今年の2月から5月まで開かれていた「フランス中高生日本語フェスティバルFestipon」をご紹介します。
日本語を勉強している中高生たちが、日本語を駆使してさまざまな作品を作り、応募する形のフェスティバルで、なんと260作品も集まったということです。
中高生たちの日本語にかける熱量がすごい!
NPO多言語多読会員で国際交流基金パリ日本文化会館の三浦さんからの報告です。
国際交流基金パリ日本文化会館では、
2022年2月から5月まで「 フランス中高生オンライン日本語フェスティバル Festipon」を開催し、 「日本語教室ゆるキャラ紹介」「絵手紙」「 エリンビデオアフレコ」「朗読」「好きな日本語のことば紹介」 の5つのカテゴリーで作品を募集しました。 おかげさまでフランス本土だけでなく、 ニューカレドニアと日本のフランス国際学校を含めた21校から、 すべてのカテゴリー合わせて260作品の応募がありました。 このうち「朗読」カテゴリーは、様々な日本語レベルの中高生が、自
分の日本語レベルにあった多読の読み物を実際に声に出して朗読し、いかにその情景が 聞いている人の瞼の裏に浮かぶように朗読できるかを披露するものです。今回は国際交 流基金関西国際センターが作成した「KCよむよむ」の多読読み物の中からA1、A2 、A2~B1の読みものを選んで課題としました。怪談物の「お菊さん」が人気でたくさんの生徒 さんが挑戦していました。
(多くの生徒さんが挑戦した「KCよむよむシリーズ」の『お菊さん』と「上手に読んだで賞」を受賞した生徒さんが読んだ『アイドルやめたい』)1次審査で選ばれた優秀作品68作品を紹介するオンライン発表会
が5月14日に開催され、たくさんの参加者で盛り上がりました。ここで発表されたほかのカ テゴリーも含めた優秀作品はすべてFestipon 特設サイトで見ることができます。 フランスで日本語を学ぶ中高生の力作を、ぜひこの機会にご覧いた
だきたいと思います。 (会員・三浦多佳史)