2011年に旧掲示板にあった投稿です。
今読むと、これは「絵本の魔法」といっていいような・・・
2271. これは魔法かも THE HOBBITが読めています
ユーザ名(Username): sunny rainy snowy
日時: 2011/8/1(16:05)
——————————7~8年前、アメリカに住んでいる友人から「子どもの本だから読めるよ」といただいたJ.R.R.Tolkienの「THE HOBBIT」、1年に一度くらいは思い立って挑戦してみていたけれど、いつも10ページ程度で断念。日本語で読んでいるから内容は知っているはずなのに、がんばってもがんばっても、英語がさっぱりわからなくて続けて読めなかった。
数年前に多読のことを知り、独自に好きな絵本の英語版を買っては読んでいたけれど、あっという間に本棚はいっぱいになってしまい本代もばかにならない。面白そうな英語の本を探して買うのも一手間だし、いつまでたってもHOBBITは読めないし、成果がさっぱり感じられず、年に数冊読む程度にフェードアウトしてしまっていた。
今年の1月に三鷹市ネットワーク大学による酒井先生の講座を知って、”ダメ元で”と通い出して7ヶ月。自分で読んでいたのは1万語程度の本ばかりだったのに、酒井先生の講座では100語にも満たない簡単な絵本から読み始めました。講座は三ヶ月でお終い。
この三ヶ月でたぶんそれまでに読んでいた英語の本の冊数を越えたのではないかと思う。ただ、冊数はたくさんでも、本当に簡単な絵本ばかりだったし、相変わらず何も進歩したようには思えなかった。
↑ ここです。ここは「GRの功罪」にも通じますね。
やはり絵本の話題と「GRの功罪」は1枚のコインの裏表なのでしょう。
「1万語を越えた本ばかり」 から 「100語にも満たない簡単な絵本」 へ
三ヶ月で読んだ簡単な本の冊数が、それ以前に数年間で読んだ冊数を
越えた--「語数より冊数」の話題にも通じます。
どうしようかちょっとだけ迷ったけれど、それでも本を読むことに飽きてはいなかったので、英語力云々はどうでもいいから本を借りられる環境を失いたくなくて、続けてみることにした。
そして先日、先生から「今日、家帰ったらHOBBIT読んでみて」と言われたときには、どうせまたダメだから…と開く勇気がなかった。1週間して、このままでは先生に合わせる顔がないよなぁ….と、恐る恐るHOBBITを開いてみた。魔法がかかっていた。
今まで、この本の何が難しく感じていたのか、さっぱりわからなかった。
今まで何で読めなかったんだろう。今はなんで読めるんだろう。さっぱりわからない。単語がわかるようになったわけではない。間違いなく、わからない単語ばかり。でも、読める。
これが多読の魔法だ…! と思った。いやはやビックリ。自分でもまだ信じられません。HOBIT、長いのでまだまだ時間はかかりそうだけれど、全部読めるかもしれません。
でも、やっぱり怖いんだな。やっぱり読めないかもしれない。開くのがちょっと怖い。でも、読めちゃう。不思議で不思議で不思議な魔法。
どうか、このままとけませんように!そして、次は「THE LORD OF THE RINGS」を読むことができる魔法も手に入れられますように!
まだまだ、原書で読みたい本たちが、この先にた~くさん待っています(^^)
sunny rainy snowyさんはいまも多読を続けています。
The Lord of the Rings を読んだかどうかは聞いていませんね。
再来週の土曜日に多読サークルに来るはずなので、たずねてみよう・・・
ま、それはともかく、sunny rainy snowyさん、そのまま、Happy reading!