日本語多読の読みもの作り、じわじわ・・・

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報告がたいへん遅くなりましたが、新たな読みものシリーズを2つご紹介します。
すでに「無料の読みもの」のページにリンクを貼ってありますが・・・

★大学生による「やさしい日本語で読む日本文学」

宮城学院女子大学の日本文学科の学生さんがリライトした文学作品で、ダウンロードして読むこともできます。
学生さんとは、昨年の7月と9月にリライトのワークショップをしましたが、その経験を踏まえて、見事にリライト作品を仕上げられました。
新美南吉『飴だま』、芥川龍之介『トロッコ』、『伊勢物語』など古典から近代文学まで5作品が上がっています。
野口雨情の『虹の橋』は、はじめて読みました。作品の選択も学生さんによるものだそうです。
文学作品を読みたい中級以上の学習者にとても喜ばれるでしょう。さらに今後増えていくことを期待しています。

もうひとつは、

★「集まれ!楽しい漢字」シリーズ

「モンゴルにほんご多読ライブラリー」に新たに加わった学習者の作品です。
多読のための読みものではないかもしれませんが、小学生から中学生、高校生までの日本語を勉強している学生さんが1つの漢字を取り上げて、形から連想できるイメージを膨らませ、例文などを書き込んだものです。同じ漢字でも生徒さんによって浮かぶ「絵」がさまざま。それを眺めるのも楽しいです。

いろいろな形で読みものを作る活動が、最近盛んです。
読む活動から書くことへ、あるいは、書く活動から読むことへ楽しくつながっていくといいなと思っています。

(事務局)