シンガポール大学との多読WS 報告第2弾

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7月11日(金)のシンガポール大学のみなさんとの多読ワークショップは、多読クラス授業に飢えている?私たちにとって、いまだに興奮さめやらぬ素敵なセッションとなりました。
さて、そのときみなさんにアンケートに答えてもらいました。ちょっと驚いたのは、「本を読むことは好きですか」という問いに、全員が、好き、または大好きと答えていたことです。これまでの経験では、20名いたら2,3名は「ほとんど読まない」「あまり好きじゃない」と答えるのですが・・・。確かに、みなさんの本に向かう姿勢は、すばらしかった!
以下に、「多読の読み方について思ったこと」と「今日の感想」をほぼそのまま掲載しました。
入門者でもいっしょうけんめい、日本語を使おうとしているのがわかります。英語で書かれたコメントもぜひ、読んでみてください。「多読」についてごく簡単な説明しかしなかったのにもかかわらず、深い理解が伝わってきます。

回答者の学習歴の内訳は次の通りです。
11名 2または3週間
7名  1年~1年半
2名  5年以上
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Exif_JPEG_PICTURE★「多読」の読み方について、どう思いましたか。

・すごい。

・おもしろい。

・いい読み方だと思います。本をはやく読むことができます。

・たのしかったです。  I picked up some new vocabulary from the books so I feel this is a good way to encourage students of the language.

・It is a great institution as it allows people with many different background and Japanese language skills to  learn more.  This can develop our Japanese reading and comprehension skills further.

・Tadoku enhances our learning by providing books that matches our current proficiency level.  Through reading, we are able to learn new vocabulary and see how the vocabulary we already know is being used.  Tadoku has a unique perspective towards learning—active learning instead of rote learning off textbooks.

・Interesting; enriching; good method of learning Japanese.

・Interesting and different from usual language learning.

・It is very effective in helping me learn.  More importantly, it is making learning Japanese much more enjoyable and faster.

・Tadoku gives me a very interesting perspective on my study and reading.  It is a very effective and very enjoyable experience.  I would like to continue on Tadoku in my further study in the Japanese language.

・Very interesting and it helps me improve my Japanese in a fun way.

・とてもおもしろくて、読むことがたのしくて、やさしいになりました。本からたくさん日本のぶんかに習いました。

・ It’s a stress-free way of practising  and  learning a language I am unfamiliar with.

・It teaches an new  and interesting method of learning a new language; breaking previously established conventions of referring to the dictionary whenever on encounters an unknown word but instead to look at the picture to figure out the meaning on your own. By doing so, we are able to build a better association between the words and the images they represent, thus remembering the word for a longer period of time.

・大学で読む資料が多いので、「多読」の読み方は役に立つと思います。

・外国語の勉強に役立つ読み方だと思います。辞書を引かないで読み続けると、段々本を読むことが面白くなっていく感じがします。(でも、一冊読み終わった後、ちゃんと知らない単語を調べるのも大事だと思います)

・こんな学習方法は日本語を初めて勉強する人はとてもいいと思いますが、JLPT(日本語能力)試験のために言葉や文法や覚えなければなりません。

★今日の感想を書いて下さい。

・色々な本が読めて、面白かったです。

・とても楽しい一時間を過ごすことができました。いつも忙しくて、あまりリラックスの状態で本を読む時間がないからです。

・たのしかったです。もっと読みたいです。Japanese Folktales are very interesting.

・本は全部とてもおもしろいです。

・もっと時間がほしいです。

・今日はとても嬉しかったです! 本を沢山読みました。

・あたらしのexperience.  A unique and interesting experience in learning a new language.

・I learnt a lot though reading so many interesting books.  I think it encourages me to study Japanese harder when I can understand these Japanese words.

・It was fun to read the books made by the teachers at Tadoku.  The teachers were very patient.

・Tadoku is an interesting experience.  It made learning new Japanese words fun and easy.

・Today is the day that makes my reading so happy!

・i felt happy and accomplished to find myself being able to understand the storybooks in the Japanese language.

・Thank you for such a good experience with many interesting books.

・Singapore needs to stock more easy-to-read Japanese books.

・I enjoyed myself a lot.  It was like learning a new language when I was young, which make me feel like a curious child once again, so thank you very much for bringing joy into my life!

・I like the Japanese  Graded Readers Series books.  They teach me many Japanese general knowledge.

・It is still a bit hard for me to understand all the sentences in the books, but I can briefly understand the content.

(粟野)

第2・第4土曜日午後クラス始まっています!

6月の第2土曜日から少人数の午後クラスが始まっています。

遅ればせながら、6月28日の報告を補助にはいってくださっている村岡さんからの報告をご覧ください。(遅れたのは、事務局の責任です。すみません)

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参加人数:正規3名プラス見学者2名 計5名

①第2回目なので、まず絵をよく見ることを中心にORTを楽しむ時間をとる。

②CDを聴き始める。(まずゆっくり絵を見て一度読んでから、CDを聴きながらもう一度読む。文字を隠して聴くなど。)

③全員でBook Talkを行う。 一人ずつ自分で気に入った本、または気に入らなかった本を紹介。その理由とともに。)

*全く英語に自信が無いとおっしゃるAさんは”Splish, Splash,Splosh!”、”Yell!”,”Flop down” など、音を表す表現に興味津津。易しい絵本の中に、こんなに知らない英語がたくさんあることに驚いていました。私たちはその新鮮な気づきがとても大事だと感じました。

*中3男子のB君、ORTの6を読んでいて、絵の中の面白いものを次々とつけて楽しんでいました。彼はハリーポッターの映画の中で何が好きかと問われて、「パディントン駅の9&3/4の壁をカートを押して通り抜けるシーンが一番好き」とすぐに答えました。こんな風に自分の好きな場面や内容をすぐに言えるなんて、素晴らしいと思います。

*酒井先生からは、Poor Old Mum の中のoldの意味は何か?とかget into my pajama というwearを使わない言い方の面白さなど、絵を見ているからこそわかる英語の本物の表現をいくつも紹介されました。みなさん多読の楽しさを少しずつですが実感できたと思います。

*ブックトークで、「気に入らなかった本」について、どうして気に入らないのか話す、というのもありなんですね。面白いです。

(村岡)

7月4日 金曜多読講座(英語)の報告! bite-sizeと読み聞かせ

図書館本の校正で報告が遅れております。
それで、7月4日の金曜多読講座の報告は以下の短いメモだけにします。

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@シャドーイング Mさん、OKさん
@一口大 Glad you are back.  これを一語のようにポンと口から出す!
@英作文スピーキングのことは「町の名前」 で説明する!
@意味のかたまり → 獲得段階では一口大

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で、このところのわたしの関心は一口大にかかりっきりです。
どう講座の中で進めていくか、
どうみなさんに(受講生そしてこのブログを読んでいるみなさん)に説明するか?
それよりもなによりもわたし自身が一口サイズ・bite-size をどう考えるか?

で、7月4日の講座でMさんが大事な一言を・・・

「読み聞かせたい絵本には一口サイズの本がない!」

なるほどです。参りました・・・
楽しくない絵本を読み聞かせしてもしょうがない、です。
でも、我慢してくださいとわたしは言った。

「シャドーイングと同じで、楽しくないけれども、学校英語の毒を洗い流すには
少し我慢して楽しくない絵本でも一口サイズのために読み聞かせしてください!」

これは正しかっただろうか? いや、妥当な答えだっただろうか?
無理矢理納得させなければいけない指示なんて、やっぱり間違いでは?
(「話す・書く中心クラス」は1年から1年半で卒業してもらいます」という
無理矢理設定したゴールがわたしに無理をさせているのか?)

で、南阿蘇オフからかえってずっとそれが気になって、考え続けて、
あれこれ頭の中でひっくり返して、やっと少し整理がつきました。
やっぱりをさなごのやうに吸収獲得していくのが一番だろう、と。

↓ こういう結論です、今のところ・・・

・・・芸術絵本の内容にほれこんで読み聞かせをするのは、
絵本読み聞かせの会でやってもらおう。いまは芸術絵本の内容ではなくて、
こども向けの絵本の、リズムや音の楽しさを掘り下げる読み聞かせを
中心にしてもらおう・・・

 

 

7月7日(月)韓国語多読の会報告

すっかり報告が遅くなってしまいましたが、7月7日(月)七夕の夜、8回目の韓国語多読の会が開催されました。

参加者は8名 (そのうち、初めての方が3名)。それと、中高一貫校で国語を教えていらっしゃる先生が多読に興味を持って見学に来てくださいました。

今回も、まず初めに多読の4つのルールを確認してから、各自好きな本を読む時間をとりました。

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それぞれのペースで絵本を読み進めていきます。中には、読んだ本を記録するシートがもう4枚目に入った方も(1シート10冊)。決してスピードや冊数を競っているわけではありませんが、「たくさん読む」、つまり生きた韓国語をたくさん体に取り込むことが多読の大きな目標です。

4つのルールのひとつ目は「やさしい本から読む」というものですが、韓国語多読の会でおすすめしている一番やさしい絵本とはこうようなものです。

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文字は1ページに1行程度しかありません。絵だけのページもあります。「こんなの簡単すぎる」と思うかもしれませんが、小さい子どもに向けられたやさしい言葉の中には、上級者であっても初めて聞くような韓国語らしい表現がたくさん出てきます。

このレベルの絵本は、新宿区の大久保図書館でもいくつか借りることができます。

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しばらく一人で読んだ後は、「朗読の時間」。というのも、今回とても嬉しいことに横浜で韓国語を教えていらっしゃるネイティブの韓国語の先生がご参加くださっていたのです。

突然のお願いでしたが、こころよく絵本の読み聞かせを引き受けてくださいました。生の朗読を聞く機会に恵まれて、参加者のみなさんも、そして私も大喜び!

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一冊目に読んでいただいたのは、「귀여워 귀여워」

お母さんが子どもに向かって、「泣いていても、笑っていても、怒っていても、何をしていてもおまえがかわいい。それはお母さんがおまえのお母さんだから」と、愛情を込めて語りかけている絵本です。

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先生の朗読の声がとてもやさしくて、じーんと感動しました。読み終わって先生がぽろっとおっしゃった「お母さんの愛は変わらないけど、子どもが変わるんですよ。」という一言には笑ってしまいました。

続いて、ちょうど七夕の夜の開催だったので、韓国の七夕のお話「견우와 직녀」を読んでいただきました。

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日本とは少し展開の違う七夕の物語にみな興味深々。この絵本では、離れ離れの二人のためにカササギとカラスが体を寄せ合って橋を作ってあげることになっていましたが、先生が子どもの頃に聞いたお話にはカササギは出てこなかったそうです。

美しい朗読を聞くことができて、本当にすてきな七夕になりました。

残りの時間は、「自分たちも声に出して絵本を読んでみよう」ということで、お近くの人と好きな絵本を音読する時間にしました。いつもの通り、絵本を囲んでにこにこわいわい、楽しい時間です。

そして、今回は夢のようなサプライズが・・・

いつも「韓国語多読の会」を応援してくださっている韓国留学の「aah! education」さんから、絵本の贈り物をいただいたのです。しかも、本好きの社長さん(竹内一郎さん)が直々に選んでくださったという選りすぐりの絵本たち。今まで多読の会でご紹介していた絵本とはまた一味違った味わい深い作品ばかりです。

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参加者の方々からも、「これはおもしろい」という声が続々。先生に朗読していただいた「귀여워 귀여워」も、実はいただいた本の中の一冊でした。

会を支えてくださるたくさんの方々、そして明るく楽しい参加者のみなさん、항상 고맙습니다!
次回は7月24日(木)19:00~21:00です。ご参加お待ちしております!

(渡辺)

7月11日(金)シンガポール大学学生と多読ワークショップ!

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7月11日(金)、日本研修旅行中のシンガポール大学の学生さんたち24名と多読ワークショップを行いました。4日から京都、大阪、東京と回ってきて、ほぼ最終のアクティビティです。

前の晩までは台風を心配していましたが、夜のうちに東京を通過してくれたようで、一安心。無事に事務所から大量の本を運び、7つの島を作って、一行を出迎えることができました。メンバーの内訳は、日本語を始めてまだ3週間という学生が半分ぐらいで他に1年以上の学生もちらほら。

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簡単な日本語での自己紹介がてらの「チャット」の後、多読の読み方の説明をして、早速、多読が始まりました。

日本語を始めて3週間というのに、レベル別日本語多読ライブラリーのレベル0
を快調にどんどん読んでいく人が多かったのにはびっくり。

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声を出しながら順調に読む・・・。

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ときどき「ふふっ」と笑いながら・・・。

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昔話が面白いそうです。お気に入りは「舌切り雀」

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ひとつのイヤホンを分け合って、聞き読みを楽しむ。

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先生に助けてもらいながら読む・・・。

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右端の彼は、1時間のワーショップ中に20冊も読んだ強者!
みなさん、真剣な顔をしてどんどん読んでくれました!
特に一番人気があったのが「西町交番の良さん」シリーズ。作者の松田緑センセーが来られなかったのが残念!

最後に、学生3人からお礼の言葉とお土産までいただきました。

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お気に入りの一冊を持って、記念写真。

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「はい、チ~ズ!」じゃなくて、「良さ~ん!」

あっという間の楽しいセッションでした。
明日は、第2弾、学生さんたちからのフィードバックをお知らせします。お楽しみに!
(粟野)

 

 

 

 

7月3日 木曜多読講座(英語)の報告!

みなさん、英語にすっかり慣れてきて、すごいですね。
2時間のうち、かなりの時間を英語で過ごしています。
木曜日の人たちは時間のある人が多いせいもあって、
借りていく量、読んだり、聞いたり、観たりする量もすごい!

で、いろいろあるのですが、きょうの焦点を一つだけ報告。「一口サイズ」のことであります・・・

追記:間違えてこちらに投稿してしまいましたが、ま、いいや、このままにします。
NPOの公式ブログにも同じものを投稿します。

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英語多読:ビジネスパーソン向け連続講義報告

ビジネスパーソン向け講義

ご報告が遅れましたが、3月より、1ヶ月に一度、ビジネスパーソンが多く集まる英語サークルで、出張英語多読講義を行っています。この英語サークルは、10年以上前から酒井理事長とつながりがあり、当時も出張講義を行っていたそうです。そのくらいサークルのみなさんは長く多読を楽しまれているとのこと。

そこで今回は、当NPO英語多読講座で行われている「絵からはじめる多読」「絵を読む多読」から始まり、酒井理事長のブログでも報告されている「一口大、一口サイズ」の話や、学校英語を洗い流すことをテーマにしたり、音が落ちるという「チャーチルマティーニの法則」「マクドナルドの法則」、そして、字幕なし多観のすすめと、盛りだくさんで講義を行っています。(それぞれの用語については酒井理事長の「町の名前をひとつ」ブログや、当ブログの酒井理事長の記事をご覧ください)

ここで講座と講義の違いをごく簡単に説明すると、講座は受講者のみなさん一人一人の顔や様子を見て、それぞれにあった支援をしますが、講義はどちらかというと普段は個々に多読を行っている方々に役立つ講義という形になっています。ですので、講義中はみなさんとても真剣に耳を傾け、講義後は質問も多くいただきます。

この様子を受け、当NPOでも、各回テーマを決めた短期連続講義を開催してみてはどうか?と考えています。これはビジネスパーソンだけでなく、普段、定期的に講座に通うことが難しい方、現在、自分で多読を行っている方、そして多読というのは耳にしているけど、実際にはどんな風に自分が変わっていくのか疑問に思っている方まで、どのような方でも参加していただける内容です。決まり次第、こちらでもお知らせしますので、楽しみにしていてください!
(大賀)

ビジネスパーソン向け講義

6月26日 木曜多読講座(英語)の報告!

報告が遅れております・・・ただいま「一口大」と図書館本の仕上げで忙しくて・・・
・・・急ぎます。

*Pizza Pat を一口大の最後の方に (わかりにくいですね。)*House M.D. で 聞く・言う の同時成長を?
*Book talk で、Yさんの文章がすばらしい。借りてきた文ではないのに・・・

Some them was having lunch. Some were sleeping. One of these was playing with a piece of straw.

うーん、もちろんこれからもっと整っていくでしょうが、
それはそれとして、こんなに構成の分かりやすい文章を何気なく書いてきて、
口頭で発表できるというのは・・・! 先が実に楽しみです・・・

「よむよむ文庫」新刊が出ました!

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7月2日(水)、アスク出版の編集者Aさんが、新刊を抱えて事務所に届けに来てくださいました。
3月、4月、5月・・・と慌ただしく制作を進めてきましたが、やっと形になりました。
レベル別日本語多読ライブラリー「にほんご よむよむ文庫」レベル0の第3巻です(アスク出版 CDつき2300円 税別)。

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レベル0は、日本語学習の入門者向けのごくやさしい読みものです。ひらがなが読めて、簡単な挨拶と簡単な動詞や形容詞をちょっと知っていれば挑戦できます。わからなければ、まずは絵を見て楽しめばいい、そして朗読音声を聞きながら想像して・・・とやっているうちに読めてきます。
わずか200字~400字程度のやさしい日本語で、オチのある、まとまりのある話を書くことは、かなり難しいことですが、あーだ、こーだと3か月奮闘したおかげで、バラエティのある6冊ができました。締切の厳しい中でがんばってくださったイラストレーターのみなさんに感謝です。
内容は、イソップ物語、日本の文化紹介もの、創作など。版画を使った絵本風のものや写真とイラストを組み合わせた効果を狙ったものなど、ビジュアル面でも新しい試みがあります。
表紙画像はこちらです。→http://tadoku.org/release/2014/07/03/1456
ぜひ、みなさん、ご利用ください!

今年度中にレベル4も出版する予定です。とびきり面白い原稿募集中!
今度は一つ一つ大変なボリュームになります。効率よく進めなくては・・・と一同気を引き締めているところです。応援のほどよろしくお願いします。
(粟野)

 

6月29日(日)「英語多読指導入門」(第2回)の報告

6月29日(日)13時半~15時、『英語多読指導入門』(第2回)が開催されました。

講師は都立国分寺高校英語科教諭(前都立大田桜台高校)の鈴木徹さん。講座の参加者は、多読指導を始めてみたい中学・高校の先生方を中心に15名でほぼ満席でした。
鈴木さんは、前任校の大田桜台高校の多読授業がテレビ朝日で放映された映像を紹介し、多読授業の実践結果を基に次のようにお話をされました。
「日本の英語教育に足りないものは『量(experience)』と『経験(meaningful use)』であり、多読ならこの両方を同時に達成できる」
「太田桜台高校では、多読多聴によってGTEC等の外部試験でReading, Listening, Writingすべての分野において全国平均以上の伸び率で生徒が伸びている。文法問題集等は一切生徒にやらせていない。大田桜台高校では多読しても英語の成績に加算されないのに生徒は3年間読み続け、しかも年を追うごとに生徒の集中度が高まっている。これは楽しくなくてはできない。楽しく、自分の意思で、たくさん読むことが大切」
「いま、“多読”と称して、“Tadoku(やさしいものからたくさん読む)”とは全く異なる授業をしている中学・高校があちこちで見られる。いきなり難しいレベルの本を読ませたり、各学期や長期休暇に課題図書として強制的に読ませたり、試験範囲に入れたりして縛るのでは“多読”とはいえない」
参加者の皆さんは鈴木さんの話に熱心に聞き入り「生徒はどのように多読した結果を振り返っているのか?」「多読の時間を捻出するには?」「どのように多読図書を選定しているのか?」など質問が続き、講座終了後も鈴木さんを囲んで活発な質疑応答が続きました。
上記と同一内容の「英語多読指導入門」(第3回)が7月13日(日)に開催されます(参加費無料)。参加を希望される方は当NPOまでFAX又はメールにてご連絡ください。

さらに具体的な多読授業の運営については、当NPOで9月以降、開講が予定されている「多読支援者講座」で紹介いたします(開講が正式に決定次第、当NPOのホームページにて告知いたしますのでお楽しみに!)。
(伊藤)