決まり文句はいわば「一口大の意味のかたまり」で、
一口サイズをわたしは bitesize と読んでいて、
わたしたちは英語に慣れていないので、わたしたちの bitesize はとても小さいわけです。
録音による実例に解説をつけました。
この録音のやりとりはすべて bitesize の(ほぼ)決まり文句 でできていますね。
その中から、二つの、非常によく出てくる決まり文句に注目(傾耳?)します。
添付した録音ファイルの・・・
*最初に ’S a matter with you? が出てきます。
What’s the matter with you? の最初が声になっていなくて、
しかも the が a と聞こえるよい例です。
What’s the matter with you? は学校では「どうしたの?」と様子を心配する
「質問」と倣っているかもしれませんが、
たいていの場合は「おまえおかしいんじゃないか?」という
けんかを売る決まり文句です。
この場合は、本当に様子を聞いているのと、多少けんか腰の中間くらいですね。
What’s the matter with you? はわずかに5語。
それでもわたしたちが言おうとすると、結構時間がかかります。
それを英語に慣れている人はこんな風に音を落として、軽ーく言ってしまうのですね。
*そして最後に Everything is going to be fine. が出てきます。
聞いたままに繰り返して、同じ短い時間で言えるかどうか確かめてください。
たぶん、同じ時間では言えません。一つ一つの文字を全部声にしていたら、
短い決まり文句といえども一息でポンと言うことはできないと思います。
そこから「音は落ちる」ということが少しずつ分かってくるはず!
追記
最初の投稿では Everything is going to be fine. の fine を OK としていました。
twitterで間違ってますよ-と知らせてくれたたんぽぽのわたげさんとpurinさんに感謝!