10/26(日)「オンライン読みもの作成入門講座」 報告

10月26日午前9時より「オンライン読みもの作成入門講座」を開催しました。参加者は台湾、カナダ、フランスからの3名、国内からの3名で、フランスはなんと夜中の2時とのことでした。全員、日本語講師と日本語講師を目指して勉強をなさっている方でした。講師は川本、粟野、田中が務めました。

始めにNPO多言語多読の「多読のための読みもの」について説明をし、「無料の読みもの」のスタートレベルのイソップの『犬と肉』が完成するまでの過程をお見せしました。
その後、いよいよ3グループに分かれて、作成の実践に移りました。
題材はイソップの「カラスとキツネ」です。
用意されたグーグルスライドを使って、場面分けをし、テキストを考えて挿絵を当てはめていきます。
グループ1では、始まりに『犬と肉』を参考にして、本文に入る前の場面が考えられていました。ほめ言葉「長い足ですね」やカラスの気持ちを表すイラスト(スマイル)等にも工夫が見られました。
グループ2、グループ3もほめ言葉など随所に工夫がみられましが、言葉を0レベルにすることが難しかったとのことでした。


(入門用の読みものは、絵が大切。絵で状況を理解してもらい、どう読者の気持ちを引っ張っていくかを考えてもらいました)

休憩をはさんで、リライトの際の注意点をお話しし、「注文の多い料理店」をリライトする実践に移りました。今度は2グループに分かれての作業で、どちらもレベル3でリライトをしました。
最初の場面で「紳士」をそのまま使うか「男」にするかで話し合い時間をとったグループ1、一方、原文が抽象的で比喩や例えが難しいものを、どのようにレベル3に書き換えたらよいかに悩んで時間がかかったグループ2、共に頑張っていました。

(みなさんで意見を出し合うので、ひとりだと気がつかない視点を得られます)
最後に、NPO多言語多読の『注文の多い料理店』(アスク出版)の最初の部分を紹介しました。
あっと言う間の3時間でした。
最後にみなさんから一言感想を聞くと、「いい勉強になりました」「両方とも難しかったが、レベルが上がると描写を増やせたりできたので、その辺の変化を楽しめました」などと口々におっしゃっていました。

【アンケートから抜粋】
・初級レベルの文章は語彙や文型に制限が多く、細かな描写やニュアンスを挿絵で表現することが重要だなと思いました。
・想像以上に 難しかったですが、チームで取り組めたこと、専属のコーチが ついてくださったことで とてもやりがいのある、学び多い作業時間でした。 ありがとうございました。
・言葉の替え方のコツなどが少し分かりました。
・楽しさと難しさを学びました。初級者用はシンプルで簡単そうに思いましたが、語彙選びの難しさを知りました。

次回は、1月25日(日) 16:00 – 19:00 開催です。
ご興味のある方、ぜひご参加ください。

オンライン読みもの作成入門講座

(正会員 田中)