よくヨーロッパには何カ国語もしゃべれる!という人がいて、
ぼくらはついつい弱気になるのですが、実際はヨーロッパの
ことばなんてみんな方言みたいなもので、ちょちょっと頭を
切り替えれば話せて当たり前なのです!!
二つの例を・・・
一つはイタリア人のミケーレさん。東京外国語大学で日本語を
専攻した後、やりたいことをやるといってIT企業に鞍替え、
東京に帰ってきたので、ひさしぶりにすろさんと3人で会いました。
そのときわたしは前から聞いている噂を確かめたのです。
イタリア人とスペイン人はたがいに母語を話しても通じ合う
というのは本当だろうか?
ミケーレさんによると、その通りだそうです。
すごいですねえ・・・
もう一つの例ははなさん。大阪に住んでいましたが、
つい先日の記事 の通り、コンフォート・ゾーンを捨てることにして、
オーストラリアへ、あちこちを経由していまはイタリア在住です。
ブラジル人の友達が、イタリア語はポルトガル語と似てるから楽だけど英語はそれほどでも…とか言ってたけどやればやるほど英語とイタリア語めちゃくちゃ似てるやんけ!!てなるし、なぜこんなに多くのイタリア人が英語を喋らないのかわからないです
でもイタリア語をある程度理解するようになったらすいすいスペイン語やポルトガル語が分かるようになるかもしれないと思うと夢がひろがりますね知らんけど
実はわたしはイタリア語のドラマを観ながらシャドーイングを
することがあるのですが、それはイタリア語が使えるようになれば、フランス語、スペイン語、ポルトガル語は簡単だろうと
予想しているからです。
はなさん、一緒にがんばろうね!
(わたしの「がんばろう」はとても「がんばる」の変化形とは
いえないものだと言うのは、わたしの妻ですが。)
おっと、そういえば、英語はそれほどでもないと言っても
日本語からみたら、やっぱりヨーロッパ方言の一つですね。
でも、北方系の方言(ゲルマン語系?)と南方系の方言
(ラテン語系?)とあって、英独蘭丁瑞なんていうのは
北方だから、「英語はそれほど(似ていない)」というのも
頷けます。でも、似てます。
要するに地理的に近いと似てるんですね、きっと。
日本語と韓国語、英語とオランダ語、オランダ語とドイツ語、
ドイツ語とスエーデン語・・・ ということはロシア語関係は
だいぶ違って、英語からもフランス語からも遠いのかな?
たとえばオランダ語は英語ともドイツ語ともそっくり!
オランダの人は英語がうまい! 30年以上前ですが、
英国のコラムニストがオランダ人を前に講演をしたら
英国の聴衆と反応が同じでびっくりした、と書いていました。
そしてもっとびっくりしたのは次に登場したドイツ人の
ドイツ語による講演に同じように反応していた、というのです。
オランダ語の het は 英語の the なのですよ。
オランダ語語の vor は 英語の for で、音は v ではなく f !
そしてヨーロッパ全域にラテン語の長いことばが氾濫!
こんな具合にヨーロッパのことばはたがいに絡み合っている・・・
その意味では西ヨーロッパを考えると、英語から身につけるのは
なかなかよい作戦かも知れません。
また地中海回りののことばをどれか一つで片付けるのもいいかも?
いまは YouTube で世界中のいろいろなことばを「をさなごのやうに」
身につけることが可能になりました。
ぜひみなさんもいろいろ試してみましょう!