三原則の②番目は「分からないところは飛ばす」です。
で、杏樹さんがかつて喝破したように、これは三原則の肝です。
(①も③も、②の変形と言える!)
それだけに多読の真髄と言えるわけで、「分からないところを飛ばす」が
分かるようになるのは簡単なことではないようです。
先日バナナさんが、多読を始めた友だちに飛ばし読みをわかりやすく
説明したい と言って、フォーラムで意見を求めました。
すると談論風発、たくさんの人がそれぞれに考えを知らせてくれました・・・
フォーラムに寄せられた考えや感想は上のリンクからじっくり読んでください。結構な量があります。
ここでは Twitter や Facebook で寄せられた意見を採録します。
それぞれ引用の許可をもらいました。
まず雫さん・・・
#多読 の「わからないところを飛ばす」は自分が始める時に抵抗なかった。小学生の時に背伸びした本はわからないてんこ盛りで、いちいち辞書引けず。でも話が知りたいから飛ばすの仕方なかった…と同じだろ?と英語読み始めたら、同じだった。
子供の頃、本がないと辞書読んだりしてたせいか英語も同じだろ?ぐらいの気持ちで13年多読続いてます。
けど、これを人に当てはめる事はできない。みんなの飛ばし方やどう受け入れたか、がたくさん集まっただけでも多いに参考になる。実際、多読先輩のお話を読むのは楽しい(*´-`)
どうぞ〜。飛ばすって、英語になった途端しちゃいかんみたいなのあるのかな。後は自分で飛ばしても面白い本見つけて読むことなんでしょうか
雫さんの、英語になった途端飛ばしちゃいけない気持ちになるのだろうか、
という感想はプリンさんも同感のようです・・・
大概の方は日本語だと知らずに読み飛ばしてるんですけどね。一言一句わかって読んでる人っているのかな? わからない言葉はだいたいこんな感じって適当に読んでる部分が多いと思うんです。
それが英語になると一言一句気になっちゃう。多読初期、私も飛ばすことに抵抗があって辞書を引きたい誘惑にかられたことがありました。でも、物語にどっぷり浸かることができる本に出会ったことで読み飛ばしが気にならなくなりました。
話は変わりますが、子ども向けの絵本を改めて見てみると(日本語の絵本ですが)言葉使いが難しいものがけっこうあります。こんなのわかるのかな?という。きっと絵の力、物語の力が合わさって言葉がわかんなくても、子どもたちを引きつけるのでしょうね。
だから、なんだろう、読み飛ばしが気にならなくなるおもしろい素材に出会うこと、なのかなぁ。
ということは、いっぱい投げることにつながる?
プリンさんはもう一つ、究極の解決策を提案していますね。
読み飛ばしが気にならなくなるおもしろい素材に出会うこと
究極なだけに・・・実はなかなかむずかしいのですね。
読み飛ばしができないということは、日本語と同じような読書になって
いないということなので、おもしろい素材に出会ってもおもしろいと
思わないかもしれない!
さあ、多読ではもう慣れっこの堂々巡りが始まりました。
わたしとしてはぐるぐる同じ所を回ることから抜け出すために、
聞き読みや映像作品を提案します。どちらもこちらのペースではなく、
勝手に先を朗読するし、映像もどんどん進んでいくので、
強制的に飛ばし読みになるのではないかと・・・
果たして本当に効き目があるかどうか、どなたか体験談、
あるいはこれから実験してみてくれませんか?
意見や感想を寄せてくださったみなさん、ありがとう!
これからもそんな風に多読で迷っている人たちを支えてください!!