「たじみ多読を楽しむ会」(T.T.T.)のLeeさんが9月8日に行われた
西澤さんの講演について、とてもよい報告を書いていたので、
引用をお願いして、頂戴しました。
そして、それは実は大きな問題にもつながっているので、
いずれくわしく書きますが、今晩はLeeさんの報告の最後に予告をちょこっと。
そこで「余聞」と・・・
Leeさんは少し前まで多治見市図書館の司書さんでしたが、
今は転職なさって、病院の図書室で英語の文献を探すこともよくあるそうです。
そして今でもT.T.T.のメンバーです。
わたしは西澤さんの講演の中で、やさしい絵本をたくさん読んだ
学生(豊田高専)ほどTOEICの点数の伸びが早いようだ、という
ところに注目したのですが、Leeさんはほかにもいっぱいよいところを
見つけてくれました。
(一部整形しましたが、さかいが伏せ字にした○○○以外は
すべてLeeさんのことばそのままです。)
【多読講座&オフ会】
昨日は多読のフォローアップ講座に参加しました
スペシャルゲストはGeorge酒井先生今日もめいっぱい○○○かった
西澤先生のスライドの中に、なんか学会発表っぽいと思うところがあって、
後から聞いてみたらブルガリアから帰られたばかりとのこと。なるほど
多読を続けるコツとして、色々アドバイスを頂くことの出来た講座でした。*詰め込まない。1日10分ペースで十分(ダジャレではありません
)。
*つまらなくなったらもっと簡単なものにチェンジする。
*物語性のあるもの、つまり自分が楽しんで読めるものがよい。
*はじめの10万語は絵本で(ORTで達成できる)。
*過去の自分を美化しない(今これだけ読めていることは、
過去には出来ていなかったこと。前からこれくらい読めてたは、
過去の自分美化)などなど、いろいろ心に響く西澤先生のお言葉がありましたが。
その中で私の琴線にふれたのが「熟成」と「多読晩酌」
すっかり休眠中の私は、いま多読熟成期間中です!
そして、多読を復活したら多読のために!って堂々と言える
またORTから始めよう。
もっと詳しく知りたい方は、ぜひ多治見や各地で講座が行われる時にご参加ください。そういえば、先日レファレンスである疾病についての調査をしていたら、
frozen elephant trunk techniqueという言葉が出てきました。
さて、何のことだと思います?酒井先生の新刊
https://calil.jp/book/4757430787
Leeさんが注目した点はどれもわたしもしっかり書きたいことばかり。
いや、実際書いてきたことでもあるので、いまは辞めにします。
それより、Leeさんの太字部分をぜひ心に留めてください。
NPO多言語多読の事務局には「多読動物園」があって、
みなさんからいただいた動物を飼育しているのですが、
その中でいちばん大きいのは Curious George のぬいぐるみです。
多治見市図書館にもあって、みんなのマスコットになっていますが、
同じぬいぐるみをわたしにプレゼントする提案をしたのが
Leeさんだそうです。
実はこれまでにもさかいさんは Curious George だという話はあって、
わたし自身はそんなはずはない、思慮深さのかたまりだと思っている
のですが、たった一度会っただけでわたしの「本質?」を見抜く
眼力はすごいものだと感心しています。
Leeさん、熟成しているといいですね!
熟成していなかったら、やけ酒ということで!
で、frozen elephant trunk technique って、なんだろう?
わかった! シベリアの凍土地帯で見つかるマンモスの鼻を使って、
リューマチを治す・・・? 違うだろうなあ!
なにはともあれ、西澤講演の勘所を、ありがとう!
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で、わたしが持論へ持って行きたいのは、西澤さんの
*はじめの10万語は絵本で(ORTで達成できる)。
なんですね。西澤さんは7年間の学生の伸びを見て、
そう考えるようになったというのです。
その点について、近いうちにわたしの疑問を書きます。
いや、結論はよいのです。その通りだと思いますが、
7年かけて確かめるって、ちょっと時間がかかりすぎではないか?
そういう疑問について書きます。お楽しみに!