1月12日地域日本語支援者養成講座(岐阜県可児市)で「多読」講演をしました!

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1月12日(日)、岐阜県可児市国際交流協会主催「地域日本語支援者養成講座」で、多読についての講演とリライトワークショップを行いました。
会場は、可児市多文化共生センター フレビア。 市が建設し、NPO法人可児市国際交流協会が運営を任されているそうです。図書資料室や研修室があり、ここで、さまざまな日本語教室、母語教室、就業支援などが行われ、地域の外国人に利用されています。わずか人口10万人の新興都市ですが、人口の5-6%にあたる外国人のための施設を建ててしまうところが、すばらしい! 公設民営のモデルケースとして注目度も高いと聞いています。事務局長の各務さんによれば、新興都市だからこそできたことなのだそうですが。

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さて、朝10時、講座開始。
20名ほどの参加者を前に、「授業に多読をとりいれよう!」と題し、お話ししました。
「多読」について聞いたことがある方と、まったく初耳という方は五分五分。
「語彙や文法を覚えて積み重ねても、あまり効果がない。私たちの英文読解がそうだったように・・・」と言うと、みなさん、あちらこちらでうなづいてくださいました。
いつものように、「教えないほうがいい」「わからない言葉は飛ばしていい」という話になると、ちょっとびっくりした顔でこちらをじっと見つめていた方も。とにかく参加者の反応がよく、話がしやすいこと!
百聞は一見にしかず、で、私たちが昨年まで続けて来たボランティア多読クラスでの成果をなるべくたくさん動画で見ていただきました。
みなさん、興味をそそられた様子で、
「どうしてもこの単語の意味だけは辞書を引きたい、という学習者にはどう対応したらいいのか」
「読んで楽しんだら、読めたことにして次々に違う本を読むのか」
「従来の、語彙+文法の授業と多読を組み合わせることの効果は?」
質問もいくつかポンポンと出ました。

その後の、Oxford Reading Tree を使った、絵のない本から始める英語多読体験をしていただきました。わずか15分程度でしたが、「世界を読む」ということの意味、伝わったでしょうか。

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「climb」は、「登る」と答えてくださった方が、降りるシーンで、climb downとあるのを見てちょっとびっくり。では、climbの意味は・・・?こうした積み重ね、経験が言葉の習得には重要ということを感じるきっかけになったらいいなと思いました。

午後は「リライトワークショップ」

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4人ずつ5つの班に分かれて、レベル0のイソップの「アリとキリギリス」あるいは「北風と太陽」を作成。
よくしたもので、班にお一人は絵の上手な方がいらっしゃって、みんなで協力しながら、作品ができあがっていきます。
語彙表の語彙からときどきはみ出てしまう言葉遣いも混ざりましたが、絵の役割を十分理解した上でのお話作りは、出来も上々でした。
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ところで、部屋の後ろでは、この時間、フィリピンの方3名が、初めての多読に挑戦してくれました。ひらがなはなんとか読める、でも教科書しか読んだことはない、という方たちです。
最初は、ノートと鉛筆を抱え込み、一文一文写したり、ローマ字で読み方を書いたりしていましたが、「本の内容を楽しんで下さい。何も書かなくていいから」というと、鉛筆を置き、徐々に本の世界に浸るように。
聞き読みもしながら、多い人はレベル0から1まで10冊近く楽しんでいきました。2時間以上座って本を読んでいる姿は感動的でした。
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さて、ワークショップの方は次に「蜘蛛の糸」または「注文の多い料理店」の冒頭部分をリライトしてもらいました。班での共同作業にみなさん、とても熱心に取り組まれ、途中で止めづらかったのですが、4時を回ったところで終了、発表してもらいました。
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結局、朝10時からなんと4時半過ぎまでおつきあいいただきました。きっと相当お疲れになったでしょうが、あっというまの一日でもありました。

東京から遠く離れた岐阜県可児市のみなさんとこうして交流できたことは本当にありがたかったです。
これを読んで興味を持った地方の国際交流協会の方、ぜひ、こんな機会があったら呼んでください!!!
多文化のメッカ、東京都新宿区にいるくせに、実践も普及もままならない私たち・・・。ときどきくじけそうになりますが、参加者のみなさんの感想に励まされました。以下に紹介いたします。
参加者のみなさん、呼んでくださった可児市国際交流協会のみなさん、本当にありがとうございました。
(粟野)

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(アンケートより抜粋)

1.参加の動機をお聞かせください (地域日本語支援者養成講座全体への参加動機も含む)

D:フレビアの日本語教室で試行錯誤しているのでいろいろな日本語の学び方を知りたい。

E:外国人の児童生徒を学校で教えています。日常会話は上手なのに授業についていけない子どもに語彙をどう増やすかが、今の私のテーマです。読書が必要だと思い、多読のヒントになると思って参加しました。

G :実際教えて(2時間)見て、なかなかに難しいことが判ってきた。わかりやすい(理解しやすい)指導法があるならば習得したい。

I:日本語サポーターをやっているので多読はどんなものか知りたいと思いました。

2.本日の内容はいかがでしたか

A:大変わかりやすい内容でした。多読について理解できました。正しい方法でできるかどうかわかりませんが、やってみたいと思いました。

B:「多読」について初めて知って興味深く感じました。「教えない」ということにびっくりしました。しかしその分、ひとりひとりの性格や様子を把握するこ とがとても大切だと思いました。午後からのリライトのワークショップはレベルに合わせて表現や語彙を考えていくのがとても難しかったです。人によってでき あがった物が違っておもしろいと思いました。

C:多言語多読という言葉を初めて知りましたが、とても興味深く参加させていただきました。まず、自分が英語版を体験したことで、この多読のよさを実感することができました。作成する部分の大変さもありましたが・・・。

D:しっかりした教材があるのがよい。段階的に上級にすすめるので達成感が得られると思う。個人別にレベル対応ができる。等々良い参考になりました。(原文のまま)

E:「楽しくたくさん」多読の意義がよくわかりました。日本に長く住み会話はできるが読み書きができない人の支援に有効だということがわかりました。また、私のテーマの「語彙を増やす」ための支援にも取り入れようと思いました。ありがとうございました。

F:初めて聞くことばかりで、勉強になりました。おもしろかったです。個々にどこまでのレベルか考えるのかは難しいと思いました。今の教室にどう取り入れるか考えていきたいです。学習者が満足でき、教える方にとっても成長や変化が見られるのは嬉しいことだなあと思いました。

G:確かに16年間英語を学んできたが、英文本を読むことは現在ない。理解も難しい。英文で多読の効果をこれから実施してみたい。

H:楽しくリライトできました。多読(聞く、話す、書く)で自然に体に記憶できることに驚きです。

I:先生の話し方や内容がわかりやすかった。限られた語彙や表現を使って簡単に書きかえる作業は、難しかった。文章を読む時、わからない言葉をいちいち辞書を引かなくても飛ばせばいいということを知りました。

J:今、日本語教師の養成学校に通学しています。文法+語彙の教え方を学んでいますが、問題点があることがとても理解できました。教えないことが学習に役だつ考え方は、学習者の立場に立ったすばらしい考え方だと思いました。リライトは、とても難しく頭を使い疲れましたが、とても楽しかったです。

K:勉強になりました。多読について基本的なことを知り、少し経験できてよかったです。

L:多読と文法や会話中心の日本語教育とをうまく組み合わせながら、学習者のニーズに合わせた勉強ができるような環境ができたらと思いました。多読は、わかるという喜びが、さらなる学習意欲や生活と結びついた日本語の習得につながっていくと感じました。「教えない」ということの難しさを感じつつ、大切さもとてもよくわかりました。

M:とてもわかりやすく興味深い内容でした。ワークショップは難しく、考えるのが大変でしたが、とても良い経験になりました。

N:語句の意味をひとつひとつ説明することに時間を費やしていました。わからない言葉を飛ばしても、多読することで、体に言葉が染み込むことがとても重要ですね。

Q:多読という勉強方法は知っていたが、具体的な教室活動がイメージできなかったので今回理解できてよかったです。実際に英語の多読をしてみた時に絵だけで何を伝えたいのか考えることがとても大切だと実感することができました。自分の中では、今回読んだ3つのレベルのうち、レベル2が読みやすかったです。(絵と文章1文)

R:とても参考になった。良い方法だと思った。クラスの中で、一部分的にでも取り入れることができるのではないか。日本人が、日本語を学んできたような幼児期―幼児―子どもー小学生・・・プロセスを踏んでいけば外国人も自然に日本語を覚えていくことができるのだろうが、それには時間がかかりすぎる。クラスの中で、この方法を取り入れるのが具体的の様に思える。

S:まず、楽しかったです。少ない語彙で、限られた文法で文章を作るのは大変難しかったです。外国人の方が、熱心に本を読んでいたので、読むことができる喜びは、大きいと思います。

3.今後の自分にどのように役立てたいと思いますか?

B:難しい表現を易しい表現にすることが役だつと思いました。英語の多読体験もおもしろかったので、自分でも取り入れてみたいと思いました。既存の教え方だけではなく、いろいろな方法があるんだと知って、これからも幅広くアンテナを張っていようと思いました。

H:レベルの区別を自分がしっかりとおぼえないといけないかな。学習が楽しんで本を作ることができると感じました。一人一人を見ることが大切で見守ることが、大切かなあ。

J:語彙+文法にとらわれず、多読等含め様々なアプロ―チで学習者に何が適切なのかを自分なりに考えたいと思います。

K:本市の日本語講座等に活用できるか検討したいと思います。

L:図書館との連携方法等を考えながら、多読を取り入れた日本語教育について考えていきたいと思いました。

M:機会があれば多読を取り入れてみたいと思いました。その反面実施するには、私自身の勉強も必要だと思いました。

Q:現在、中学生に英語を教えているが、教科書や参考書では理解できていないときがあります。今回の多読の勉強法を知って、授業に少し取り入れてみたいです。また、自分が英語を学ぶとき、日本語を教えるときにも役立つと思います。

全文はこちら

1月8日 水曜多読講座の報告です!

あけましておめでとうございます。
今年も多読講座の様子をお知らせしていきます。
よろしくお願いします!

年の瀬のリニューアルで少し広々とした事務所で、
新年最初の講座が開かれました。

(ボランティアのみなさん、ありがとうございました!)

いつものように講座開始30分前に事務所に着いて、まずびっくり!
なんともう6、7人の人が来ていた・・・
そして10時20分からNさんによる「脱学校英語発音講座」が5分間。
そもそもこれがすごいでしょ。まあ、びっくりです。

で、講座がはじまって最初にさかいから新年の決意を伝えました。
いわく 「スロー・ダウン!」
昨年は怒濤の1年間でした。受講生のみなさんがあまりにすばらしいので、
わたしも興奮して突っ走りました。

それで大変な研究成果がありましたが、
社会人受講生の伸びのすばらしさも分かったし、
どんどん自分のやりたいことを見つけて伸びていく闊達さも分かったので、
今年はじっくり落ち着いてそれぞれの伸びを見守るようにします。
開講当初からの受講生はみなさんすっかり自立していて
「やりたいことをやればいいのだ、
さかいさんには必要と持った時に助言を求めればいい」
と考えているようです。(もちろんその通りです。わたしはできるだけ
大声や興奮でみなさんの邪魔をしないようにします。)

きょうの展開はまさにその方向に進んだのでした・・・

メニューはいつもの通り。
東と西のテーブルは聞き読みシャドーイングから始まって、
わたしは一人一人のそばに行って「そのまま」とか、「もうちょっと
早い素材を」とか、「これは気に入った、これをシャドーイングしたいという
素材を見つけましょう」などと助言。

両テーブルとも30分を経過した所で 絵本の読み聞かせと book talk へ。
和気藹々と、しかし中身の濃い時間になった様子でした。

「様子」と書いたのは、わたしはその間南のテーブルで、読書相談をしていたのです。
南のテーブルは講座に参加してまだ2ヶ月にはならない人たちで、
絵を見るのに慣れた人は絵+音へ、さらに絵+音+文字へと、
それぞれに進み具合、普段の忙しさなどを勘案して次週への課題を提案しました。
TOEIC750点の人や、もう100万語読んだ人もいて、
そろそろオレンジ・ラベルに入りかけていますが、
ピンクと赤の絵本はまだまだ毎週10冊ずつ持って帰ります。
これは飽きるまで、あるいは全冊読み終わるまで、続けてもらいます!

最後の25分はみんなスクリーンの方に向いて、Look and Ask。
きょうは多読的ライティングから立派なプレゼンテーションへ飛躍してしまった(!)
Mさんのヨーロッパ旅行シリーズ第1回。
そこでまたすばらしいことが・・・

Nさんがファシリテーター(仕切り役?)を買って出たのです!
わたしはみなさんのやりとりをただニコニコと見ていればよかった!!
これはもう限りなく理想に近いクラスです。
Nさんのinitiative(率先?)を参考に急遽、わたしはもうファシリテーターを
しないことにして、次の発表者Yさんの時にはUさんが、
その次の発表者の時はSさんにファシリテーターをお願いすることにしました。

で、Nさんのファシリテーターでヨーロッパ旅行のスライドを見せてくれたMさんの
発表がまたすばらしかった。

1週間かけたそうですが、何百枚もの写真の中から、
みんなが質問しやすいスライドを選び、ご自分の写真で満足できない時は
もっといい写真をどこからか持って来てスライドにしてありました。

その上みんなから質問が出なかったら、Mさんの方からみなさんにする質問を
用意してあった! すごいですね、すごいですね・・・

これはもう今年もどこまで翔るかわからないぞ!
でもわたしは スロー・ダウン!

追伸
いずれ聞き読みシャドーイングの感想も受講生同士で言い合ってもらおうかと
考えています。読み聞かせやブックトークはわたしが引っ張らなくても
みなさんそれぞれのinteractionでよい方向に行こうとしているのだから、
シャドーイングだって、同じようになるのではないか?

事務所のリニューアル!

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明けましておめでとうございます。
2013年も多くの方に支えられながら、何とか運営してこられました。どうぞ本年もよろしくお願いいたします。

さて、年末の25,6日には、ボランティアのみなさまが駆けつけて、事務所の片付け、本棚設置、本の整理をしてくださいました。遅ればせながらそのご報告を。

だれが来てくださるか、何人来てくださるか・・・もしかしたら、片付け途中で時間切れかもしれないと不安でしたが、日本語多読のメンバーを中心に、1年ぶりの方や、友人まで誘って参加してくださった方、会社帰りに差し入れを届けてくださった方など、14人+理事たちが片付け&忘年会に参加して下さいました。本当にありがとうございました。いやー、久々にわいわいがやがや大勢での協働作業、楽しかった-!!

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12月25日 水曜多読講座の報告です!

My Roots

今年最後の水曜講座でした。

前半は一人5分ずつ、さかいに尋ねたいことを質問する時間に。
みなさんそれぞれに悩みや希望や注文がありました。
全部「カルテ」に書いておきました。

時々(時間があれば毎回?)こういう風に受講生がわたしに質問する
機会を作らなければと思いました。というのはMさんが「読む聞く時間がない」と
悩みを語ってくれたのです。

Mさんはすでに書いたようにくわしいメモを作ってきて small talk を超えて
プレゼンテーションに近い話を英語日本語まじりで語ってくれます。
その出来はすばらしいもので、多読的ライティングを超えてessayに近いもの
なのですが、数日かかってしまうとのこと。

My Roots

My Roots と題したこの発表はなんと3ページに及びます。
英文を書きながら、辞書を調べながら、Mさんはたくさんのことを
吸収したに違いありません。それに、うまく書けなかったことが頭のどこかに
残って(これを「アンテナが立つ」と呼びます)今後聞いたり読んだりしながら
表現の吸収がよくなることでしょう。

けれども、わたしは福岡女学院の坂本さんの 多書:多読=1:100 を思い出して、
(この数字はまだ予想にすぎませんが)
読む・聞く量を確保するためにMさんに提案をしました。
それは、今まで1回で語っていた small talk の内容を何週かに分けるように
しましょう、というものです。さあ、1月からどうなるか?
これもまた実験です。結果は報告しますので、お楽しみに。

後半1時間はみんなで読み聞かせ会。
みなさんだんだんうまくなって、例によって盛り沢山!
演技する人あり、間の取り方がうまい人あり、読み聞かせをはじめて
かなり時間が経ちますが、みなさんどんどん学び取るのですね。
本当に「先生」などというものはいらないのだ、ちょっと先へ行っている人が
道を示せばそれでいい。時には「今までと違う道がある」ということを
見せるだけで、みなさんはだれの道とも違う「自分の道」を開拓していくのですね。

その典型にして刮目すべき展開がSさんでした。
なんと絵本の英語が多少長くてむずかしいというので、
簡単で短い英文にリライトしてしまった!
そしてそれを長巻紙のようにプリントアウトして、絵本の表紙と裏表紙に重ねて
ちょうど紙芝居のように朗読することにした!

Sさんのリライトはまさに「多読的ライティング・スピーキング」の目指しているところです。
多読的ライティング・スピーキングの英文は「やさしい」基本的な語だけを使います。

(Mさんはいわば多読的ライティングを跳びこえてessayライティングに行ってしまった
のですね! 時間があれば、Mさんのessayを「やさしい」語を使って書いたらどうなるか、
見本としてお見せしたいと思いますが、ちょっと先になるかな?)

Sさんの簡単な英文も、近いうちに写真でお見せします。

Yさんの悩みはもっと聞けるようになりたいとのこと。
わたしは非常にあっさり、たくさん聞いて楽しめば楽に聞けるようになります、
とだけ答えましたが、Yさんはそういう答は予想していたようでした。
わたしも、もうちょっと答え方があったと反省。1月になったら、もう少し考えて
よい(かもしれない)方法を提案しましょう。

いずれにせよ、新年が楽しみな最終講座でした!
受講生のみなさん、報告を呼んでくださるみなさん、新年もどうぞよろしく!

水曜多読講座:クリスマス会!

こんにちは!水曜日講座でお手伝いをしているメガネの方、山谷です。
水曜講座も今年最後のレッスンということで、受講生のNさんを中心に楽しい企画がおこなわれたのでご報告します。

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12月20日 金曜多読講座の報告です!

毎回長い報告になってしまい、原稿書きに影響が出ているので、一点だけ

*今回初めて、「字幕なし多観」を一部の人にやってもらいました。
フォーラムのカエデさんの投稿で、字幕なし多読的観賞を積極的に
提案しようと思い切った結果です。

「町の名前をひとつ」ブログに書きますが、ここではやった人の
感想から!

【多読講座】挑戦してみたい本はあるのにまとまった時間が作れずはがゆいこの頃(^^;; 易しいのをちまちま読み。今回個別指導で初•字幕なしで映画!Skype鑑賞会での経験が私を別人にしてくれたみたい。わからなくてもなんか楽しかったの♪ pic.twitter.com/I0VlbICMLs

「わからなくてもなんか楽しかった」--要するにこれが大事だと思いますが、
長くなるに決まっているので、あとは「町の名前をひとつ」で・・・

追伸
やっぱりこれは省けないな--Jack Frost という映画を観て、MEさんが講座中に号泣・・・
もちろん字幕なしでした。

 

12月18日 水曜多読講座の報告です!

最近数週間のペースでじっくり進行しました。
ただ、もうはっきり「悪い癖」と言っていいと思いますが、
わたしの時間を一人一人の読書相談にかけすぎました。

みなさんがいつも通りの作業?アクティビティ?課題?をこなしていく?
横で、わたしは受講生全員と相談をしました。

(熟練組は2週に1回と決めたはずなのに・・・)

特筆すべきことは三つ--一つは恒例 M さんの small talk。
詳細なメモをノートに3ページも用意してきて、読み上げました。

わたしは個別相談中で聞くことができなかったのですが、
あとでご本人に聞くと、「半分は日本語でしたけどね」と!
仙台へ出かけて、Mさんのご先祖の「ルーツ」を探る旅を半分英語で
語ったというのは、すごいことだと思います。

もう一つは最後の Look and Ask。たまたま事務所に遊びに来ていた
正会員のHさんがあれはおもしろかったと感想を言ってくれました。
Hさんは米国駐在通算15年の古強者。わたしはうれしかった・・・
1月はMさんが Look and Ask のプレゼンターです。

で、英語の音を追求し始めた Nさんですが、その集中力に脱帽しました。
Nさんから17日に来たメールから引用します。

この1週間はORTのRotten Applesを聞き、発音研究をして終わりました。

ほかの英語の本は読みませんでした。
とはいえ、英語音声学の基礎を書いた本を二冊読んで、原則を復習して、納得。
発音しない音、リダクション、リエゾン、強弱あり、さまざまです。

自分の学校英語をしみじみと反省しました。
惨めなのは、正しいとして聞いていた音が間違っていたのに気付かなかったことです。
英語を習って1か月、2か月の初心者ならわかるけれど、中学校の時からですので・・・・長い時間が経ちました。

今日から決意を新たに、英語らしい発音で話していきます。
よろしくお願い致します。

1週間、Oxford Reading Tree の Stage 6 の The Rotten Apple のCDを聞き続けて、
学校英語の音と実際の英語の音を徹底的に比較したそうです。
メモを見せてもらいましたが、すばらしいものなので、Nさん自身の手による整理が
終わったら、このブログで紹介します。

で、Nさんは今回東のテーブルに座って、学校英語の影響をほとんど受けていない、
Mさん、いつものYさん、水曜講座の頼れる母さんSさんのbook talk と small talk を
聞きました。以下はその感想です。

本日の多読授業で東のテーブルに座った感想です。
Yさんの発音はよかったです。CDで聞いている通りに音を出していました。
リエゾンしなければならない箇所も自然にやってのけていました。

Mさんは時々たどたどしくなりつつも、うまく発音されていました。

学ぶことがあった東のテーブルでした。

Yさん、Mさんはほぼゼロからの出発でした。
そういう場合は本当に素直に英語の特徴を吸収していくようです。
特にMさんが「時々たどたどしくなりつつも」というのは驚きというほかありません。
これからもYさん、Mさん、Sさんの音がどうなっていくか、
Nさんがそれをどんな風に見守っていくか、楽しみは尽きません。

なお、来週は受講生みんなが投票で決めたように、後半1時間で読み聞かせをします。
これもまた楽しみ! みなさんは報告をお楽しみに!!

12月15日読みもの作成会忘年会に小団治さん来る!

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毎月第3日曜日は、日本語多読用の読みものを作る定例会が開かれます。今日は、今年最後ということで、忘年会を兼ねた集まりにし、日頃、ボランティアで遠くから来てくださる本当にありがたいメンバーのみなさんにささやかなお昼を用意しました。

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12月11日 水曜多読講座の報告です!

11月20日の報告で、英語らしさの獲得に二つの道を考えていることを書きました。

(11月20日の報告に書いたように、学校英語の音を洗い流すために
二つの道を提案したのでした。
一つは聞き読みシャドーイングで落ちる音を意識する、理屈から入る道
二つは劇薬シャドーイングでもごもごから出発する、感性から入る道)

きょうはそれでとてもよいことがあったのでその報告から・・・

受講生はみんなすごいです。なんというか、こちらが方向だけ示すと、すすっと
そっちへ歩み出して、ささっと先へ行ってしまう。
しかもその歩みを受講生同士で気軽に伝え合うので、伝播が早い。
わたしがいちいち細かく指摘して、それに「従う」より、はるかに説得力がある!

一人はNさんでした。
「(学校英語の癖そのままの)IT IS RAININGU. はおかしいとわかりました。
マクドナルドの法則のように it is RAinin . という風に落ちる音を意識したら、
読み聞かせも楽になりました。」
と言って、
「学校英語の癖をどこかで捨てなきゃいけないと思いました」と。

でもそこからがすごい。、
「けれども(学校英語の癖のある人は)プライドがあるから、捨てなさいと言うときに
気をつけなければいけない。だからわたし自身の体験として、ほかの人に
伝えたい」

なんていうんだろう。受講生のみなさんは、「自分で道を見つける。見つけたら
ほかの人に伝える」ということを当然と思っているんですね。

もう一人のEさんは受講し始めて数週間ですが、Uさんの絵本朗読と book talk を
聞いて、朗読の方が英語らしい、book talk はカタカナ英語になっていると
感想を言ったそうです。

実際わたしも常々そう思っていたのですが、なかなかそれを言い出せずにいました。
受講生同士では気軽に言い出せて、聞く方も(せんせーに言われるのではないし)
気楽に受け止めるように場が出来ているのですね。

今まで多読授業では 「先生が作る場」 しかわたしの頭にはなかったのですが、
それよりはるかに大切な 「生徒が作る場」 があるのだと、きょう、発見したのでした。

うーん、これは大きい・・・

ま、生徒同士が作る場についてはこれからも楽しみにしてください!

small talk に至る Look and Ask は今回からNさんのオランダ旅行のスライドを
見ながらということになりました。質問がどんどん出て、日本語の質問はUさんが
英語にして、 big words はことごとく small words に直して、着々と
英作文スピーキングから多読的スピーキングへの道を歩んでいます。
来週もNさんが中心です。

最後に、講座が終わって昼ご飯の席で、Yさんの爆弾発言が・・・

Uさんは英語をどんどんしゃべります。かなりむずかしい時事問題なども、
英語の先生だった蓄積を活かして big words をどんどん使いながら話します。
そのUさんに先々週、(ほぼゼロから出発した、けれども今はどんどん使えることばで
しゃべれる)Yさんが「Uさんは英語がどんな風に出てくるのですか?」と尋ねたそうです。

その趣旨は、Yさん自身は英語が勝手に浮かんできて、それを口から出すそうですが、
どんどんむずかしいことばが出てくるUさんもそうなのか、知りたかったのだそうです。

Yさんの話し方を聞いていると、まさに「英語が勝手に浮かんで」くることがわかります。
そのことがすごいなとわたしは思います。日本語が浮かんでそれを英語にしているのでは
ないところがすごい。しかもそこまでいわば一直線で来たのですね。
途中に「英文和訳でしゃべる」という過程はなかった・・・

これからは絵本の朗読と、メモを作ってやる book talk で、どんどんいろいろな表現を
獲得していってほしいと思います。

長くなりましたが、もう一つだけ・・・

Sさんがアメリカの奴隷史(?)にはまりました。
受講生のだれかに勧められて Amazing Grace (Benedict Cumberbatch も出ているから、
Oさんか?)のDVDを見て、たまたまそのすぐあとにWho Was Harriet Tubman を読んで、
American Girls Collection のAddy のシリーズで Tubman さんが出てきて驚いて、
それから Who Was Abraham Lincoln を読んで、
次にはAGC のKirsten シリーズを読もうとしていて、そこから「大草原の小さな家」を
目指している・・・! 話題で追いかける! Sさんの今後が楽しみ。

みんなの今後が楽しみ!