劇薬シャドーイング 大朗報! 最短時間で変化
2012年3月 9日
カテゴリ : 多読的シャドーイング
タグ: 劇薬シャドーイング
「ako」さん以来シャドーイングに伴う変化をいくつも見て、昨年のYくん、
「XYZ」さん、「肚裡」さん、今年に入って「雲山」さんの例を見て、
シャドーイングなかんずく劇薬シャドーイングに伴う変化の大きさに驚いておりますが、
きょう、また驚くべきことがありました。
6分で変化を感じたというのです・・・
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きょうは世田谷多読クラブの多読講座がありました。
昨年10月から毎月3回、1回2時間の講座を続けています。
10月の最初から参加してくださっているNさんは、最初は辞書を引きたくて
仕方なかったという、かなり学校英語をきちんと学んだ方です。
途中の経過はご本人に報告をお願いするとして、
Nさんのシャドーイングもまた典型的な「きちんとした」発音で、
聞こえてきた音はすべて頭を通過させて、それをきれいな音に「変換して」
口から出すというもの。
どこかで「学校英語の音」は洗い流してもらわねば、と考えていましたが、
その機会が今月訪れたと見て、わたしは電通大のYくんの勧める Sinhala 語の
CDを作って、劇薬シャドーイングを試してもらいました。
すると、はじめてほんのちょっと経ったところで、「??????」
何と言ったか、Nさん自身の言葉は忘れましたが、
「たった6分でぜーんぜん違って聞こえる!」
という意味のことを叫んだのです。
つまり「6分間 Sinhala 語のシャドーイングをしたところで、英語のCDに
変えたら、聞こえ方がまったく違った」ということのようでした。
くわしくは来週もう少し詳しく聞いてきます。けれども、これは大朗報です。
というのは、劇薬シャドーイングによる変化は
6分で感じられる場合がある!
ということかもしれないからです。
シャドーイング、特に劇薬シャドーイングは評判が悪いわけですが、
6分なら我慢できませんか? 6分我慢して、何か変化がありそうだったら
さらに続けてみる・・・ こんなに簡単に先が見えるやり方というのも、
きわめて珍しいのではないか?
そこで、みなさんにも、Sinhala 語のシャドーイングをお勧めします。
まだまだわからないことはいーっぱいあります。
*なぜそんなに簡単に変化が感じられたのか?
*だれでもそんなに簡単に感じられるのか?
*変化が感じられたということは続けやすいということだろうか?
*Nさんの口から出る英語の音に変化は出るのか?
*出るとしたらこのあとどのくらい続けたあとなのか?
*たとえば、Sinhala 語で劇薬シャドーイングに入って、それから
もっと子音の強い未知の言葉に移って、英語に近づいていく、
あるいはほかの目標言語に近づいていくなどの道もありえるのか?
おもしろい課題がいっぱいです。
たった6分なのだから、どうぞみなさんも試してください。
そして結果をお知らせ下さい!!!
(そういえばXYZさんも、劇薬シャドーイングをはじめて数時間で、
リスニングが変化したと報告していたのではなかったか?)