前回の投稿からずいぶん時間が経ってしまいました。
でも、字幕なし多観の普及へ向けて、TwitterやFacebookでは
頻繁に投稿していました。ぜひ Twitter では @kunisakai を
フォローしてください。Facebookでは Kunihide Sakai を
お願いします。
で、字幕なし多観に関係なくもない、やっぱり、結局、かなり
関係あるのではないかという便りが届いたので、紹介します。
ことばの本体は文字ではない、音だけでもない、音の表すものの
奥に山ほど表現されているものがあるという予測の一つの裏付け?!
ご無沙汰しています。海外ドラマSuitsで「キミはオフィスを持っているのか?どうやって持ったんだ、僕はキュービクルだぜ」といった感じの場面がありました。
舞台は法律事務所。けれども、たとえば Ally McBeal や Boston Legal や
などとはちょっと違って、法律関係の話題よりは buddy movie のような、
人間関係のドラマです。
話を肚裡さんの話題に戻すと、法律事務所ではどういう場所に机を持っているか、これが非常に大事らしい。特に角の2面ガラスの部屋は人気があって、
「偉い人」しか入れないらしい。またブックトークになってますね。
cubicleはわからなかったので画像検索で調べました。そして絵とともにofficeと調べたcubicleの対比で今まで思っていたofficeとは変化が起こる。officeの話題って酒井さん達と以前したと思うけど。僕はcubicleの画像検索で出てくるものもオフィスと思ってました。絵は大切ですね。
場面場面で発せられることばを見て聞いて、初めて office や cubicle の
役割と名前が納得できるのですね。ああ、もっといろいろこの話題は
先があるし奥もありますが、いまはここまで・・・
それでオフィスですが、これって日本語と英語でマンションの意味合いがだいぶ違うこととも似ているのではと思いましたよ。オフィスを持っている相手に対するセリフ(その気持ち)などを考えるとね。
ドラマの中に場面があって、そこで登場人物がある気持ちになって、
そこであるセリフを言う、それを聞いた人物がある気持ちになって、
別のセリフを言う・・・ ことばはそういう風に生まれてくるのでしょう。
そして、世界と物語と場面と気持ち(考え)の全部を引き受けて、
そして、以前intoの話で出てきたオフィスにいる男のイメージもまた今では変わってきますね。オフィスの持つ意味だけではなく絵(ドラマ)のおかげで、officeという言葉にいろいろなものが付着した感じです。本来それこそが言葉なのでしょうけど。
出てくる様子そのままですね。ことばには「いろいろなものが付着」している
のですね。
でも、これは多読・Tadokuを通してみなさんが見つけた、
非常に根本的な「ことばの姿」だと思います。
当然、今までにも何度も書いたし、これからもずっと多読・Tadokuに
ついてまわる考え方だと思います。