すでに何回かご報告していますが、今年6月のバンコク多読セミナー以来、会員の山口さん(サイアム大学日本語講師)が、現地で多読普及に尽力されています。さらに二つの多読セミナー報告が届きましたので、紹介します。
11月多読セミナー報告
山口ひとみ
日時:2015年11月14日(土)17時〜19時
場所:泰日経済技術振興協会付属語学学校(ソーソートー)
参加者:15名程度
11月14日にタイのバンコクにある泰日経済技術振興協会付属語学学校(ソーソートー)で多読セミナーを行いました。この語学学校では3か月に1回、夕方勉強会を行っており、今回の夕方勉強会(本セミナー)には常勤・非常勤の先生を合わせて15名程度の先生方に参加していただきました。セミナーの内容は次の通りです。
1. 多読とは何か
2. 多読の効果
3. 多読のルール
4. 実践紹介
セミナーの最初に、多読ライブラリーを見たことがあるかと質問したところ、本自体を見たことがある先生はほとんどいませんでしたが、頷きながら聞いている熱心な方もいました。そして、セミナーの中では、実際に多読の本を手にとって読んでもらい、まずは本を知ってもらうようにしました。
参加者からの質問
● レベル1から縦書きだが、学生の反応はどうか。
● 本はいくらか。
● 授業内で多読を10分間実施しているとのことだが、学生は読み終わるのか。
● 多読ライブラリーは、使用語彙などをコントロールしているのか
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日本語学習者の多いタイでも「多読ライブラリー」は知られていない様子です。
まだまだこれからですね~。ぜひ、これからも読んでわかる楽しさを学習者に届けていきたいと思います。
孤軍奮闘する山口先生、応援していますので、どうぞよろしくお願いします。
(粟野)