Bitesize Writing: さっさっと書こう! 考え込まないで・・・

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Bitesize Writing/Speaking も「ことばの氷山」も、
NPOの講座から得た洞察・知恵・ひらめきだということは何度も書きました。

講座卒業生のms.mikanさんからもらったメールを紹介します。
Bitesize Writingの次の指針がそこから見えてくると考えました・・・

ms.mikanです。
先生のブログ読ませてもらいました。
スカイプおしゃべり会での私のスピーキングが、改善されてきたとのこと、すごく嬉しく思います。何故そうなったのか?きっとそれは、「あの仲間の中なら、変なことを言っても、間違えてもちっとも気にならない」というのが、一番の理由なのではないでしょうか?もちろんスカイプを始める前に「今日はこのことを話そう」と漠然とした内容は日本語で考えてのぞみます。でも、スカイプでは、もちろん自然と英語で言える?(言ってるつもり?)

↑この部分はBitesize Speaking: 予告です!で少しだけ書きました。
そこでみなさんに知らせたかったことは、
*NPOの講座卒業生の話し方が大きく前進したこと
*いちばん変わったことは話す速度が速くなったこと
でした。

そして、話す速度が上がったことで、大事な変化が起きたと思います。
*英作文スピーキングから脱出した!(ようだ・・・)
よくよく考えると、多読でも同じことが起きていましたね。
多読普及当初からわたしは言っていました。
「1分間に100語くらいの「速さ」で読んでいると
たぶん日本語には訳していないだろうと考える」
と。

(まったく、なあんだ、です。実はほかにも多読とBitesize Writing/Speaking
の類似点は見つかっていますが、それはまたおいおい書きます。)

つまり話すのがある程度の速さになると「考えずにことばが出てくる!」???

この頃、他のみんなからも、いっぱい英語が飛び交うので、スカイプがすごく楽しくなってきました。これを続けていけば、いつか自然な英語で話せるようになるかと・・・・?
で、次は、writingです。

気の置けない友だちと間違いを気にせずに話していると、
「間違えたら恥ずかしい」というブレーキが利かなくなるのでしょうか。
話す速度がきっと速くなっていったのでしょうね。

実はms.mikanさんは英作文スピーキングの達人でした!
相当一生懸命英語を勉強したのだろうとわたしは見ていました。
勉強が災いして、話すときにも Stephen Krashenさんの言う
monitor つまり監視装置が働いてしまって、文法通りに話してしまうのでした。

シャドーイングやBitesize Book Talkなど、いろいろやりましたが、
ms.mikanさんのモニターはなかなかがっちりした装置で、
なかなか壊れてくれなかった・・・

それを壊したのはなんと「なかま」だったのですね!
わたしの現在の夢はフォーラムやTwitterやメールで
Bitesize Writing を当たり前にすること。

そして次の夢はインターネットを使った「なかま作り」です。
Bitesize Speaking の集まりをいくつもいくつも作ることです。
1日中いつでも、毎週いつでも、インターネットにつなげば
気楽に話せる「なかま・友だち」がいて、
5分でも10分でも1時間でも好きな外国語で気の置けない会話を楽しめるーー
そういう「場作り」です。
じわじわとその方向へ進んでいきますからね。お楽しみに!

で、 Bitesize Writing です・・・

先生のブログで紹介されていたどなたかのメールですが、まさに私も同感です。
「何かに心を動かされたとき」「あれを書きたいと思ったとき」まさに、文章が浮かんできます。
Jaremagaという英語投稿サイトに、何度か投稿したことがありますが、「あれを書こう!!」と思い立つと、何故か書けちゃうのです。それで、何度か採用されたことがあります。
(ちょっと最近、「書きたい!」と思うことがないせいか、フォーラムにもどこにも書けない状態です。また、いつか「その時」がきたら投稿するつもりでいますが・・・・)

書きたいことがないときは無理することはないですね。
「その時」を待ってください。その間 White Collar でしたっけ?
イケメンの出るドラマにどっぷり浸っていれば、
遅かれ早かれことばが溢れるはずです。
(実際溢れた人、溢れつつある人たちがいます。
それは「さっさと書く」の次の指針を導入するときに書きましょう。)
おっと、次の段落の返事を先回りしてしまった・・・

そこで、私が思うのは「どうしたら借りる・盗む・真似した英語がするっとでてくるか?」です。B.S.B.T.を作る時は、完全に「借りる・盗む・真似する」が出来てると思います。でも、それは、目の前にお手本の本があるからです。
以前、先生は「いい文章にであっても、それを書き留めてはいけない、メモするな!」とおっしゃっていましたよね。そうすると、私など読んでしまったら、すぐセンテンスが抜けていって、ちっとも覚えられません。だから、書くときに、その文章を応用することがまだまだできないのです。つまり、アンテナがまだ立ってないということでしょうか?それとも、まだまだ壺にたまりきっていないってことでしょうか?・・・そう言われてしまえば、それまでですが・・・
どうすれば、writingの時に、「真似る、盗む・・・」がスラッとできるのでしょうか?

申し訳ないけれど、また壺(樽)に溜まっていないのでしょうね。
でも、メモを執ってみましょうか? ms.mikanさんの場合はメモが
役に立つのかもしれません。何事も実験です。ぜひメモを執ってみましょう。
それで、「借りる・盗む・真似する」に役立ったかどうか、
報告をお願いします!

話題がありすぎて、主題が忘れられてしまった!

さっさと書く、考え込まない、振り返らずに書くーーこれが
言いたかったのでした。どうぞ参考にしてください。