12年前に多読を知って実践してきた(!)という M さんから貴重な報告が届きました!
500万語くらい読んで、それから多読はお休みしていたとのこと。
そこに多治見図書館で多読サークルが始まって、多読を再開、そして新たな一歩の予感が・・・!
酒井先生、メッセンジャーから失礼いたします。
私の多読バックグラウンドですが、2003年の夏から多読を開始し、3年ほど熱中して読み、500万語少々くらいだったと思いますが、ダン・ブラウンの”Angels & Damons”が楽しんで読めるようなところまできていたのですが、その後、仕事を始めたこともあり徐々に多読の習慣がフェードアウトしてしまいました。その間、読みたいペーパーバックはあったのですが、なんだか読めなくなってしまい、数ページ~数十ページ読んでは放り投げるという日々が続いていました。昨年より多治見図書館のTTTブッククラブに参加して多読を再開、”Mr.Putter & Tabby”や”Henry and Mudge”シリーズから始めて、GRや児童書を少しずつレベルをあげつつCD多聴も取り入れたりしながら1年で200万語少々読みました。そして今月、まだ早いかと思いつつ、ついに大人向けペーパーバックに手を出しました。
以前、まだ100万語位のときに、超キリン読みでハリーポッターの1巻に挑戦したのですが、読み終えるのにひと月かかってしまい、読後の感想は「読み終えた!」でした(苦笑)。話の内容より、読めた満足感が強くて、多読としてはそれでもいいのかもしれませんが、でもこれじゃ読書とは言えないな、と思ったのと、そのあとやたら疲れてしまい、しばらく読めなくなってしまうという苦い経験をしました。やはり内容を楽しみながら読むには、1~2週間で読み終えられるくらいがのリズムがいいんですよね。
うかつに大人向けPBに手を出してまた投げだしたり、たとえ読み終えたとしてもひと月もかかっていたら、読めたことにならない。その思いがあり、今までは読めてもYA止まりで、大人向けペーパーバックは躊躇していたのです。
が、最近になってどうしても読みたい本がありました。ちょうど今日2/5から公開の映画「オデッセイ」の原書”The Martian”(by Andy Weir)です。
今週月曜日から読み始めたところ、わからない単語はたくさんあるのですが、とりあえず話の筋はわかるのと、先が知りたくて夢中になって読んでしまい、気づいたら半分以上読み進めていました。(よく考えたら、宇宙物理学の専門用語など日本語訳を読んだとしてもわからない気がするので、英語でも日本語でも一緒のような気がしてきました・笑)ちょうど今週末、TTTブッククラブの読書会があるので、その時には読み終えられそうです。まだ読み終えたわけではないのでフライング報告ですが、目標としていた2週間以内で読めそうな気がしているので、これは私の中で進歩かな!と思い、嬉しくなりご報告させていただきました。
勢いで(!?)半分まで行ってしまったなら、たぶん最後までそのまま行けそうですね。
もちろんそのまま「先が知りたくて夢中に」なるほどおもしろさが続けば、ですけど。
多読はもともと英文読書をめざすものですが、たしかに Harry Potter の第1巻をひと月かかって
読むのは読書とは言えないかもしれませんね。「おもしろい、先を知りたい!」と感じるには
その本と、その人の感じ方と、両方の相性によって違いはあるでしょうが、適度な速さが必要だと
思われます。
で、ここで M さんに質問があります。3年間で500万語も熱中して読んだ時にはどんな本を
読んでいましたか? もし記録が残っているならぜひ教えてください。読み終わったころで結構です。
(あるいは「やっぱり今のわたしには合わない!」と投げたころに・・・!)
べつのエピソードですが…
今日、多治見図書館に多読本を借りに行ったら、ちょうど I さんにお会いしまして、嬉しい報告をききました。
それは、GRを読んでいて知らない単語があったが、読み進めていくうちその単語の意味がひらめいたということです。『多読ってこういうことか!』とその時初めて理解したとおっしゃってました。
こうした体験は、百聞は一見にしかず、やはり自分で体験してみて初めてわかる感覚なのかもしれません。I さんは初めのころYL0~1あたりを読んでいるときは、「YLが0.1上がるだけでも苦しい!」とおはなしされていたのに、今はYL2~を読んでいらっしゃいます。すごい進歩ですよね!私もさらにモチベーションが上がりました。( I さんの詳しい話はご本人からご報告がいくかもしれません。いい話だからぜひ酒井先生にメールを!とお伝えしておきました。笑)以上です。来月のTTTはEnglish sessionなので楽しみです!(今から猛練習中です。)
長々と失礼いたしました。
いえいえ、わたしは長ければ長いほど喜ぶ傾向があります。
(でも短い報告も大歓迎ですからね!)
そのうえ、I さんのエピソード、わたしはとってもうれしい!
多読の効用を実感されたのですね! おめでとう!!
で、I さんから報告が来るとうれしいですが、もし時間がなくて報告がない場合のために
伝言をお願いします。「苦しいとき、悩んだときはすぐにメールを!」と言っていたと。
図書館の多読仲間に話すのもよいと思いますが、私はたくさんの人を見てきたので、
壁の超え方について助言できるかもしれません。
M さん、先ほどの500万語くらいまでの様子、もしわかったら教えてください!それはともかく、報告をありがとう!! そのまま Happy reading!!!