一口サイズの理解に役立つかもしれないエピソードを二つ・・・
Hickory, dickory, dick の人からまたメールが届きました。これがかーわいい!
かずを、かぞえる音のこと、おもってたら、おもいだしたよ。YYYが、小さいころ、いっとき、「ちーち、かーち! ちーち、かーち!」って、うたうようにして、からだを、ゆらして、踊るみたいに、ね、いってたことが、あったなあ、って。なにかな? って、おもってたら、あるとき、気づいたの。前庭で、XXXや、近所のこどもたちが、ね、あそぶとき、かくれんぼとか、さ、なんだろ、いろいろ、かずを、かぞえることが、あるでしょ、そのときに「しーちー、はーち、くー、じゅっ」って、やってるじゃあないか。そして、YYYは、「いーちーいー、に、」とはじまるや、もう「しーち、はーち」をたのしみに、からだを、ゆらしはじめてる(笑)。そして、そこにきたら、「ちーち、かーち」と、ほこらしげに、ね。かわいかったな。
これはたぶんどんなこどもにもあることだと思います。
おとなの一口大はかなり大きい(10音節以上?)。
でもこどもの一口大はとても小さい。
そこで、こどもはおとなの大きな一口大を自分に合った一口大にしてしまう!
そしてそのやり方はどうも 省略 ということらしい。
メリハリの メリ ですね。チャーチル・マティーニの法則です。手抜きです。
ハリ だけ大声を出して、メリ は手を抜いてしまう。
このメールの 「ちーち、かーち」 なんか 「いーち、にーい、さーん、しーい、ごーお、ろーく」 まで
全部省略だ! で、「ちーち、かーち」 ときて、「くーう、じゅっ」 も聞かなかったことにする!!
で、思い出したのがもう一つのエピソード・・・
わたしの息子が二つか三つのとき、牛乳のことを じこちん と言ってました。
「じこちん、ちょうだい!」 と。
それは息子が毎晩なかなか寝ないのでいつもあったかい牛乳を飲ませてたのですが、
ちょっとだけあっためるために数十秒電子レンジにかける--あと十秒くらいでチンと
鳴るというタイミングで、わたしは じゅーう、きゅーう、はーい、しーち、ろーく、ごぉーお、よーん、
さーん、にぃーい、いーち、チーン」と唱え始めるわけです、時間つぶしに。
(それに最後のチーンで、電子レンジが一緒にチーンと鳴ると気分がよかった!)
それで、牛乳を 「じこちん」 と・・・
*多読はわかるところだけつなげて自分で物語を作る
*一口大は言えるところだけつなげて自分の発話にしてしまう
同じです。
をさなごのやうに そのものですね。