7月11日(土)シンガポール大学学生と多読ワークショップ!

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7月11日(土)昨年に続きシンガポール大学から大学生が10人とアシスタントの大学院生が一人、日本を旅行中に日本語多読を体験に来ました。見学もお一人。広島大からのW先生。
学生さんたちは、昨年同様、まだ日本語の勉強を始めてたった2週間!!

今回はNPO多言語多読の事務所で行ったのですが、まず8時50分~9時30頃までは日本語の授業が行われました。(旅行中でも授業!)
ロールプレイで日本人宅を訪れて、主客を演じる授業でした。おもしろかったのは、靴をスリッパに履き替える実演もしていたことです。靴やスリッパの向きを整えないと注意されていました。

さて、休憩後いよいよ多読体験。簡単に多読を説明して、まずグループごとに絵本の絵をよく見ることから始めました。使用したのは、「やさいのおなか」「きんぎょがにげた」「くだもの」「どいてよへびくん」など。食い入るように絵をみて積極的に反応する学生が多く、楽しんでくれました。

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(「やさいのおなか」は「これなあに?」が繰り返し出てくるので、そのうち、学生が自然に「これなあに!!」と声を出して読んでくれました。)

ひらがながやっと、まだひらがながあやふやというレベルから、かなりすらすら読めるレベルまでごちゃまぜでも、できるのが多読。聞き読みでどんどん読んでいく人、ゆっくり自分のスピードで音読していき一冊ごとにコメントにこる人、支援者に読み聞かせしてもらった後、聞き読みをする人など、それぞれにあったやりかたで進めていきました。一番たくさん読んだ学生は、なんと23冊!
日本語学習歴2週間でも、こんなに読めるというのは、もはや私たちの確信です!
多読的読み方が、こんなふうに最初から身につけられたら、この先、すごいことになりそうです。

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(良さんシリーズを読みながら、ニヤニヤ)

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(かなり真剣・・・)

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(順調に「聞き読み」しています)

「言います」という表現を知らなかったけれど、「よむよむ文庫」レベル0には何回も出てくるので、ほぼ全員が覚えるというおまけつきでした。「大豆」を読んだ何人かの学生が枝豆大好き。「枝豆も大豆?!」とびっくりしていました。

最後に、お気に入りの一冊を掲げてもらい写真をとり、体験終了。

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(レベル1に突入した人も。)

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(たくさん手にとってくれた人も)

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2人の学生が英語と日本語で感想を述べてくれました。
お礼にシンガポールで出版されている「コーヒーと抹茶(KOPI and MATCHA)
という漫画をいただきました。Evaとういう女の子が主人公でシンガポールと日本の比較文化論的な内容だそうです。読むのが楽しみです。

帰国してからも多読的読書を続けて欲しいと切に思いました。
作る方も頑張らなくては。
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(川本)