日本語クラス/にほんごの本を読む会

8月5日タイ・バンコクでの多読セミナー第2弾!

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すでにご報告したように、6月20日にタイのバンコクで日本語教師向け多読セミナーを行いました(NPO多言語多読、Child Connect共催)が、その後、バンコクでは教師たちの勉強会が立ち上がり、じわじわと多読が広がりそうな気配・・・。その中心になっているのが、サイアム大学で多読授業を実践されている山口さん。かつてのNPO英語多読講座の受講生でもあります。
8月5日に、その山口さんが、バンコクの邦人向け「メロディー幼稚園」で英語と日本語の多読セミナーを行ったそうです。
以下、山口さんの報告です。

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6月28日(日)新宿区大久保図書館で日本語多読ワークショップ!

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6月28日(日)、東京・新宿区立大久保図書館主催(協力:NPO多言語多読)の日本語多読ワークショップが、大久保地域センター(2階に大久保図書館があります)の会議室で開催されました。
図書館で、外国人の方が日本語の本を読むお手伝いをしたいというのが、私たちのかねてよりの願いです。ですから、このワークショップは、記念すべきはじめの1歩とも言える試みでした。

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6月16日東京日本語教育センターでの多読ワークショップ2回目!

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また、東京日本語教育センターにお邪魔しました。
ところが、この日はオリエンテーションがあったそうで、参加者は3人。初級の学生さんでした。

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しかも、みなさん、家が遠いということで、レベル0を30分ぐらい読んで帰っていきました。
聴き読みしながらクスクスと笑ってくれて反応がよかっただけに残念!
レベル0の木村家の毎日シリーズや西町交番の良さんシリーズが人気でした。
このワークショップ、また9月に出直します!

5月19日東京日本語教育センターで多読ワークショップ!

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5月19日(火)15時半~17時
NPO多言語多読から徒歩5分のところにある、東京日本語教育センターで多読ワークショップをしてきました。東京日本語教育センター(旧国際学友会)は、昭和10年に政府が設立した老舗中の老舗日本語学校。200人ほどの学生が進学を目指して勉強しています。
多読を紹介するため、放課後、多読ワークショップを開かせていただきました。

事前の申し込み状況は、なんとたった1人と聞いていたので、どうなるかと思っていましたが、当日の放課後校内放送のおかげで、2人が4人に、さらにわらわらと増え最終的には20人が集りました。この学校では中国・台湾の学生が多いと聞いていましたが、参加した学生の国籍は全員非漢字圏、インドネシア、インド、ラオス、チュニジア、セネガル、タイなどでした。
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(食堂を使って。5テーブルに分かれました)

4月に来日したばかりの学生がほとんど。さすがに日本語で読書したことのある学生は1人もいません。「よむよむ文庫」、「にほんご多読ブックス」のレベル0から読んでもらいました。朗読をききながらの学生も、読むだけの学生もいましたが、ほぼみな快調に読み進めていました。
見学にみえた先生方も学生が集中して読んでいる姿をみて、読めるものなんですね~と感心していらっしゃいました。

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(多読の説明はしなかったのですが、辞書を引く学生はほとんどいませんでした)

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(ときどき先生と話しながら・・・)

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(絵本も楽しんでいました)

みなさん、1時間ぐらい読むと、みなさん少しずつ終了モードで帰っていきました。この後、部屋で宿題や勉強だそうです。
最後まで集中して読んでいた学生さんは、レベル2の「ヘンゼルとグレーテル」。少々難しいのではないかと思ったのですが、「子どもの時読んで大好きだったから、楽しかった!」と読了しました。すごい!
本を辞書も引かず読めた、その楽しさをちょっぴりでも体得できて、本がまた読みたいと思ってくれたら嬉しいです。アンケートをみると、みんなこのワークショップはよかった、次回も参加したいと答えてくれていました。もっと読みたい人は、NPO多言語多読に来てくださいとチラシを渡しましたが、さて、どうでしょう。わずか徒歩5分の距離ですが、これがなかなか「遠い」のです。来月もワークショップする予定。また報告します。
(川本)

 

 

 

 

 

 

 

 

ベオグラード大学の日本語多読「にほんごでどくしょ」報告

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会員の高橋亘さんからの報告です。
こちらも「図書館多読」です。

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先日、前の職場であるベオグラード大学(セルビア)を訪問し、多読時間を見学してきました。訪問から1か月も経ってしまいましたが、その時の様子をまとめました。少し長いですが、どうぞご覧ください。

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日本語の多読授業があちこちで始まった・・・

昨年あたりから、海外や日本国内の語学学校や大学、高校で日本語多読授業が始まったというニュースが届くようになってきました。今日は、都内某私立大学のS先生による選択科目、多読クラス第1回目の報告をおとどけします。
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昨日、学部生の読解の授業で、多読を実施しました。
用意した本は、アスク版の多読ライブラリーです。
学生は中国人、ベトナム人の1年生と3年生の11人でした。みな日本語力は能力試験2級程度です。
最初は「ちゃんと読んでくれるかな」「おしゃべりを始めちゃうんじゃないかな」と、とても心配したのですが、みなさんにいただいたアドバイスをもとに授業の目的や方法を説明し、本を並べて授業を始めると、みんな一言もしゃべらずに夢中で本を読み始め、いつもおしゃべりがうるさくて黙らせるのに苦労している学生まで、黙々と本を読みふけっていました。
レベル1~2ぐらいから読み始めた学生がほとんどでしたが、レベルのことを気にせず興味のあるものを選んだのかいきなりレベル4から始めた学生もいました。この学生はそのコマのうちに一冊読み終わることはできませんでしたが、付箋をあげると、読んだところまでに付箋をつけ、そこまでの話をみんなの前で楽しそうに話していました。
読書時間終了後に読んだ本について話させたのですが、この時も、普段口が重くてうまく話せない学生が、熱心に読んだ本について語っていました。多分、大成功なんだと思います。
ちょっとおおげさですが、長年の読解授業のモヤモヤがすっきり解消したような気分です。
みなさまのご助力のおかげです。これから前期15回、多読を続けようと思います。

それから、この日、もう一つ面白いエピソードがあります。
この大学は留学生の数があまり多くありません。そのため、日本語のクラスに来ないと留学生の友達に会えないため、私の授業には、もう日本語の単位を取り終えた学生も、寂しさをまぎらすためか、時々教室に遊びに来ます。(そのときは、「おしゃべりをしたら追い出すけど、黙って見てるのはいいですよ」と、釘をさしてから座らせておきます。)この日も上級生が一人来ていたのですが、みんなが熱心に本を読んでいるのを見て、自分も読ませてくれといっしょに読み始めました。そして、その授業時間が終わって、同じ教室で次の時間の私の文法の授業が始まっても「次は授業がないので残って読んでいたい」と言って、下級生たちが文法の練習問題をやっている間、ずーっと教室の隅に座り込んで、黙々と本を読み続けていました。
そして、その日の私の授業が終わるころ、「あー、おもしろかった」と言ってお礼を言って帰って行きました。
「暇だったらまたおいで」と声をかけると、「時間があったら来ます」と言っていました。
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多読授業特有の、教室が水を打ったようにシーンとして、夢中になって読む学生の姿が目に浮かびます。
普段口の重い学生が一生懸命話したり、上級生がずっと教室の片隅で本を読みふける・・・いいなあ。この授業が、学生さんたちの心の何かに触れたに違いありません。
「こんな本、やさしすぎると言って、馬鹿にして読まないのではないか」と最初はS先生、ずいぶん心配されていましたが、うまくいったようで私たちも一安心。
あと14回、ぜひ、楽しい読書経験をしてもらいたいと思います。
(粟野)