四谷図書館主催で、6月21日(日)、7月12日(日)と2回連続の英語多読体験講座がありましたので、その様子を報告します。
今回の講座は多読経験経験がない方が対象なので、第1回目は多読の紹介を最初からしました。
学ぶ、覚えるのではなくて、英語に慣れていくための方法ですよと説明したところ、何人かいらした英会話目的の方は不安そうでした。残りの半分は不思議そうに聞いていて、なるほどという顔をしていた方は3割強くらい。
体験も絵だけを読むところから入るので、それでいいのかと不安に なる人が増えないかとちょっと心配しましたが、ほとんど全員がちゃんと絵を読み、かつ楽しげにされていたので、一安心。
その後はORTのstage１～4くらいをちょっとの間楽しんで頂きました。子供向けの本とはいえ、優秀な大人が真剣 に作った本は、やはり大人でも楽しめますねと言ったところ、多くの方が共感の目を向けてくださったように思いました。
そうこうしている内に、1回目はほとんど読むことだけで終了。次回は、単に読む以外の楽しみ方をご紹介しますと予告をしました。
2回目は、何人が来てくださるかドキドキしていたのですが、ほぼ全員がまた来てくださいました。また多くの方が実際に多読を始めて下さっていました。少し嬉しい気分になったところで講演スタート。
簡単な振り返りをした後は、一つ一つの説明や体験が短くなることを覚悟の上で、できるだけ広くいろいろなやり方を紹介してみました。
読むという範囲の中でも、本の選び方やレベルの上げ方、読むペースや音読、聞き読みなど。聞き読みだけは5分以上の時間をとって体験してもらいました。それ以外は軽く触れるだけになってしまったのですが、みなさん真剣に、かつ楽しそうに聞いたり、メモを取ったり、頷いて下さったりと良い雰囲気。
そして、読み聞かせから、シャドーイングを試してみたり、多話、他書の紹介と進めて、多読の世界ではあまり言いませんが、いわゆる4技能＝読む、書く、話す、聞くに関わる多読的やり方を一通り紹介しました。”多読”の全体像が見えた気がしたと言って下さる方もいて、良い感じで終わった連続講座でした。
9月、10月にまた同様の連続講座があります。ぜひ、体験に来てください!
（繁村）