7/2 水曜夜クラス:「多読的シャドーイング」の意外でよく聞く感想…Tさんの場合
多読的シャドーイングを始めたひとが(特に最初の頃に)よく口にする、意外な感想があります。それは、「わからないことに慣れた」です。
多読的シャドーイング?
音源を聞きながら、すぐあとを追って声を出し続けます。大事なのは、一つひとつの音ではなく、強弱やリズム、抑揚をなぞること。意味や正確さはいったん脇に置き、まずは赤ちゃんの喃語のように「あいまいな音」でまねするのがポイントです。
Tさんは、前回「多読的シャドーイング」に初挑戦して、この2週間、自宅でも続けてきました。そのやり方がユニークで(ところが初めての人ではない!)韓国ドラマを「英語音声+日本語字幕」でシャドーイングするというもの。このやり方なら、適当にシャドーイングしながらドラマの内容も楽しめるそうで、平気で1時間くらい続けられたとのこと。
「聞こえた英語と字幕の日本語が違う…私、分かってない!」という場面も多かったそうですが、それを繰り返すうちに「分からないことに抵抗がなくなってきた」と話してくれました。その(多読的にはとても大事な)変化が、選書にも表れ、The Tiger Who Came to Tea など、いつもなら「字が多い」と避けていた 赤やオレンジラベル の本にも手が伸び、「分からないなりに楽しめる」とうれしそうに話してくれました。
(水曜夜クラス Katobushi)






