英語多読講座だより(火曜午前クラス、3/17)

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3月17日の火曜日講座の報告です。
(4月に入り、講座は全クラス中止となっています。3月17日、今から思うと遠い昔のよう・・・)

コロナウィルス感染拡大の影響で、開始時間を遅くして月一回の開催になった火曜日講座ですが、この日は講座生が3名来てくださいました。なんと体験者も3名参加でした。いつも通りに前半は読書相談、ブックトークとい流れで行いました。

ブックトークの様子をご紹介します。

41o7z9kBx+L._SX335_BO1,204,203,200_NIGさんはMy Best Book About Me という手のひらサイズの本を紹介。
この本はピンクの本(NPOの本はすべてレベルを色シールで分類しています)、つまり一番やさしい絵本の分類に入ります。
NIGさんは、やさしい絵本から学ぶことが多いという話をしてくれました。
この本にも骨の部位で知らない単語が一つあったそうです。それは「骨盤」。skull とかkneeなどは知っていたけれど、さすがに骨盤は知らなかったとのこと。

ピンクや赤の絵本には学校英語では絶対に教えてくれないけれど生活の中ではよく使われる単語が出てきます。ですから、講座生には難しい本だけでなく、ピンクや赤の本などのやさしい絵本もバランス良く借りていってくださいね。と伝えています。

 

Hさんは、Cynthia Rylant のI Had Seen Castlesを紹介してくださいました。51DZ4gCPyPL._SX317_BO1,204,203,200_
Cynthia RylantというとMr.Putter &Tabbyというほのぼの絵本が有名ですが、その人が全く違う趣の本を書くことにまずびっくりしたとのことでした。
内容は、ピッツバーグの一青年の目から見た第二次世界大戦での経験。日本での戦争描写ではなく、アメリカの青年の戦争経験、目線の違いが興味深かったそうです。日本人をJapと呼んでいたことが、ちょっとショックだったそうです。

 

 

Mさんは、Shaun TanのMEMORIALの紹介。61T1qr8CfaL
主人公Iの曾祖父が戦争から帰還したときに植えられた木にまつわるお話。
とても重みのある、何かを訴える本だったと語ってくれました。

ブックトーク中、あまりにリアルな絵に「写真じゃないのですか?」とNIGさん。
そうなんです、Shaun Tanの絵は本当に緻密です。

いつもMさんは本の中で印象深かった文を取り上げてくれるのですが、今回は、
“That memories won’t die. Memories, they’re ever-livin’ things”

これこそが、作者の訴えたいことだったのですね。

 

41+8HMJ8yXL._SY333_BO1,204,203,200_私からは、ついに自分で買ってしまったという絵本を紹介。
MILLIONS OF CATS
実はこの本は多読仲間のRuiRuiさんの素晴らしい読み聞かせを聞いて以来、ずっとほしかった本でした。この本は1928年、約100年前の初版以来、今でもずっと読み継がれている本です。
絵はモノクロで字体も独特。老夫婦が猫を一匹飼いたいと思い、おじいさんは猫を見つけに出かけます。ところが何百、何万という猫がおじいさんの後をついてきてしまいます。

最後に今日の体験者の方から感想を聞きました。

*この日が体験を含めて4回目なので、その度にORTを読んで、この家族に愛着がわいてきた。今日はフロッピーがどのようにして家族の一員になったかを知り、ますますこの家族が好きになった。

*ゼロから体験の時に文字のない絵本のCDを聞けなかったので、今回聞くことが出来てよかった。

*ゼロから体験も参加してなく、今日が始めて。英語を勉強するのではないところが魅力。文字のない絵本から始めるのはびっくりした。

嬉しいことに今回3名全員が入会を決めてくださいました。
コロナウイルスが心配される中、ありがとうございました。
ますます、多読仲間が増えることを願っています。

(火曜講座担当 Kmamaこと大滝)