ことばの氷山

Climb は「登る」だろうか?

最近(というのはここ5年くらい?)講演でよく言うのは、
*日本の英語教育、英語学習が役に立たなかったのは
触れる英語の量が少なくて、しかも質が悪いからだという話です。

量の少なさはわたしの「マウス・アート」で説明します。
質の悪さはOxford Reading Treeシリーズのごくやさしい絵本で説明します。
(「さよなら英文法 多読が育てる英語力」にくわしく書いてあります。)

そのOxford Reading Treeシリーズの絵本は A Cat in the Tree で、
この1冊で目から鱗が何枚も落ちるのですが、中でもみなさん驚くのは
はしごを下りてくる様子を climb down the ladder と表現している二個所。

これを発見して以来、わたしたちが学校英語に寄せる信頼を崩すのに
この絵本は大活躍なのですが、SSSの掲示板で climb は登るではないと
書いて以来たくさんの人が「そういえばこんな例がありました」と報告を
寄せてくれます。

たまたまつい最近二人の人がとても示唆に富む例を報告してくださったので
紹介します・・・

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Books will come to … 一つ付け加えます!

ある人から 一つ前の Books will come to … の記事に感想が
届きました。

恐るべきktb-san!(ブログ読みました)
同じ感想を持った人はきっとたくさんいると思うので、
わたしは舌足らずだったと反省しました。
ktb-sanが would について鋭い洞察を得たいきさつを書いたのですが、
わたしとしては「ktb-san はすごいですね」というつもりはなかったのです。
とんでもない! 同じことが中学1年生にも起きたし、ktb-sanにも起きたし、やさしい外国語を場面といっしょに、文字や音や映像を通してたっぷり吸収すれば、だれにでも起きているはずです。
それを言いたかったけれど、言葉が足りませんでした。
みなさん一人一人の中にもしまわれているはずです。
うまくそれを口から手から引き出す方法をいま新著で四苦八苦しながら
手探りの最中! 固唾を呑んでお待ちください!!

ご不要の決まり文句はございませんか? 第2回決まり文句収集日決定!

第2回です。きのうFacebookに出したお知らせです。

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*次回、決まり文句収集日決まりました。
10月13日19時30分から、NPO多言語多読事務所で。
どなたでも!

くわしくは決まっていません。
①案 またドラマを観ながら決まり文句の収集をするか?
②案 一気に Bitesize Writing ≒決まり文句ライティングの実験に跳ぶか?
③案 ・・・まだない! 

お楽しみに! (ゴミの収集日みたい?)

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どなたでも! NPO多言語多読事務所を覗いてみたい、でもいいし、
多読の本棚を見たい、でもいいし、決まり文句の話を聞きたい、でもいいし、
もちろん参加したい、でもいいです。
そのあとたぶん短い間でしょうけど飲みに行くと想うので、
そこに参加したい、でもいいです。

申し込みなどはいりません。ふらっと来てくださって結構!

Books will come to you in good time. 続くときは続いて、続いて・・・続く

一つ前の記事でktbさんのツイートを引用しましたが、
引用許可をもらうときに名前はどうする?と尋ねたのです。

すると、ktb would be nice. という返事が返ってきて、また驚いた。
… would be nice. というのは多少控え目な感じでお願いするときの
決まり文句です。

「名前出すんですか? どうしよう? 照れくさいけど、
ktb ならどうかな? いいかな?」

というような感じでしょうか?
遠慮がちに Tea would be nice. なんていう場面はいくらでもありますね。

わたしはさっそく … would be nice. はどんな場面から吸収したのかと、
再度尋ねました・・・

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Books will come to you in good time. 続くときは続いて、続いて・・・

この表題の話題は 多読からTadokuへ ということですね。
文字を読むばかりが多読の目的ではない。
ほかにもことばを使った楽しいこと、満足できることは
いくらもある、という宣言とも言えます。

ひょっとすると、多読の世界では
「なかなかペーパーバックが読めるようにならない」
という風に悩んでいる人がかなりいるのではないかと
数年前から考え始めました。

最初に書いた宣言は
「文字を読めることが多読の目的ではない」
とも言い換えることができますね。

目的は

「外国語を使えるようになること」

使い方にはいろいろあるし(読書もその一つです、念のため)
使えるようになるまでの道筋もいろいろある!

で、ここではktbさんのツイートから・・・

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