ついに多読的シャドーイングができた!? フォーラムと一部同時掲載

2011年10月 1日
カテゴリ : 多読的シャドーイング, 多読的おしゃべり, 多読的ライティング
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フォーラムの「みんなでおしゃべり」カテゴリーで

「hulu.comがやってきた!」

というトピックを立てました。

このサイトから送られてくるテレビ・ドラマを見ているうちに、
内容に引き込まれて、ついにわたしにも多読的シャドーイングができた!?

それともう一つ、わたしの大事な研究の一端について・・・

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* ながらシャドーイングができていた!?

ついに多読ができるようになったかもしれない、という報告をブログでしましたが、

ついに 一つ一つの音を聞き取って、それをすべてきれいに再現するのではない
シャドーイング つまり ながらシャドーイング ができている瞬間が何度もありました。

けれどもそういう瞬間に自分がシャドーイングしていたという意識はないのです!
したがって、シャドーイングしていないのかもしれませんが、その前後ではたしかにシャドーイングしていたので、たぶん話の内容に引き込まれたために「耳と口を直結」することができたのではないかと思います。「多読的シャドーイング」ができるようになったのかも?!

大阪でオフ会をやったときに、みなさんにシャドーイングを聞かせてくれと言われて、
やってみたら、みなさん異口同音に「頭で考えてからシャドーイングしている」と・・・
わたしはシャドーイングも「多読的」にはできていないことを思い知らされました。

今回、話に引き込まれて思いがけずわたしがいつも口先で主張している「多読的シャドーイング」を実行できたわけですが、やはり、何をやるにせよおもしろくなければ、という思いを新たにしました。

* もう一つ 何年も前からいつか書きたいと思いながら、書いていなかったこと・・・

これはすごーく大事なことだという予感があるのですが、英語の大きな特徴に、
[b]具体的な物に即して表現する[/b]傾向があると思われます。

わたしたちが[b]「英作文」する英語は抽象的な言葉を使いがち[/b]です。
それはちょっと注意深く英語を聞いていれば(多読的ではありませんが)いくらでも
例が出てきます。The Practice から二つ例を挙げて、今後この話題をもっと深めるきっかけにしようと思います。

一つはすでにブログでも書いた Stay the course. YOUR course. という言い方です。
これは 「そのままでいいんだよ。自分の信じるとおりに進みなさい」ということですが、
それを伝えるのに「船」という具体的な物を使っています。

日本語では英語のように「具体的な物」を使わずに「信念を通す」とか「そのまま」といった、
抽象的な言葉を使うのではないでしょうか。

もう一つは I'm here, Bobby. I'm standing right here. という言い方です。
これは「わたしはあなたを応援している」と言っているのですが、
英語では 「立っている自分」 という「具体的な物」を使ってそれを表現しています。

おお、そうだ、この表現は映画 Stand by Me と同じ表現ですね。
ドラマでは I stand here. と言っていますが、 それはすぐ近くで話していたからで、
これがたとえば電話越しなら I stand by you. と言ったことでしょう。

わたしはまだそういう「英語らしい表現」ができていないと常々思います。
ついラテン語由来の、長い言葉を使ってしまします。

映画やドラマや本をたくさん見て、聞いて、読んで、いわゆる「やさしい、平易な、[b]具体的な[/b]言葉」を使って言いたいことを表現できるようになりたいものです。

おそらくここに書いたことだけではわかりにくい点が多いと思います。
この記事はこれからわたしが研究していく大事な問題の、はじめの一歩です。
この話題はこれからもときどき登場するはず。

もしみなさんが興味を持たれたら、ぜひ意見や感想をメールや投稿やtwitterでお寄せください! :rainbow: