劇薬シャドーイング--自分のためのメモ
2012年8月 2日
カテゴリ : 多読的シャドーイング
タグ: 劇薬シャドーイング
とにかくわたしは(いつも書いていることですが)、最初にみなさんの背中を押した
だけで、あとはみんさんがすべて報告してくださったことを元にいろいろ考えてきた。
何度もみなさんに追い越された!という瞬間を経験しましたが、
中でも今回の劇薬シャドーイングの衝撃は強烈でした。
今回のメモは音のこと・・・
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* 中学以来わたしは異常なくらい熱心に英語の音を獲得しようと
「お勉強」してきた。
* その結果、極端形にかけてはまず並ぶ者がない(勝手な判断)くらい
きれいに音を出せるようになった。
* これまでさまざまな段階を経てきた。最近は S の音はむずかしい、と
なんだかとっても「達人風」なことを言い始めていた。
* ところが劇薬シャドーイングをやる人たちは、そのむずかしいはずの S の
音を軽々と出して、しかも劇薬シャドーイングを卒業してから半年以上も
経つのにカタカナ音や学校英語の音に戻らない人がいる。
* それに、わたしの「英語の音」は十分分厚くない、と気がついた。
先週も英語を母語とする人たちと話していて、固有名詞を聞き返された・・・
いや、普通、そんなことは気にしなくていいのですよ。
でも、劇薬シャドーイングをやった人たちだったら、ひょっとすると
同じ固有名詞を口にしても聞き返されないかもしれない、と思わずには
いられなかった。
* 劇薬シャドーイングで、呼吸の使い方も変わるかもしれないという例を
いくつか見て(聞いて)、わたしは英語の音は息が足りない、
舌や唇や顎の使い方があいまいなのだと思った。
* これではまるで、新たな「お勉強」になってしまう。わたしが「聞き返されない」
つまり「相手に負担をかけすぎない音」にしていくには、上のような
「個々の事象」に囚われた部分別の改善ではなく、
劇薬シャドーイングで、「根こそぎ変える」方向を考えよう。
* わたしはすでにずいぶん劇薬シャドーイングをやっているはず?
だとすると、もっと「なりきり」を試してみようか?