【新たな旅立ち・・・】 朋あり・・・ 「じゅん」さんからメール!
2011年1月19日
カテゴリ : 多読的シャドーイング
タグ: 劇薬シャドーイング, 朋あり遠方より来たる
何度も書きますが・・・ うれしいですねえ、時の彼方から届く朋の便り・・・
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おはようございます。すっかりご無沙汰しているじゅんですが、覚えていらっしゃいますでしょうか?
ミステリー好き、Michael Connelly好き、児童書嫌い、シャドーイング嫌いというとちょっと思い出してもらえるかもしれない?
酒井先生はお元気そうで何よりです。
わたしは昔から物忘れに長け、このごろでは「ぼくの記憶は常に新鮮!」と
開き直っておりますが、みなさんのことはよく覚えていて、
たいしたもんだと思います、我ながら。
ここ3年くらいは、多読は全くせずに多聴のみ、Audibleのプラチナ会員なので月2冊の本(1冊が10時間~20時間くらいの)を聴いているのみです。聴いたPBは100冊を超えました。
これはすごいな・・・ ペーパーバック100冊!
このごろ昔からの仲間に会うとよく 「多読してない」って言われるのだけれど、
とんでもない! 海外ドラマ100本だっていいではありませんか。
「多読」にこだわることはないです! 外国語を通じて何か愉しんでいれば、
あるいは仕事をしていれば、それで十分です。それこそわたしがみなさんに
望んだことだった!
仕事で英語が必要無くなったので、上達等も意識せず、好きなことだけやっている3年間だったのですが、目標設定とか達成感を味わいたくて(100万語とか1000万語読んだときのような)何かしようと思っていたところへ、
劇薬シャドーイングの提案が!!
よし、これだ!と思い、とりあえずチャレンジしてみました。
わ、うれしいな! (【新たな旅立・・・】の続きを早く書かなくては)
言語は多分フランス語・・・BBCのPodcastで多言語っぽいのを探して最初にみつけたのが、これだったので(africanaというやつ)。
10分強なので、休みの日に洗濯物を干す時間と決めてやってます。
休みの日にしかできないので、遅々とした歩みですが、もともとシャドーイング嫌いなので、無理は禁物、このくらいが精一杯です。
それでもお正月休みと3連休とあって、100分くらいは実施しました。
進歩?どうなんでしょうねー、最初は全く解らず、ずーっとアワアワ、もごもご、全然似てない!というより、これは言葉か?という状況(今もだけど)。
でももともと解らない言語なので、ついていけないこと、似ていないことが、あまり嫌にならなかったことが大きな発見でした。
シャドーイングはお好きではない人が多くて、
そこをなんとか試してもらおうと、これからもいろいろ提案していくつもりです。
「似ていないことが、あまりいやにならなかった」--これはうれしい発見ですね。
いろいろなことばを試して、じゅんさんが「わからないけれど気分がいい」という
ことばを見つけられるといいな!
2,3回目くらいで、語尾に~ブカサー(←と私には聞こえる)がたくさんあることに気づいて、これだけ言えるようになったのと、
英語っぽい(というか英語そのものなのかも)コンセプシオンとか、リアビリティとかが聞こえるようになって、言えるようになったくらい
(最初はこんな語が入っていることにも気づいていなかった)。
周りが聞いたら気が狂ったか、としか思われない状況です。もう少し続けて、何か変化があったら報告してみます。
(とはいえ、10時間やるためには半年以上かかりそう)
普通のシャドーイングでは1日5分からはじめましょうと言ってきました。
劇薬で10分というのは続きやすいのか、どうなのか、そのうちまた報告を
お願いします。
そういえば、週間ダイヤモンド1/8号が語学特集(英語と中国語)で、その中に英語力診断テスト(15問)というのがあったのですが、
文法6問、語彙6問、英作文3問で、文法の欄のコメントが、5問以上の正解で
『文法的な正しさ(あるいは誤り)を、知識だけでなく感覚的に判断できるレベル。
定冠詞をつけるか不定冠詞をつけるかで意味が異なってくるのが英語。
これを感覚で判断できればネイティブレベル!』というのがあって、多読だとこの『知識だけでなく感覚的に判断できる』というのが身に付くからTOEICの点数が上がるんだよなーと思いました。
そうです、そうだと思います。
ちなみに私は5問正解でしたが、答えを選ぶときに自信を持って選べるものは1つも無し。
ただ、なんとなくこれが一番自然・・・って思えるものを選ぶと結果として、それがかなりの確率で合ってくる。
何故他の選択肢がだめなのか?という説明が全くできないけど、なんとなくそれ・・・としか言いようが無い。
こんな感じなので自分が英語ができるようになった感覚が持てないけど、
結果的にはどうもできるようになってるらしい、ということになってくるんですね。
学生にもわたしは「考えちゃだめ、勘で答えを見つけるように!」と言います。
体にしみこんだ 勘 のほうが、下手な考えや知識よりはるかに頼りになるようです。
こううい感想を長い間多読・多聴をやってきた人から聞くと、
わたし自身がもう一度納得します。うんうん!って何度もうなずきます。
ちょっと長くなりましたが、貴重な?実験台の報告として(というより、自分に続けるための負荷を与えるために)メールを書きました。
継続できて、何か報告できるような変化があるといいですが・・・。では。
じゅん
第一回の報告をありがとうございました。
メールをいただいて、すぐに「ブログで使わせて!」と返信をしたら、
「どうぞ。でも劇薬シャドーイング挫折第1号かもしれませんよ」という返事が
来ました。ひょっとして、もう挫折しているかな?
でも、挫折したら、それも報告をくださいな--っていうのはなんだか冷たく
聞こえるかもしれませんが、じゃあ、その先どうしようっていうのを一緒に考える
ことにしましょう。
劇薬シャドーイングははじまったばかり・・・
多読三原則のはじまりとほぼ同じ状況です。
いろいろな体験を報告してくだされば、少しずつ、音について
「ゼロからはじめる」ことがどういうことかはっきりしてくるでしょう。
わたしたちの船が風を受けてどこへ行くのか、楽しみにしています。