一口大研究 をさなごのやうに・・・

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せっかく「をさなごのやうに」を言い出したのだから、
それをもっと突き詰めればよかったのに、ずいぶん時間がかかってしまいました・・・

何が「をさなごのやうに」かというと、ことばの「音」のことですね。
長い間(数十年)いわゆるマザー・グース、イギリスではナーサリー・ライムを
気にしつつ、自分とどういう関わりがあるのか分かっていませんでしたが、
一口サイズというきっかけでいちばん語数の少ない絵本に目が行き、
それが耳へと到達して、やっと英語のわらべうたが外国人である日本人に
どういう関わりがあるのか、わかってきたという気がしています。

折しもこういうメールをもらいました・・・

ねむれなくていたら、あたまのなかに、hickory dickory dockが、まわりはじめて(笑)、それでいったい、hickory dickory dockって、なんなんだ?って、気になりはじめて、検索してみたら、出てきた。ケルトのかずのかぞえかたの、8、9、10、が、ちょうど、そんな感じの音で、よくにていて、きっと、そのケルト語の、勘定の、おとからの、連想で、hickory, dickory, dockになったんじゃあないか、みたいな。そして、起源をさかのぼれば、そんなことだけれど、でもこれは、音遊びなので、hickory dickory dockは、そのままで、ひとかたまりの表現なんだ、って、そんな感じのことも、書いてあった。
Courseraの物理のクラスで、字幕のボランティアをしたときに、なんどか、わからない表現に、ぶつかって、講師の、Lou先生に、しつもんをしたことがあった。そうしたら、そういうときのたいていは、「これは、ひとかたまりでの言い回しで、こういう言い方が、あるんだよ。僕たちは、こんな意味で、こういう言い方を、つかいます」みたいな、返事だった。で、この、長めのひとかたまり、が、ね、いやあ、知らないと、むずかしいもんだなあ、って、思ったよ。でも、知ってしまえば、あははー、なーんだ、そんなもんか、って、するっと、さらっと、通り抜けていける。そして、そんな、たいして意味のない、するっと、さらっと、が、ときどきあると、なんか、ことばの、風通しが、よくなって、たのしくって、きもちいいな、って、そんなこと、感じました。
で、なるほどねえ、もしかして、マザーグース読んだり聞いたり、するようになると、こういう、なんか、おもしろい、ことばの、ふわっとした、部分にも、いろいろ、ふれることが、できるのかもしれない、って、ことなのか?とか、ちょっと、おもった。

というわけで、一口大の話でした。

わらべうたとcourseraの学術的な文の話が結びついているところもおもしろい!
このメールをいただいたのはわたしがフォーラムに投稿した記事が
きっかけだと思います。その投稿にリンクを貼っておきます。

http://forum.tadoku.org/viewtopic.php?f=6&t=312&p=9660#p9658

こどもに返って一緒に歌ってみましょうか(むずかしいけれど)?

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