1/13(火)英語多読講演&ワークショップ「先生も子どもたちと一緒に英語を楽しもう!」@千教研松戸支部外国語教育部会 報告

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1月13日の午後、千葉県教育研究会(千教研)松戸支部外国語教育部会のお招きで、小中学校の先生方対象の英語多読ワークショップを行いました。講師は、NPO多言語多読の酒井邦秀理事です。ご自分でも「多読」を少しずつ授業に取り入れていらっしゃる中学の先生が、「松戸市内の学校に多読を広めたい」と、NPO多言語多読にお声がけくださり、実現した研修会です。会場の松戸市立馬橋小学校の体育館には、40名ほどの先生方が集まってくださいました。

酒井理事の話は、まず、参加者のみなさんに「愛用の辞書がありますか?」「お気に入りの文法書がありますか?」「小テストをやっていますか?」などご自身を振り返ってもらう質問から始まりました。
そして、机の上に置かれたOxford Reading Treeを手に取って読んでもらいました。さっさとページを繰るみなさんに「絵を見ていますか?」の声かけがあり、先生方はもう一度、絵をじっくり見て、メガネが落ちていたり、変なおじさんがいることに注目し始めました。見慣れない「cross」という言葉や、下りてくるのに「climb」が使われていることを指摘されると、自然に絵や状況をもう一度おさらいすることに。「on」や「 get」の意味についても問いかけがありました。「言葉は、紙の上の活字ではないのです」
また、Youtubeの公式チャンネル「Peppa Pig」を見ながらシャドーイングもみんなでやってみました。Pの音は目の前のティッシュペーパーを吹き飛ばすぐらいの息が出ることを体感してもらい、音の面でも英語の音は日本語の音に置き換えられるものではない、単に英語を日本語のカタカナで発音するのでは、生きた英語を子どもたちに伝えたり、経験してもらうことにはならないことを知っていただきました。
さていよいよ終盤、「では、これらのことをどう授業に活かすか?」
回答はあっさり「活かせません!」とのことで、会場がざわつきました。
たしかに授業に、多読を持ち込むことは容易ではないでしょう。この日の話で一貫していたのは、「教師自信が英語との接し方を変える必要がある」ということでした。教師が多読多聴多観をして自分の英語を考え直せば、おのずと授業も変わってくるのではないか、それが結局は一番の早道かもしれません。今日の話をきっかけとして、先生方が多読を始めてくださり、このワークショップのタイトル通り、子どもたちと一緒に英語を楽しんでくださることを祈っています。

以下は、たくさんいただいた事後アンケートからの一部抜粋です。

・多読授業、やってみたいです!「正しくなくていい」という言葉にとてもはげまされました。シャドーイングも非常に関心があり、取り入れてみたいです。
・絵本をつかって英語にふれさせて、自然と体からしみ出るような指導をすることで、力が付いていくという話を伺えてよかったです。
・文字ではなく、絵から入って場面や情景を捉えることの大切さを知ることができました。
・多読のおもしろさ、奥深さを再発見することができました。また、自分自身の英語力向上のために毎日少しずつシャドーイングをしようと思いました。
・本当に楽しいワークショップ型講演会でした。今まで学んできた外国語の授業展開の仕方や方法、考え方とは180°ちがったものがたくさんで、目からウロコです。
・「教えるから学ぼうとしない」という最後のお言葉は、その通りで、自分の戒めとなりました。
・多読は今までにやったことがありましたが、絵をこんなに見て学んだことはありませんでした。やる意味がわかりました。
・「自分が変わることで生徒の目が輝く」という言葉が響きました。
・教員である以上、どうしても知識を教えこもうとしてしまうクセがあります。それが本当によいことなのかどうかということを改めて思いました。