6月25日、7月2日 木曜多読講座(英語)の報告!

LINEで送る
Pocket

別々にすると報告の回数が多くなって、ほかの「ブログ最新記事」リストを占有してしまうので、ある程度まとめることにしました。NPOの活動が盛んになってきたということですから、これはうれしいことです!

6月25日

金曜講座のYさんが仕事の都合で木曜に振り替え。木曜、金曜の「話す書く中心クラス」の人たちは一緒に忘年会をやったり、それでも足りないと「忘年度会」をやったり、卒業について話し合う集まりをやっているので、互いによく知った仲間。

そこで、木曜日のみなさんも金曜日のYさんが Read-Aloud を一生懸命やっていることをよく知っています。金曜日のYさんが木曜日に現れると知って、Read-Aloud を楽しみにしていました。

それはつまりプレッシャーとなって金曜日のYさんに襲いかかった!

というのはおおげさですが、はじめのうちYさんの読み聞かせはちょっとだけ緊張していた様子。けれどもいきなり音がすばらしい。特に子音がよくて、ほんのところどころ聞き取れない音があるだけ。声もずいぶん厚くなっていました。

それがなんと緊張が解けてきた途中からすごくよくなりました。のどが開いてきて、声の出し方自体がよくなったように聞こえました。

木曜日、金曜日の「話す書く中心クラス」のモットーの一つは、「仲間同士で伸びていく」こと。そこで、Read-Aloud や Bite-Size Book Talk は講座生同士で感想を言い合います。かなり率直な感想が出るんです、これが! 要するに仲間同士の信頼があるから厳しく聞こえる感想も出るのですね。でも互いに気持ちが通じているので傷つくようなことはない。笑いながら肝に銘ずる--すごいことです。

で、金曜日のYさんへの感想は、Mさんからすばらしい感想が出て(どういう感想だったかは記録してなくて・・・)、木曜日のYさんからは「声の幅という意味が分かった」とのこと。さらにUさんと金曜日のYさんからは「お手本通りに朗読すると自分の気持ちを乗せられない」という感想が出て、わたしはびっくり。いよいよ Read-Aloud が 表現になってきたようです。こんなことになるとは予想していなかった・・・!

すばらしい感想を言ってくれたMさんですが、ご自身も手本なしの Read-Aloud を披露してくれました。それがたいしたものだった!  We need a bath. や Splash, splash. や A bath is fun. をリズムよく読み聞かせてくれました。Mさんは自分の bitesize にあった絵本を上手に選ぶので、手本なしでもリズムよく朗読できるのでしょう。(わたしは思わず「この講座ってすごい!」と我田引水の感想を漏らしましたが、もちろんたくさん読んで、たくさん聞いて、たくさんシャドーイングをしたMさんの体の中に英語が溜まってきて、手本なしでもリズムよく Read Aloud ができるようになっていたということなのだと・・・考えていいのかな?)

いつものように読み聞かせからBite-Size Book Talkあるいはブックトークのどちらかを楽しんで、講座の予定は終わりました。そのあととてもおもしろい話が出てきたので、わたしはおおいに注目しました。そのあらましを・・・

木曜日の講座は12時半に終わります。それから講座生の思い思いお弁当を開いて、食べながらおしゃべり会が始まります。1時半に終わると、2時からは正会員が開いているファンド・レイジング企画として、「多話の会」がはじまります。これは主に女性たちの集まりで、英語の勉強歴数十年という人たちが主に時事問題について英語だけでおしゃべりをします。もう3年くらい、毎週開催されています。熱心さは脱帽ものです。

その多話の会に、たまたま帰らずにいた木曜日のYさんが「入りませんか?」と呼ばれて、英語おしゃべりに参加したそうです。そして英語のおしゃべりに参加して、全部で30分以上話したそうです。すると多話の会の常連のみなさんがびっくりして、Yさんを質問責めにしたそうです。「どうして短期間でわたしたちと会話ができるほどになったのか?」、「何冊読んだ?」などだそうです。ほかにも聞かれたようなのですが、Yさんは覚えていないとのこと、ちょっと残念。

Yさんの話し方はたしかに日本で普通に英語を勉強した人の話し方とはまったく違っています。一言で表現すれば「怪しい東アジア人」なのです。たとえばことばが出てくる速さが日本人とは思えない。変なところでことばがとぎれないので、聞きやすい! それで、英語の勉強を長くやってきた人たちの関心を集めたのでしょう。(こうした特徴は bitesize speaking の特徴ではないかと考えています。希望が混じっているかな?)

木曜日のYさんは3年前に60代半ばで多読を始めるまでは、英語とは無縁の生活をしていたということです。多読講座開始後4ヶ月の英語おしゃべりは「町の名前をひとつ」のブログで聞くことができます。(URLはあとで追加します。)今回はたまたま外部の人が木曜日のYさんの成長を証言してくれた形になりました。いずれ、金曜日のYさんの Read-Aloud も、木曜日のYさんの英語おしゃべりもみなさんに聞いてもらおうと思っています。

7月2日 短いです!

またまた金曜日のYさんがすばらしいRead-Aloudで、みなさんから質問を浴びました。わたしのメモは「音よし、声よし」と始まっています。声がしっかり出ていました。これからの課題は音をもうちょっと磨くことかな? 怪しい東アジア人の完成まで、細かい音の調整が10%から15%くらい必要という印象(あくまで印象)でした。

実はわたしの感想はかなり厳しいことがあるのです。時にはわたし自身が「これは言い過ぎかな?」というくらい・・・ で、この日はまた強烈な表現が出てしまいました。それはUさんのRead-Aloudが一皮むけたので思いついた表現でしたが、なんと「音読を抜け出そうとしている」と感想を言ったのです。音読と読み聞かせはまったく違います。UさんはFJさんや金曜日のYさんの Read-Aloud を聞いて、「聞いている人に語りかける」という方向に変わってきたのだと自分で言っていました。

その厳しい感想を言うわたしが、25日のFrさんとSoさんのRead-Aloudに感心しました。たまたま二人とも Dr. Seuss の早口言葉のようなCDを聞いて練習してきたのですが、実に見事でした。二人とも音はもっと磨いた方がいいと思いましたが、リズムも、メロディーも、Dr. Seuss の世界そのままでした。この二人のR/Aもいずれみなさんに聞いてもらいましょう。

ああしまった! 卒業関係の記事が遅れています。それは「町の名前をひとつ」の方で・・・