特別セミナー「映画でTADOKU」にメールが届きました!

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第1回特別セミナー「映画でTADOKU」についてはNPOのブログ記事 を見てください。

また、参加したみなさんの報告 もぜひどうぞ!

そして、ある方が字幕なし多観の感想を寄せてくれました。匿名で紹介します。

おひさしぶりです。「映画でTADOKU」の記事、フォーラムの感想報告も含めて、とてもいい内容ですね。フォーラムの報告の中で、Katobushiさんが「字幕なし多観」でどんな効果が?と質問なさっていました。あのトピの下に私の体験を書き込んでいいのか躊躇したので、こちらに、カンタンに書きます。

D-LIFEを使っての「字幕なし多観」を始めて、半年くらいになります。毎週月~木午後10時から放映しているBonesにはまって、多いものだと3回は同じものを鑑賞しています。それでも、全然飽きません。(ほかのものも試しましたが、これが一番ツボのようです。)残念ながら、この6月から木曜日は違うドラマになってしまいました(涙)。

涙・・・ な気分、よくわかります。はまるって、そういうことですよね。
シリーズ物でも、ドラマでも、終わるのが惜しい--そこで、練達の多読仲間は
きっと複数のお気に入り作家を持っていて、好きなシリーズ物も何本か確保して、
何もない状態にならないようにしていることでしょう。ほとんど中毒、いや中毒そのもの!

で、中毒にまでなると、いろいろおもしろいことが起きる・・・!

本題ですが、正直、医学用語は全くわかりません。ただ、回を追うごとに内容がより鮮明にわかるようになりました。そして、面白いのが、登場人物の「口調」「イントネーション」が、自分に「感染」してきたこと。(bitesizeの話題とも結びつくかと思います)私の場合、日々こども相手にレッスンをしているので、どうしてもShall we start the lesson?  Why don’t you go back to the theme?  Anything else? I don’t get it! Ok, so,,, what you mean is….? Ok, please go back to your work!といった英語を使うことになるんですが、、、、

おもしろいことの一つは「感染」ですね、たしかに。
つい最近わたしも Pickings are slim around here. というセリフが口をついて出て、
そのセリフを言ったときの Tim Robbins の口調まで真似していました。
(The Shawshank Redemption の中で、いよいよ企てを始めるために Red に
ある物を入手してくれと頼む場面です。)

(ここから先は、思いっきりつっこまれそうですが^^;)部署を仕切っているサローヤン女女史の口調が憑依してきました(^^;)彼女が、一癖も二癖もあるスタッフたちをうまくいなしたり、ちょっと教育的指導をしたり、脱線しそうになる議論を修正したりしている「役割」が自分の教室での「役割」と似ているのかな?というのが、今のところの結論。

シャドーイングで言うと なりきりシャドーイング ですね。
こどもがことばを獲得していく初期には完全に近くのおとなやきょうだいの口まねで
覚えていくのだと思います。それはいつも bitesize のはず!

あんなに素敵な女性には、なれそうもありませんが、英語的には、あの番組を見ていると、英語の会話の「間」とか会話の組み立て方、コミュニケーションの仕方、「個人」を尊重する方法など、本筋以外のところでも、学んでいる感は強いです。ただ、具体的に「身についたな」というのは、上の「憑依感覚」です。

「をさなごのやうに」に続いて我田引水ですが、この方の「学んでいる」ことは、
まさに「ことばの氷山」の全体ですね。
会話の間、組み立て方、「個人」を尊重する方法--どれも海面下で「ことば=音」を
支えている部分と一緒に吸収しているのだと考えて良さそうです。

そして、ご自分の教室で同じ場面に出会って、同じように個人を尊重して、
コミュニケーションを始めると、 Bones で吸収した「ことば=音」が出てくる!

思いっきり我田引水でした・・・ 気持ちよく持論を語る機会をくださって、ありがとう!

([地元の]図書舘と相談して、寄贈図書が決まりました!また、そ
の件も近日中にご報告いたします)

楽しみです! まだ詳細は発表できませんが、秋には「第2回図書館多読への
招待シンポジウム」が開かれます。そこで紹介したいので、よろしくお願いします!

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