10月9日水曜多読講座の報告です!

順調に歩んでおります!

もう昨年の秋からの人たちは自立していますね。
自分にどんな本がいいか、どんな本が Read-Aloud に適しているか、
聞き読みならこのレベル、読むだけならあのレベル、と自分で判断できる。

  (自立をもう少しくわしく「離陸」と名付けて近いうちにくわしく説明します。)

にもかかわらずわたしはみなさんの歩む一歩、一歩を詳しく知りたくて、
延々と読書相談に時間を使ってしまいます。そのためにみなさんが絵本の
Read-Aloud (読み聞かせ とも)をしているところを一緒に楽しむことができない!
Book talk の様子を観察することもできない!

次回からは一人一人の読書相談は我慢して、古手のみなさんとは2週間に1回にします。
そして、新しく参加した人のそばには毎週ぴったりついて Read-Aloud、
古手のみなさんの Read-Aloud に耳を傾け、book talk を観察する・・・

そして、古手のみなさんの聞き読みシャドーイングをもっと丁寧に支援する!
そして徐々に聞くだけで楽しめる方向へ向かう。

以上は自分に対する誓いです。破れません。

おお、そういえば・・・

何人かの受講生がハロウィーンに(10月30日水曜日!)劇を上演するそうです。
脚本はきのう木曜日に構想ができあがって、わたしは Prince Pumpkin だとか。
えーい! ハロウィーンまでにお腹をへこませてやる!

きょうは書くことがいっぱい! 9月25日水曜多読講座(英語)の報告です。

きょうの講座は驚きでした。
こんなことになるなんて、夢にも思いませんでした。
長くなります・・・

まず、Mさん:お孫さんがアメリカに住んでいます。そのお孫さんのことをメモとして英語で書き始めたのだそうです。読書相談の時にそのメモを読んでくれました。分かります!

数週間前からわたしは受講生のみなさんを book talk から small talk (世間話)へと誘い始めましたが、Mさんのお孫さんメモはまさにそれを書くことで実現したわけです。

講座のみなさんは、自分から行きたい方へ歩み出す! これはNPO講座の勲章だと思います。自律的学習者という言葉が最近はやりですが、NPO受講 生のみなさんはそんなもんはとっくに越えて、自律的実践者になってきました。それも1年と1ヶ月で! なんとも言えません・・・

Nさん劇場:先週絵本の読み聞かせで「踊り出した」Nさん。今回は講座の始まる前に受講生に役を割り振って、劇を始めてしまいました! いや、まだ 読み聞かせと芝居の間くらいなのですが、YさんとUさんがこれに乗って、「そこまでやるか!」という演技になり、このまま行くと間違いなく劇になりそうで す。

中学校で英語を教えていた時にはよく劇を使ったというUさんはNさんに先を越されて、「よーし!」という顔をしていました。さあ、来週、いや、2週 間先はどうなるのか? みなさん、まるで小学生に戻ったような天真爛漫の動き、表情、反応・・・とんでもない「お祭り空間」が出現するかもしれません。

英語教室が当たり前のように、芝居小屋になっていく--一体だれが予想し得たか? いや、だれも予想できなかった! Nさん劇場ほどではないですが、信じられないほど早い変化が顕れたのは・・・

Small talk :上に書いたように、多読と多聴と多書(フリー・ライティング+本紹介のメモ書き)と多話(ブックトーク)から進んで、今はそれで蓄えた英語を「身の回り のこと」を話す方向に移れないだろうかと実験を繰り返しています。きょうは何人かの人と読書相談の間にわたしから身の回りのことを質問しました。

すると、みなさん平気で初めて聞かれた質問にどんどん答えるのです! これも本当に驚いて、興奮して、わたしはその人たちに 「来週はわたしに質問してください」と言いました。

これは次第に二人一組で small talk をする方向へ行きたいためです。
今はbook talk をグループでやっていますが、small talk まで始めると、グループでやっていては一人一人の話す時間が短くなります。そこで、二人一組で互いに身の回りのことを話し、そこにもう一人が質問をして、 答えることにすれば、かなり英語で話す時間が長くなるのではないかと期待しているわけです。

そのほかうれしかったことは、女性のYさんが1ヶ月のタイ滞在から帰国して講座に復帰!
Eさんが新たに講座に加わって、ORTの字を隠して絵だけ見るところから始めました。
かなり絵を見るのに慣れている様子です。次回が楽しみ!

さて、毎週お客さんが数人ずついるというにぎやかな水曜多読講座ですが、きょうはOxford Reading Tree をゲーム・ソフトにした会社から、本体とソフトを持ってきてくださったTさん(お名前は実に美しいのですよ)が講座を見学してくれました。最後に Tさんが早速メールで送ってくださった感想を引用して、この長い報告を終わります。

本日は、突然お邪魔させていただきありがとうございました。
出席されている皆様が、読み聞かせや朗読を楽しむ姿を見て、
語学学習は本来こういった形であるべきなんだろうと改めて感じました。
とても貴重な体験でした。本当にありがとうございました。
私も英語をもう一度がんばろう!とメラメラと意欲を燃やしています。

来週はわたしがドイツのミュンヘンにいるので、休講です。
午後1時から3時までは本の交換のために事務所を開けます。

では、わたしからは再来週まで、Enjoy English!

次回は自習! 9月20日金曜多読講座の報告です!

このところ金曜日も水曜日と同じように・・・

最初の1時間はそれぞれに多読・多聴・多観(DVD)、その間に一人一人と読書相談。
次の1時間で、絵本の読み聞かせと英語 and/or 日本語のブックtalk、並行して読書相談続き。

・・・という時間配分になっています。

きょうの話題は「次回は自習にしましょう」です。というのは、わたしは遅い夏休みで、28日の土曜日から10月6日までミュンヘンに行きます。そこで、金曜日の講座は次回10月4日はなんと! 自習!!

その心は・・・ いつものように午後7時から9時まで事務所を開けて、「講師はいませんがみなさん本を取り替えに来てください、そして来たみなさんでゆっくり話すのもよし、普段読み残している絵本をじっくり読んでもよし」
というわけです。(講座1回分には数えません。)

できれば、講師がいなくてもいつものように静かに読んだり、聞いたり、読み聞かせやブックトークをしたりと、講師がいないだけで、いつも通りに活動してくれるとうれしいですね。あるいは講座とは関係なくみんなで何かおもしろいことをする? それもいいですね。

おお、それで水曜多読講座の読み聞かせでとってもおもしろいことがあったのに、書かずにいたことを思い出しました。Nさんは読み聞かせの素材に Eric Carle さんの絵本 From Head to Toe を持って来ました。これは大きな絵本で、ページを開けると左には大きなペンギンが1羽いつものsけール野大きなタッチで描いてあります。ペンギンは I am a penguin and I turn my head. Can you do it? と書いてあります。(amazon.comではこのページが見られるようになっています。)右のページは女の子が首を横に向けている絵です。こうして動物たちが次々に子どもに、「こんなことできる?」と問いかけて、子どもが I can do it! と真似をして見せます。

NさんはSさんを動物役にして、自分は I can do it. と叫びながら体を動かしてみせました。うーん、こんな読み聞かせもあるのか!? いや児童英語教室では当たり前なのかな? それにしても「いいおとな」が「いいおとなたち」の前で、動物の動作を真似してみせる、Sさんはオウムの声を演じてみせる--とってもよい風景でした。

金曜日の夜は会社勤めの人が多いので、読み聞かせにしろ、book トークにしろ、準備は出来ない人が多いのですが、金曜日も負けずに何か楽しいことをやりましょう!

Mさんの多読的スピーキング(9月18日水曜多読講座報告)

9月18日水曜多読講座(英語)の報告です!

きょうはただ一点に絞ります。Mさんが英語で話し始めました。
その兆しはここ数週間あったので、これまでの報告で予感としてお伝えしています。

Mさんはなんと「奥の細道ウォーク」という催しに参加していて、10年間にわ
たって芭蕉の旅した跡を歩いてきました。その最終回の一つ前に1日目から6日目
まで(6日目は台風18号で旅館で足止め!)どこをどう歩いたか、英語で説明し
たのです。

ひじょう簡単な言葉だけでしたが、Yさんの英語と見事に通じるものがありま
す。(そこにわたしは多少興奮しているのですが、ここでは短く書いて、「町の
名前をひとつ」でくわしく書きます。)一言でいえば、「英作文スピーキング」
と「多読的スピーキング」の違いと言えるのではないかと思っています。

英作文スピーキングは(概して)
I… から始まり、きちんとピリオドで終わる。
文法が正しい! けれども、リズムや音の区切りが内容の勢いや意味の区切りと
ずれることがあって、聞いている人は多かれ少なかれ、頭の中で咀嚼してから意
味をくみ取ることになる。

多読的スピーキングはほとんど逆で・・・
文を話そうとしない。言いたいことを表すために、頭に浮かんだ一語をとにかく
口に出します。だから、きちんと終わろうとしません。当然、文法は無視です。
一語か、せいぜい二語か三語でいったん切れます。たとえば First day…
twenty-four キロメートル… seven hour… lunch one hour といった具合で
す。動詞はなかったのではないかな? I… から始まらないというだけでも
たいしたものです!

もちろんかなり訥々とした話し方ですが、「いいたいこと」からまとめて口にし
てしまうので、聞いている人には負担はほとんどありません。言いたい語が出て
しまったら、Mさんは沈黙してわたしの顔を見ます。質問か促しか、それを待つ
ようです。

Yさんの初期も同じように一語からはじまる多読的スピーキングでした。Yさんは
昨年の9月から受講して5か月で多読的スピーキングをはじめた先輩で、今はか
なり長い文をリズムよく話しています。MさんもきっとゆっくりゆっくりYさんの
跡を辿っていくことでしょう。Mさんのもう一つの「奥の細道」でしょうか。

Yさん、Mさんはもう引退した年齢で、英語はかなりゼロに近い人たちです。
ちなみに、金曜日のKさんは若い男性で、最近は見事な多読的スピーキングに
なってきたと思います。けれどもKさんははじめ英作文スピーキングに近かった
のではないかという記憶があるのです。違っているか? きょうのクラスで確か
めます。

Yさん、Mさん、Kさんの今後をお楽しみに!  (酒井)

’13/8/30 NPO多言語多読 酒井邦秀 広島市立安佐北中学校訪問

8月30日に広島市立安佐北中学校に行って多読の話をしてきました。
この学校は来年度から中高一貫校になるそうです。それで、英語多読をとりいれようということになったというわけです。昨年度冬に教師対象に話しましたが、2度目の今回は、中学1年生80人を対象に実際に多読ワークショップをしました。
「絵をしっかり見よう! Oh, no! や cross を探そう!」というと、素直に探す子どもたち。カワイイ! 何回でも行きたい!!
この安佐北中学校は、広島市で唯一の公立中間一貫校ということで、注目度も高いようです。
中国新聞、テレビ新広島が取材していき、テレビは、早速その日の夕方、ニュースの中で授業の様子が2分流れ、新聞のほうは翌日の朝刊の記事に。ということは、広島では「多読」もまだまだ馴染みがないってこと。安佐北中学校のケースがうまくいくよう、これからも支援していきます!(酒井)

新聞記事なども紹介していますので、下の記事もあわせてご覧ください。
「NPO多言語多読:中国新聞・テレビ新広島に取材されました。」(事務局より)
http://tadoku.org/news/2013/08/30/573

 

第2回多読セミナー参加者の声

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遅ればせながら、8月4日のセミナー参加者のアンケート(回収率75%)をまとめました。
参加した方も、参加しなかった方も、ぜひご覧ください。
みなさんの感想・要望は大変参考になります。次回をお楽しみに!

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「JGR多読文庫」に4つの新作品登場

JGR多読文庫に新たに4作品が加わりました。

昨年は、レベル0や1の低いレベルを増やそうというのが作成会の目標でした。
しかし、なかなかそれは容易でなく・・・。ボツや保留になったものが多い中、レベル1『どうして海の水は塩からい?』が、どうしてシリーズの一つとして、中山とおるさんという挿絵家を得て実現しました。

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第2回 多読セミナー 大盛況!

8月4日(日)第2回多読セミナーが開かれました。(都立大田桜台高校にて)

今年は、午前10時半開催、午後5時終了という1日の長時間セミナーです。
全体会と別に、日本語と英語に分かれての分科会も設けるなど、昨年より一層中身の濃いプログラムをと、計画しました。
し かしながら、そんな長い時間のセミナーにどのくらい来てくださるか、集客に関してはハラハラしっぱなし・・・。7月中旬でもまだ目標の半分にも届かず、気 を揉みましたが、結局、スタッフ含め101名が集まり、ホッと胸をなでおろしました。英語関係者と日本語関係者はほぼ6対4の割合でした。

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