愛知県三日間ツアー! おおぶ報告の 2

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前便に続き「おおぶ英語で本を読み隊」の話題です。

前便の最初にカイさんが書いているように、多読サークルのあと、
有志のみなさんが多読用図書に「虹色シール」を貼りました。
この作業は東京でもいくつかの都立高校でやったことがありますが、
いろいろ話しながらみんなでやるととても楽しいのですね。

その「虹色シール」の説明の表をカイさんが作って、送ってくれました。
全国の図書館で使われるようになるといいと思うので、以下に紹介します。

自動代替テキストはありません。

なんというわかりやすい!

でも、たとえばYL(Yomiyasusa Level)などは数字で難易度が出てくるので、
それにくらべるとゆるいというか、いい加減というか、なんとなく頼りない気がするかも?

でも、そのゆるさがいいのです!

YLはどうも読む人を従わせる感じがあります。
YLを頼って、0.1刻みの尺度に(無理やり)合わせたり、
「0.3上がると読めない!」と悲痛の声を上げたり、
読む人が主人公なのか、YLが主人公なのか、分からなくなります。
とくにYL発足当時にくらべてYLの数値が一見精密になったかに見えるために、
余計に多読が読書ではなくなる傾向があります。

それにくらべると、カイさんの目安の備考はいかにも読む人にやさしい・・・

ただし、カイさんはYLのマイナス面に注目して虹色シール貼りを思い立ったのでは
ありません。本棚に並んだときに見やすく、次の本を薦めるときに
「オレンジ・シールの本から選んでください」なんていう風に、薦めやすくなると、
考えたのですね。YLの弊害に敏感なのはわたしの感じ方です。
念のため、申し添えます。

さて、図書館、児童英語教室のみなさん、この虹色シールと備考の考え方は
だれでもどこでも使ってください、もしよければ。
本棚にかかった虹はきっと利用者のみなさんを希望のところに届けます!

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