日本語クラス/にほんごの本を読む会

日本語の多読授業があちこちで始まった・・・

昨年あたりから、海外や日本国内の語学学校や大学、高校で日本語多読授業が始まったというニュースが届くようになってきました。今日は、都内某私立大学のS先生による選択科目、多読クラス第1回目の報告をおとどけします。
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2月6日、27日 日本語多読の会の報告

飛び飛びになってしまいましたが、日本語多読の会の報告です。
2月6日(金)
EさんがクラスメートのLさんを誘って、一緒に来ました。
ふたりともJ日本語学校の生徒さんで、この日本語学校では多読の読み方の指導があり、Lさんは学校でよむよむ文庫のレベル4までは読んだとのことでした。いろいろな本を見てから、宮崎駿の「千と千尋の神隠し」、筒井康孝の「時をかける少女」を読むことにしました。Eさんは「おちくぼ物語」など2,3冊を読みました。

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2月3日「NOPPERABOU」の試写会に行ってきました!

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報告が遅れましたが、2月3日(火)、短編映画「NOPPERABOU」の試写会に行ってきました。(@なかのzero)
これは、すでに10月にここでお知らせした通り、2009年にしんじゅく多文化共生プラザの日本語多読クラスに来ていたクリス・マッコームスさんが、私たちの「よむよむ文庫」の「むじな」を読んで、それをヒントに仲間と作った映画です。スタッフ6人で試写を見に行きました。(左から2人目の男性がクリスさん)
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「映画中に本がはっきり映りますよ」と聞いていたとおり、本も登場。多読をした人の中には、これまでも自主的にお話を書いてくれたり、扮装してブックトークをしたりという人はいたけど、映画を作ってしまったというのは初めてです!

さて、映画は・・・ほどよい怖さ?に仕上がっていてさらりと意味深な終わり方もよかった。スタッフの一人からは「彫りの深い西洋人を『のっぺらぼう』にするのは大変・・・」との感想も上がっていました(笑)。

「よむよむ文庫」レベル3、Vol.1を初めてクリスさんが読んだのは、2009年7月2日。
NPO多言語多読のトップページのキャッチアップ動画「多読授業とは?」パート1に読んでいるところが映っています(証拠の映像は35~37秒あたり)

詳しくはこちら→https://tadoku.org/blog/blog/2014/10/24/1203

3月1日には、銀座で上映会が行われるそうです。
こちらをご覧ください。→http://www.tokyo-cowboys.com/

 

1月の日本語多読の会

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日本語多読の会の報告が滞っていました。年が明け、常連のCさんが忙しくなったようで、1月は4回とも、マレーシアのEさんだけの参加でした。

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イタリア・フィレンツェの多読コース!

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英語多読が成果を上げ始めた頃、2002年からスタートした日本語多読。本を作るところから始め、少しずつ実践もしてきました。共感して下さる先生仲間も増え、また海外で始める先生も少しずつ増えてきました。
今日は、イタリア・フィレンツェでの多読クラスの様子をご報告します。

先生のIさんは、アスク出版から「レベル別日本語多読ライブラリー」が出版される頃、連絡をくださった方で、イタリアからリライト作品を何回も送っていただきました。「にほんご多読ブックス」に彼女の作品が2作品入っています。常に多読を支援、協力して下さっていたIさんですが、それでも多読授業を始めるまでに8年!という長い歳月がかかりました。上司と同僚の理解、カリキュラムの問題、本の準備など、海外で多読授業を始めるには大きな壁が立ちふさがっているのが現状です。

めでたく、この10月から試験的な多読コースが実現したのは、フィレンツェにある「スクオーラ・トスカーナ」という語学学校。普段は週に一回、普通コース(文法・会話中心)を受けています。校長が多読に大変理解ある方だそうです。
以下、I先生の報告(要約)です。
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コースは1回90分×10回で、希望者を募ったら6名集まりました。
年齢は22歳~61歳の方がいます。
全員レベル0から始めてもらい、今は、一番進んでいる人がレベル3に入りました。
受講者はとても楽しんで本を読んでくれています。1回に一人4~6冊の本を読みます。(予想以上に速 いスピードです)
多読にハマってくれる学習者がこんな身近なところにいたなんて、私にとっては驚きでした。
彼らには、まだまだ本当に本が足りません。
学習者をぐいぐい引っ張ってくれる初級前半レベルの読み物がたくさん欲しいです。

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(私たちが書いた本がずらり!「〇〇さんのおすすめ」という付箋が貼ってあります。ふむふむ、やはり「良さんシリーズ」人気者・・・。)

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写真の学生さんたち、すごーく熱心に読んでいます。
自力で読んでわかる・・・この喜びは大きい!

6名のうち、一人がリタイア、あとは5名が1月からも継続受講希望だそうです。
悩みはとにかく本不足。どうにかならないものか・・・。
(粟野)

11月21日(金)第10回 日本語多読の会

参加者は2人。

初回からずっと通っている中国のCさんは、ものすごい集中力で一回に10冊~20冊軽く読んでしまいます。今日も、まずは多読ライブラリーのレベル2をひとセット読み、その後は絵本を読み進めていました。はじめて来たときにはひらがなを読むのがやっとというレベルでしたが、ぐんぐん日本語を吸収していっている様子が見てとれます。

韓国のCさんは、数回お休みしていましたが、久しぶりに顔を見せてくれました。今までの聞き読みスタイル(CDを聞きながら自分も声を出す)を少し変えて、今回はCDを聞くときは自分は声を出さず、自力で読むときはCDを聞かない、というふうに読み方を使い分けて進めていました。しばらく多読ライブラリーのレベル2を読んだ後は、絵本を手にして、楽しそうに笑いながら読んでいました。

2時間ほど読んだところで、今回も今日いちばん好きだった一冊を紹介してもらいました。

韓国のCさんが選んだのは「象のトンキー」。おなかをすかせて芸をしたトンキー、象を殺さなくてはいけなかった青年の気持ちを思うととても悲しい、戦争は悪い、と話してくれました。中国のCさんも前回この本を「いちばん好きな本」として紹介したばかりだったので、「いつ読みましたか。先輩ですね!」なんていう会話もありました。

中国のCさんの一冊は「最後の葉」。オー・ヘンリーは知っていたけれどこのお話は初めて読んだそうです。病気で気持ちが弱っている友人のために雨のなか葉の絵を書いたおじいさんと、そのおじいさんの死というストーリーを話してくれました。日本語の吸収が早いこと。

今回はふたりでゆったり静かな会でしたが、来週は誰が来てくれるでしょうか。楽しみです。

(渡辺奈緒子)

11月14日(金)第9回 日本語多読の会 

2014年11月14日(金)
参加者は3名。
初めて参加の中国人LTさんはAsia Link主催「社会人×外国人留学生の交流イベント『ASIA Link cafe vol.16』10/17」で、私たちと会ってNPO多言語多読を知った人です。「どんなところかな」という興味と「自分の日本語のレベルアップを図りたいから」と来てくれました。3月に大学院を卒業し、今は就活中とのこと。

マレーシアEさん、ノルウエーEさん、3人だけで静かな多読クラスが終わるはずでしたが、今日はブックトークの代わりに、3人が日本語で自分の思いや考えを話し出し、にぎやかにぎやか。日本語のレベルは全く違うのに、いい話し合いが続きました。ちょこっと日本人スタッフも入れてもらいました。
残念なのは、LTさんはこの時間に他での勉強会があり、続けては参加できないと。
それから、今日まで無欠席だったCさんがお休みだったのですが、風邪でもひいたのかなと心配です。
(田中)

11月7日(金)日本語多読の会 8回目

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2014年11月7日(金)
参加者は、8回休まず出席の中国のCさんを含め6人。

マレーシアのEさんは、今日も日本語学校の友達3人を連れて来てくれました。10月から日本語の勉強を始めたばかりの台湾のKさん、来日したばかりのインドネシアのOさん、そして、もう1人は台湾の大学で4年日本語を勉強してきたLさん。

初級の2人は、やさしい絵本をスタッフといっしょに読んでから、よむよむ文庫レベル0へ。Lさんはよむよむ文庫レベル0から読みだしましたが、やさしすぎ~~と言って、次に、漫画「スラムダンク」をはじめて日本語で読みはじめました。時々にやにや笑いながら!
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クラスの終わりに、面白かった本を紹介してもらいました。新しい仲間のひとりは「木村家の毎日 いただきます」で「おみそ汁は右」を知って感動?したようでした。もうひとりは「一郎、学校で」。最後のところが面白かったと。Sさんはもちろん「スラムダンク」。Cさんは「象のトンキー」をあげ、悲しいがおもしろいですと感想を述べ、最後に「戦争は悪いです」と結びました。ここに来るようになって2か月も経っていないけれど、感想まで言えるようになっています。

Lさんは「猿の尻尾はなぜ短い」で、ストーリーを一生懸命語ってくれました。Eさんは「鶴の恩返し」。今日は一回だけの音読でストーリーを覚え、ほぼ間違いなく語ることができました。次には、内容をもう少し短く話せるといいなと思いました(でも、この「短くする」というのが実はハードルが高いことなんですが)。

今日も6人それぞれが、とても楽しそうでした。
最後に、「よむよむ文庫」の良さんシリーズの挿絵が、自分たちの学校の岡田先生の描いたものとわかって、みな大興奮でした!
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(田中)