一口大

6月5日 木曜多読講座(英語)の報告!

この4月から、「聞く・読む中心クラス」と「話す・書く中心クラス」に分けたのは、
始めたばかりの人と離陸を終えた人たちを分けて、毎回の講座でやるべき
内容を整理するはずでした。ところがわたしの悪い癖で、思いつくまま
あれもやりたい、これもやりたいとなって、次第に講座の中身が混乱し、
いっぱいいっぱいになってきました。その代わり(?)、収穫も多い!

続きを読む

5月16日 金曜多読講座(英語)の報告!

Yさんがこのところ Heartland に捕まって、なんと乗馬を始めそうな勢い。
これはかつてSSSの時代にもSさんが乗馬を始めたのでした。
それで、Yさんは「グリーン・チャンネル」という放送で、月曜日から木曜日までかな?
あるいは金曜日までだったか、12時30分から14時10分まで、Heartlandの
テレビドラマを無料で見られると、みなさんのブックトークで知らせてくれました。

ブックトークはどうしてあんなに楽しく、読書意欲をそそるのでしょうね?
Skypeブックトークも毎回すばらしく盛り上がって、よくまあ、毎月これだけ話の
種があるものだと思います。まだ知らない人はぜひ
「ブックトークのSkypeおしゃべり会の開催ご案内」をご覧ください。
次回からは時間を調整して、英語と日本語両方の book talk、ブックトークを
やれるようにしようと考えています。

Kさんのブックトークは本ではなくて字幕なし多観。67時間半に達したそうで、
その楽しみ、悩みを語ってくれました。

4月以来の新入生増にともなうピンク・ラベル、赤ラベル大量購入の話は
水曜多読講座の報告で書きました。同じ新着本をこの日もみなさんに見てもらって、「一語ブックトーク」用の絵本を探してもらいました。

一つの場面を一語で表現する、ということになると、真剣に絵を見て、
物語をたしかめて、もう一度絵を見て、どこに注目して大事な一語を発するか、
思いがけずおもしろくて、みなさん真剣になりました。

そのため気の弱いわたしは「はい、そこまで。それじゃ、発表にはいりましょう」と
言い出せなくて、結局一語ブックトークだけで45分もかかりました。
そこで、水曜日と同じように、ピンクの絵本を3冊持って帰って、じっくり絵を見て、
ことばを選んで、練習してくることにしました。

これで大きく空くはずの時間は・・・ なんと・・・!

受講生同士のtadoku報告、読書相談に使うことに!!
テーブルごとにするか、全員一グループでやるかはその時次第。
これはもちろん「話す・書く中心クラス」の4大方針の第一項

※参加者同士で道を見つけていく

を目指すものですね。

何度も書きますが、ほかの方針は

※話し言葉で話す、話し言葉で書く
※すべて一口大から!
※やさしい英語の吸収はこれまで通り続ける

でも、みんなで話すと、同じ道を歩みたくなるかも知れません。
それは半ば警戒したいので、その後付け加わった、

※一人一人別々の道を見つける

この方針も大事にせねば・・・

最後に!

これはまだ水曜日も、金曜日も、どちらの受講生にも知らせていないのですが、
みなさんのRead-Aloud がとてもうまく行っているので、
いよいよ www.storylineonline.net の朗読を目標にすることにしました。
すごいですねえ! ほんとに、まあ・・・
というのは、一語book talk も、一口大の朗読も、音がしっかりしていないと
伝わりにくいということがわかったからです。一口大の朗読もそうですが、
一語book talk では特に、音がしっかり出ていたり、消えるべき音がしっかり
消えていないと、何のことか分からなくなります。みなさんから、「え?」という
質問の声がたくさん上がるようになったことで気がつきました。

大人向けペーパーバックから児童書、絵本へ、
長い文章の朗読から、一口大へ、一語へ・・・
結局わたしたちは、おさなごへ、おさなごへと時をさかのぼっているような気がします。

5月15日 木曜多読講座(英語)の報告!

まずは新しく購入したピンク・ラベルの本をどさっと各テーブルに置いて、
絵を見ながら one-word book talk の本を選んでもらいました。
その間に本の返却をコンピュータに記録しながら一人一人と英語で読書相談。

(バーコードで処理していますが、これはNPO多言語多読開始直前に
ボランティアのみなさんが1ヶ月通ってラベルなどの準備をしてくれたおかげ!
今回の新規購入分もボランティアのYさんがすばらしい早さで登録してくれました。
Yさん、ありがとう!)

で! 次回からは受講生の間で読書相談係を交代でやってもらいます!--これは「話す・書く中心クラス」の四つの方針・・・

※参加者同士で道を見つけていく
※話し言葉で話す、話し言葉で書く
※すべて一口大から!
※やさしい英語の吸収はこれまで通り続ける

・・・のうち、最初の項目ですね。
みなさん、わたしと英語の読書相談を何十回とやっているので、
それを思い出しながらうまく読書感想を引き出してくれるはず!
もし最初はうまくいかなくてもそのうち間違いなく聞き上手になるでしょう。

で、次は選んだ本のone-word book talk
--これは四つの方針の残り全部です。
絵本の各ページを一語ずつでbook talk してもらうと、みなさんの
集中力が違います。絵を食い入るように見つめて、どこに注目して
大事な一語を選ぶか、真剣そのものです。

30分かけて素冊選んで、その本を他の人に紹介しました。
いや実に頭を使いますね、一語を選ぶというのは--
みなさんの様子を見ていて、「やさしい英語の吸収」が非常な密度で
行われているという気がしました。

次に絵本の朗読で一口大をたしかめました。
ここで、ちょっと一工夫をしました。
英語に普段からたっぷり触れているFJさんに、
「話す・書く中心クラス」では新人のFRさんが朗読した本を
朗読してもらったのです。FJさんの朗読で、FJさんは刺激を受けたと
思います。これは今後もやります。
--四つの基本方針の第一項ですね。

ほかにもありますが、一つだけ・・・

みなさんにいっぱい書いてもらうために多読講座受講生が参加する
メーリング・リストを作ることにしました。発足は今月末になりますが、
そこでは二つの規則を守って投稿してもらいます。

*メールを書き始めて送信するまでの時間は5分間にする!
(気楽に投稿するためです。)
*5分間の最大文字数は 200字 とする!
(気楽に投稿するためです。)

で、守るべき付則がいくつか・・・

*間違えてもいい!*何人も添削すべからず!!!!!!
*返信を期待すべからず
*文はできるだけ短く--話したり、読み聞かせするときの一口大!

ああ、長くなりました・・・

追記
講座修了後に借りていく素材を選びますが、全員「字幕なし多観」用の
DVDを借りていくことを必須としています。

5月8日 木曜多読講座(英語)の報告!

4月から講座が増え、新入生がどっと増えたので、
ピンク・ラベルの絵本を増やしました。

でも、それはまず古い受講生に楽しんでもらいます。古い人たちは前からあるピンク・ラベルや赤ラベルの絵本はほとんど読んでいるからです。新着のピンク・ラベルを楽しんでもらって、
ことばの根に栄養を行き渡らせようという目論見!

でも、「話す・書く中心クラス」の場合、それだけではないのです。
今回の講座ではひとりひとりが自分のbite-sizeを確認するために、
新着本をどさっとテーブルの真ん中に置いて、それぞれ片端から手にとって、
静かな声で朗読してもらいました。

30分ほど朗読してから、ひとりひとり、これは読みやすかったという絵本を
みんなに読み聞かせてもらいました。これは「話す・書く中心クラス」の
目標の一つ「仲間と一緒に伸びていく」を地で行くことになりました。
たとえばOさんのえほんはbuttonsが大事だったのですが、それが
「バター」に聞こえたりして、Oさん自身の「音」について参考になったと
思います。

総じて、互いに朗読を聞いてもらうと、意見や感想だけでなく、
それぞれのページへの反応から、わたしたちはいろいろなことを
感得するように思われました。そこから「アンテナが立つ」ことになって、
今後聞き読みや字幕なし多観の時に、何かヒントを得られるのではないかと
想像しています。

その「字幕なし多観」では、50枚ほどのこども向けアニメや映画のDVDを
購入しました。「話す・書く中心クラス」では全面的に字幕なしを勧めて
いきます。成果をお楽しみに!

なお、すでに字幕なしで楽しく多読的鑑賞を始めた人の一部には
字幕なし多観シャドーイングを提案しました。
シャドーイングをしながらでは楽しめないという場合はシャドーイングは
勧めませんが、もし楽しめれば、学校英語の音を脱することが
加速されるのではないかと考えています。

最後に small talk の話題を一言。
ご夫婦でウォーキングを楽しむMさんが、連休中に小金井公園から
出発して、二日連続で20キロ、30キロのウォーキングを楽しまれたとか。
地図を広げて small talk をしてくれました。やはり、話したいことを話す、
書きたいことを書くのがいちばんですね。Mさん、とても楽しそうでした!

small talk の機が熟したことは間違いありません。
講座受講生で twitter か、Facebook かなあ・・・?
いずれみんなで書きたいことを書く仕掛けを作ります。
Skypeおしゃべり会もできるといいな!

4月24日木曜多読講座の報告!

いつもの一語book talkの前に、一人一人、最近はどんな本を選んで
借りるかを語ってもらいました。それぞれお気に入りのシリーズや
分野が違うので、活発な語らいになりました。

それもそのはず、「話す・書く中心クラス」の人たちは離陸している
人たちで、それは「自分で本を選べること」でもあるのですね。
これからは好きな作家を見つけてくださいと言いました。
離陸が終わって、いま成層圏をめざして上昇中だとすると、
好きな作家を見つけて読みふけることは高度1万メートルを超えて
水平飛行に入る原動力になるでしょうね。

一語book talkからはいつも通りでしたが、お気に入りの本の
book talk でちょっとした変化が・・・

Yさんの book talk が聞きやすかったのです。それはOさんのふと
洩らした感想でもあります。わたしも同じことに気がついて、
Yさんの book talk 中にYさんの口から出る一文の長さを数えました。

すると、だいたい4語から5語なのですね。
これはYさんが読み聞かせの時に気持ちよく(つっかえずに)
朗読できる一口サイズとおそらく同じくらいだと思われました。

そこでみなさんにその印象を伝えて、Bさん、Fさんにも、
一口サイズを意識してもらうことにしました。
次回は book talk 用に作ったメモを朗読して、つっかえるところ、
一息で言うのが苦しいところは、「加工する」(Fさんの発明した表現!)
ことになりました。

加工の仕方はおそらくいくつかあって、たとえば
ぶつっと文を切り分けてしまう、関係代名詞で一息入れる、
長い名詞は短くする(代名詞を使ったり、the … と言い換えたり?)
いろいろあるでしょうが、なにしろこれは今回の講座中に思いついた
即席の方針です。次回(5月7日)までにわたしはYさんのメモを検討して、
Bさんのメモを一口サイズで書き換えることになりました。

はたしてどうなるのか? わかりませんが、楽しみです。
一口サイズも、一語book talk も、思いつきです。
勘を頼りにしているだけです。でも、その分、楽しみも大きい。
(分かっていることなんかやったって、おもしろくない!)

4月18日金曜多読講座の報告!

一語book talkから始まりました。
(リンゴbook talkもあるのか?との声も・・・)
4月から始めたばかりのHさん、「おもしろーい。どんどんやろう!」と
元気のよい反応!

今回の白眉(?)はNさんの一語book talk。
Oxford Reading Tree の絵本 At School を
1ページ No!
2、3ページ No…
4、5ページ Yes…
6、7ページ Yes!
8ページ NO!!!
と、book talk。見事なものでした。

で、Nさんによると、これを思いついたのは No, David! という絵本の
読み聞かせをしていたからとのこと。
これはまさに絵本の読み聞かせが book talk に発展したのですね。
大事なヒントをもらいました。

これからもしばらくは新しい「話す・書く中心クラス」の狙いについて
報告を続けます。

2月26日 水曜多読講座の報告です!

2012年8月末の開講以来もっとも静かな講座でした。
というのは、わたしが風を引いて、くしゃみ鼻水鼻づまりがひどくて、
講座の間ずっとマスクをかけていたからです。

メニュー、運びともいつもと変わりませんが、受講を始めた人が一人、
体験受講の人が一人と、超満員でした。

南のテーブルは昨年の11月以降に受講しはじめた「新人」の席に
なっています。26日にはその新人たちとじっくり読書相談をしました。
受講前にTOEIC750点の人や、100万語以上読んであった人たちも
いて、快調に聞き読みへ、聞き読みシャドーイングへと歩を進めています。

けれどもかなりの英語学習歴の持ち主と言っていいと思いますが、
これまでの絵本読書は少なめなので、聞き読みシャドーイングに入っても
ピンク、赤の絵本はたっぷり楽しんでもらいます。

聞き読みシャドーイングの音はどうしても日本語の癖があって、
英語のリズムになりきれていないところがあります。
そこで、少し速めの素材でもごもご気味にしてもらうことにしました。

もう一人の南テーブルの住人は英語は不得意だったという話だった
はずなのに、前々回からオレンジ・レベル(総語数では1000語から
2000語)の本を読み始めました。楽しそうなので、徐々にオレンジ
中心に写っていきそうです。この人は借りた絵本を家で息子さんと
楽しんでいるということで、小学校6年生男の子と一緒に楽しめるとは
非常に幸運なことだと思っています。

南のテーブル4人目の比較的新人は「分からない」ことがきになって
いましたが、いよいよ分からないことになれ始めました!
前回から今回まで、ディズニー映画の絵本版や、古典童話の
絵本版を「だいたいこういうことよね」と読み飛ばしたようです。しめしめ!

そういうわけで、南のテーブルでもブックトーク(日本語)を始めました。
気に入った英語の絵本を1冊選んで、どこがおもしろかったか、
語ってもらいます。それをしばらく続けて、聞き読みシャドーイングで
英語のリズムやイントネーションになれてきたら、英語で読み聞かせ
英語で book talk へと進む予定です。
でもいまは、南のテーブルの中心課題は聞き読みシャドーイングですね。
そして次第に一口大を意識してもらいます。

講座の時間が終わって帰り際--みなさんが借りる本を選んでいる
時にMさんがすごいことを言い出しました。一つ一つの語をたどって
理解することをあきらめたら、いくつかの語の塊でイメージに描けることが
あるようになった、というのです! それはすごいことです。
けれどもあまりにすごすぎて(わたしはそれができなくて、
いまだに一語一語たどっているということは何度も書きました)
そのままかたまり読みになっていくのだろうか、非常に興味がありますが、
こんなことを書いたらMさんにはプレッシャーになってしまうか?

来週は字幕なし多観をやってもらいます。お楽しみに!

2月21日 金曜多読講座の報告です! 分かるについて

当然というのか、驚きというのか、講座の報告がだんだん長くなっています。
そこで今回は一つに絞ります。それは「字幕なし多観」!

Kさんは聞き読みができなくて講座に通い始めたと言っています。
目にし耳にする英文がよく分からないのに通り過ぎていくことが
耐えられなかったようです。したがって劇薬シャドーイングなどもってのほか。

そのKさんがなんと、きっかけは省きますが、
(偶然と仲間が微妙に関係している!)
字幕なし多観を通じて(?)分からないことに耐えられるようになった!

これは実に大きいことです。
何千人という人の多読を観察してきて、気持ちのよい多読を妨げる
いちばん大きな障碍はこの

「分からなければいけない、正しくなければいけない」

という圧力だとわたしは思います。

(杏樹さんはかつて多読三原則でいちばん大事な原則は
「分からなければ飛ばす」だと言ったことがありますが、
その通りです。あの第二原則が多読三原則の中心であって、
とどのつまり「理解」を吹き飛ばして、「楽しく」を基準にするものと言えます。)

学校では当然ですが「分かる」ということを非常に強調します。
マルかバツか、という基準は「分かるか、分からないか」という尺度を
わたしたちの中に吹き込み、育て、絶対基準にします。

「正しく」は日本人すべてに巣食う宿痾(しゅくあ)のようです。
できればこの永き患いを追い出して、楽しければいいじゃないか、
通じればいいじゃないか、と考え方を変えられるといいのですが、
そう簡単に治せるものなら「宿痾」とは呼ばれない・・・

実はKさんが講座に参加した目的は、当初からわたし自身のKさんに対する
目標でもありました。Kさんが「分かる・分からない」を抜け出す手伝いをしたい
ということでした。それがどうも少し実現しそうになっていると思われます。

結局問題解決の鍵は 愛 だったのかもしれません。
物語に対する愛、ドラマや映画の世界に対する愛が、
「理解」という了見のせまい基準を吹き飛ばしてしまった・・・!?

Kさんにはみなさんに字幕なし多観の感想を言ってもらいました。
その言をわたしのメモから・・・
*「分からなくていい」ということがかってきた。
*字幕なしで[これから見ようとするえいがに]うきうきしている自分が不思議。
*今まで、字幕を見ていて、仕草や表情は見ていなかったと気がついた
*字幕はジャマ。ことばは文字じゃない。

もう一人、わたしが講座開始直後からKさんと同じ目標を立てていた人がいます。
いつも「強者」と形容する A さんです。Aさんは学校時代に英語の勉強はしなかった
そうです。豪快な、非常にさっぱりした性格ですが、英語にだけは几帳面で、
「正しく、きっちり」という姿勢を持ち込んでいました。そして今回、Aさんもどうやら
「分からなければいけない、正しくなければいけない」を抜け出しそうな気配が
あります。

Aさんの場合はアメリカのテレビドラマ、 House M.D. です。
日本では「ドクター・ハウス」かな?

*どうせ医学用語は分からないので、最初からあきらめることができた。

何が幸いするかわからないものです。Aさんの場合はかなり英語ができる
人なので、劇薬が必要だった。それはシャドーイングではなくて、
物語としておもしろい、登場人物の個性が際立つドラマだったのでしょうね。

Aさんは、たぶんこのまま字幕なし多観を続ければ「分からない」状態を
許容できるようになるのではないかと、期待と不安まぜこぜで次回を楽しみに
しています。字幕なし多観で分からないことに慣れたら、それを聞くことや
読むことにも持ち込んでいきたいものです。

最後に、Kさんの book talk もよかった!
Mr. Putter and Tabby を原文から借りつつうまく短くして、
自分のことばも使って、とてもよい book talk になっていました。
それで考えたのはやはり 一口大 のこと。

今回のKさんの場合は、本の長さがかみ砕くのにちょうどよい長さだった、
借りる文章の長さがちょうどよかった、本の長さはまとめきるのにもちょうど
長さだった、という気がします。でもそれ以上は今回は省きます。
これは字幕なし多観と並ぶ大事な発見なので、これからも何度も
話題にすると思うので・・・

Yさんの聞き読みシャドーイング、KさんとAさんの字幕なし多観
・・・どれも目が離せませんよ! 来週もお楽しみ!

2月12日 水曜多読講座の報告です!

二つに絞りましょう。

一つは読み聞かせをしてもらって、大きな発見があったこと。

西のテーブルの強者Uさんが絵本の読み聞かせをしていて、
音を出しにくそうにしていたので、なぜ出しにくいのか意識してもらおうと思って、
もう一度音読してもらったら、出しにくさが消えていた!

「どしてだろうね?」と尋ねたら、
「新しいことを伝えている単語を強く言おうとしました」とのこと!

ああ、なるほど・・・とわたしは思いました。
最初の読み聞かせ(朗読)では、一つ一つの音をきれいに出そうと
していたのですね。それである音で引っかかってしまった。
でも、文全体のことを考えたら、引っかからなくなった。
これでは少しわかりにくい書き方ですが、これ以上はくわしく書かないことに
します。みなさんが特定の音ばかり気をつけるとかえって舌がもつれると
思うので・・・

一方、忙しくて月に一回くらいしか出席できないS2さん--自分でも
そう言っていますが、みなさんのあとを遠くから追いかけている感じ。
それでも忙しくなければ必ず来てくださって、早く帰らなければいけない時は
名残惜しそうにしています。

そのS2さんは保育園の園長さん。忙しくてほかの人のようには
読むことも聞くことも、読み聞かせの練習時間もないようですが、
その読み聞かせの見事なこと・・・ 音は問題にならないくらい。
さすがです。

それでわたしが考えたのは、
Uさんの例は、「読み聞かせにもbite-sizeを中心にした成長がありそうだ」
ということ。そしてここが大事だという気がしますが、bite-sizeは
あくまで文から出発すること。一つ一つの音の方が小さい単位のように
思えるかもしれませんが、一つ一つの音に注目するとリズムは出てこない!

したがって、bite-size とは「リズムをもって声に出せる語群」

ということになりそうです。

わかりにくいでしょうが、月末になったらNPO多言語多読のトップ・ページに
「町の名前の最新記事リストが復活すると思うので、
そこでもっとくわしく書きます。

そして、もう一つ考えたこと・・・
S2さんの例から、また、Uさんの例も、実はトップ・ダウンの可能性を
示唆しているとも考えられるぞ、と。

特にS2さんの読み聞かせはまず自分が絵本を楽しむこと、
次に読み聞かせる相手に楽しんでもらおうとすること、
次に内容を伝えるにはそれぞれの文をどう声にしたらいいか、考えること、
そして一つ一つの文(できれば bite-size )がリズムよく朗読できること
(それがたくさん続くと、一つ一つの語の音が適切になり、
いずれはみなさんが目指す「よい発音」になる!
ただしわたしは発音ということばは使いたくないのです。
あまりに一つ一つの音に注目しすぎだし、古い音声観に囚われすぎだと
思うので。)

ずいぶん長くなりましたがまだ第一点です。
二点目。 受講生自身による「お悩み相談会!」

お悩み相談会のきっかけを作ったのはMさんですが、
まずYさんの報告。英語歴(ほとんどナシとのことですが・・・)、多読歴
(65歳から)に始まって、これまでどう変わったか。

くわしくはここでは書きません。実はMさんとYさんにはそのまま
3月30日の多読祭りで話してもらおうと考えています。そこで、多読祭り以降に
改めて詳しく書きます。

でも細かいところは省いて二つだけ書いておきましょう。

Yさんは今でも迷うことがあるそうです。(それはそうでしょうね。)
で、そういう時は「楽ちん」か、「楽しいか」で往く方向を決めるとのこと。
(楽ちんでなかったり、楽しくないときは、「量が多すぎるか、
目標が高すぎるか」だそうです。うまい基準ですね!)

Mさんはいろいろ悩みを抱えていたのに、Yさんの話で答えが出てしまった!
これはすごいでしょう? いいですねえ・・・ 多読仲間の悩みは
多読仲間が出口を見つけてくれる! なんとも言えないです。

で、昼ご飯を食べながら悩み相談が続きました。
それで、出た結論二つ:
*あきらめることが大事、
*自分のペースを守るのはむずかしい。
実は二つは同じことを言っているのかも知れませんね。
仲間がいてよいことと、悪いことと、両方あるようです。

YさんとMさんの話も、ほかの人たちの話も、多読祭りでたっぷり
聞けます。みなさんを待っています!

追伸 多読祭り当日は、また受講生のみなさんが劇を上演するそうです。
見ものです!

 

1月29日 水曜多読講座の報告です!

Yさんのスペイン旅行 たまたま見かけた結婚式?

講座の始まる直前の5分間「脱学校英語発音講座」は
今回 Oxford Reading Tree の音声からすべての引用例を持ってくる
というすばらしい試み!

前回まではある発音の参考書を引用していたのです。
実はきょうわたしはそれを ORT からの引用に変えましょうと
提案するつもりだったので、この試みには本当にびっくり!
探すのは大変でしょうが、ぜひ続けてくださいと言いました。
探せなくて、脱学校英語発音講座の期間(最初の予定では
3月末まで)が先へ延びてもいいと思います。
やはり自分の耳で確かめたことだけをみなさんと共有したいもの!

講座開始後最初に東と西のテーブルで聞き読みシャドーイングを
している間に、南のテーブルの比較的新人たちと読書相談。
TOEIC750点の人、講座に来る前に100万語読んでいた人は、
(これからも絵本を読み続けてもらいますが)
早くも次回から聞き読みシャドーイングへ!
(二人は1`昨年10月26日の無料体験講座に参加して、
11月から受講。)

けれどもきょうは新人たちの読書相談は少し早めに切り上げて、
東と西のテーブルで読み聞かせとブックトークを、全部では
ありませんが、しっかり聞きました。

今回読み聞かせですばらしかったのはMさん。
リズムに気をつけていたのもすばらしかったのですが、
内容に合わせて声音を変えていました。
題材は Cat Traps と言えば知っている人もいるでしょう。
一文が短くて、しかも適度な間を作るとおもしろさが増します。

みなさん、読み聞かせる絵本の bite-size と、リズムを意識していて、
(bite-size はリズムを作って朗読できる文または区切りの長さのことで、
一口サイズとも)
たとえばSさんのように、適切な本を選んで、文の長さも、区切りも
意識して上手にリズムを作っています。
慣れれば少しずつ一口サイズが大きくなっていくと思われます。

book talk は東・西のテーブルには熟練組と比較的新人組がいます。
熟練組は英文の要約メモを作って、しかしそれはほとんど見ずに
本の紹介をしました。要約に対する質問もかなり出始めました。
新人組はメモをほぼそのまま読み上げます。
質問は少なめですが、少しずつ増えていくでしょう。

Look and Ask は先週に続いてYさんのスペイン旅行の二度目。
今回も、訪ねた場所の名前を書いた大きな紙を見せながら、
想定問答集(?)で説明してくれました。
プロジェクターでスライドを大きく見せるので、
結構旅のお相伴をしたつもりになれます。

Yさんのスペイン旅行 たまたま見かけた結婚式?

Yさんのスペイン旅行 たまたま見かけた?結婚式

左はファシリテーターのNさん。
来週はBさんのアメリカ滞在の思い出--楽しみです!

例によって受講生のみなさんから講座時間内の活動について提案が
ありました。2月12日の講座の後半1時間を「お悩み相談会」にするのだ
そうです! すごいですねえ・・・ そして発表者(?)も二人決まって、
その人たちの報告を中心に多読の進め方、悩み、疑問などについて
話し合うということのようです--これ楽しみ!!