みなさん、英語にすっかり慣れてきて、すごいですね。
2時間のうち、かなりの時間を英語で過ごしています。
木曜日の人たちは時間のある人が多いせいもあって、
借りていく量、読んだり、聞いたり、観たりする量もすごい!
で、いろいろあるのですが、いま「図書館本」の仕上げで時間がなくて、
あさってからは南阿蘇オフ! まるまる二日仕事を離れるので、
きょうの焦点を一つだけ報告。「一口サイズ」のことであります・・・
追記:間違えてこちらに投稿してしまいましたが、ま、いいや、このままにします。
NPOの公式ブログにも同じものを投稿します。
一口サイズ、bite-size、一口大 は大事な発見だと思うのだけれど、
なかなか説明はえらいやな、です。
今回はまた前回と同じテレビ・シリーズからセリフを二つ抜き出して、
みなさんに聞いてもらいました。
それはいずれこのブログでもみなさんが聞けるようにしたいと考えていますが、
もうちょっと待ってください。ここでは 文字で・・・
Glad you are back.
それだけなのですが、だれもそうは聞けませんでした。
もっともそのいちばんの理由はこのセリフだけをとりだしたからでしょうけれど、
わたしがいいたかったのは、この4語からなるセリフがまるで一つの語のように
口から出ていたこと。you are なんてほとんど聞こえないのです!
もう一つ
Cameron makes lousy coffee.
このセリフではなんと makes がほとんど聞こえない。
何人かの人は m だけ聞こえると言っていましたが、わたしもそう聞こえました。
学校英語、カタカナ英語はすべての語をほぼ均等に発声します。
けれども英語の癖ではマクドナルドの法則で分かるように、強いところははっきり、
弱いところは消えていく傾向があって、メリハリがきわめてはっきりしています。
そしてそのメリハリで、リズムができていく・・・
そして、メリハリで 一文が一語のように発声され、一語のように聞こえる。
これが一口サイズですね。
べたべたとすべての語のすべての文字をはっきり聞こえるように言ったのでは
英語特有のリズムが失われて、英語の音に慣れた人には 音が多すぎて
何を言っているか、わからなくなってしまう・・・ようです。
さて、以下は今回の講座に関係した覚え書き
*文字だけではわかりにくいでしょうね。
音を付け加えて分かりやすく説明できるかどうか自信はありませんが、
なんとか試みてみましょう、近く。
*Some of the new neighbors looked in on them right away.
だったかな? これを読み聞かせの時間に朗読した人がいました。
とてもよく英語のできる人なのですが、すべての語を「メリハリなし」で
均等に声にしていました。そこにつなげて、上のセリフを聞いてもらったのでした。
*日本語英語の何が悪い! 堂々と言ってやればいいんだ!
という人には、ことばと力関係という話をそのうち書きます。
すでにあちこちで何度も書いていますが、また書きます。
一言で言うと、それはとっても甘い考え、ということです。
おそらく外国で困ったことがない?
*メリハリを作るのはマクドナルドの法則ですが、チャーチル・マティニの法則も
実は同じくらい役割が大きい!
*一口サイズとマクドナルドの法則、チャーチル・マティニの法則が
一つになって、話す・書く の土台を作っているところがおもしろくも、
すばらしい。自画自賛ですが。
*この日はもう一つ、一口大で書く話も、みんなでかなり検討しました。
でもこれはこれで大きな話題なので、いつかその話題だけの報告をします。
おもしろいですよ!
ではね、また校正に戻ります! 図書館本は8月半ば出版の予定です。
校正がちゃんとできれば・・・