「YouTubeでTadoku」のページで #字幕なし多観 に慣れると、
どういうことが起きるか--NPO多言語多読には字幕なし多観を
楽しんでいる人が何人もいます。
きょうはそのうちから、いわばおとな向け(?)「字幕なし多観」に
移行途中の二人を紹介します。いわばヒツジ語の Shaun the Sheep から
「をさなご英語」の Peppa Pig を通って、原作を読んだことがある
児童映画に慣れて、いよいよおとな向けの映画やドラマを「字幕なし
多観」し始めた段階と言いましょうか・・・
(この移行段階はだれでもこうなるということではありません。)
Facebookでのやりとりです。ちなみにわたしのアカウントは
Kunihide Sakai です。
プリンさん:
昨日、NHK総合でシリーズ1エピ1を見た。おもしろかった。
途中から副音声に切り替えて英語で。
GOTのJohn Snowの彼女Ygritte役だったRose Lesliが主要な役で出演している。
それも、このドラマを見ようと思った理由の一つ。
第1話の途中で英語に切り換えなくてもいいですよ。
何話か観ていると、自然に英語にしてみよう、ということになります。
ならなければ・・・ まだ早い!
字幕なしに気持ちが向くのをゆったり待ちましょう。
ジェミニさん:
自分も、途中から観て、はまりました。英語音声できちんとストーリーを追えるわけではありませんが、見続けたいドラマとなりそうです。
23時30分からのEテレのサイエンス・ゼロがバッティングしますが、そちらは録画で対応となりそう。
The Good Fight はおもしろいです。一ひねり、二ひねりした法律事務所もの。
続いてプリンさんからジェミニさんへ:
おもしろかったですね。私は寝てしまったので録画したものを見ました。書き物をしながら見てたので、最初は吹き替えで。俳優さんたちの生声が聞きたくて、副音声に切り替えました。
法廷ものは日本語でもわかりにくいことがあるので、大体どういう状況になってるかがわかればいいかなって感じです。
GOTなんかは登場人物も多くて、全くよくわからない状態で見てました。😆
Game of Thrones は世界中で大変な人気のドラマ・シリーズですね。
中世ヨーロッパ風の世界が舞台らしいから、ことば自体むずかしいでしょうね。
プリンさんは平気で「全くよくわからない状態で見てました」とのこと。
いいですね。この耐性!
そこで、わたしが口を挟みました:
Kunihide Sakai 法廷ものはアクションではなくてことばで話が進みますからね。英語音声だけというのはなかなかむずかしい。一度日本語字幕や吹き替えで観て、すっかりはまって、状況や性格やひねりがわかったら英語音声だけにする手もありそう。英も米も俳優たちがうまいですからね。できれば本人たちの音声で楽しみたいところ
脚本の練り具合、映像の懲り方、俳優たちのうまさ、台詞回しの表現力、
どれをとっても、日本語を通すのはもったいない・・・吹き替えでも、日本語
字幕でも、ね。
ジェミニさん:
字幕見て良いのですか。でも、多分、面白ければ字幕なしで英語で観てしまうと思います。昔のドラマ「ダメージ」がそうでした。
また Sakai からジェミニさんへ:
あ、そうそう、おもしろければ字幕なしで十分楽しめますよね。字幕を読まない分、表情を観るし、画面をすみずみまで見るしね。ぼくは英語を読むのがものすごく遅くて、大体字幕が2行あると画面が変わる前に読み切れないのです。それで英語字幕を出していると、映像ではなくて字幕ばかりよむことになる。それでずいぶん昔から字幕なしなのです。ずいぶん昔と言うのは40年とか50年ですからね。あ、でも、物語に馴染むまでは日本語字幕や吹き替えもいいんじゃないかな? ぼくはそういうわけで字幕は日本語でも英語も観たことなくて、吹き替えはあの独特のためを作る口跡が耐えられなくて、字幕なしですが。
ジェミニさん:
正月休みにもう一つ面白かったのが、CATVのスーパードラマTVでやっていたアニメ版の’Thunderbirds are go’でした。
これも、字幕なしで楽しめました。😀https://www.superdramatv.com/lineup/SN0000001104.html
ジェミニさんは「サンダーバード」の大ファンです。
だから状況設定も、登場人物も、話の展開もよく馴染んでいて、
字幕なしで十分楽しめるというわけです。
プリンさんも、ジェミニさんも、まもなくまったく知らない話を
字幕なし多観で楽しむようになりそうですね!