10/11 見る・聞く・話すクラス:決まり文句さがし

10/11 見る・聞く・話すクラス:決まり文句さがし
2025.10.16
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講座当日の朝、たまたま見ていた動画をチャットに貼って、こんな提案をしました。

この動画の中に、聞いたことのある言い方、ぱっと聞いて、ぱっとわかって、ぱっと繰り返せる、一言一句違わずそのまま使えることばが、どれくらいあるか、みんなで見てみましょうか。

要するに、「一口大(※例によって大抵2〜3語)」の「決まり文句」を探そうということです。

実際にやってみるとわかりますが、決まり文句じゃないところを見つける方が難しいくらいです。しかも、どれもとても短い。何人かのひとが再生しながらキャッチできたところを書き出して(書き殴って※本人たち談)くれました。(🔎拡大する

「この言い方、聞いたことあるな」と思えるものがたくさんあれば、それは、多読でことばが溜まってきている、ということでもあります。(少なくても気にしないでください。絵本や動画を楽しんでさえいれば、そのうち溜まってきます。)

多読で目指している「話す」は、単語や文法といった「知識と理屈」で話すことではありません。「こういう場面ではこう言う」という、いわば「経験と反射」で話すことです。そしてそれを可能にするのは、多読の「多」。しかも絵や映像や音を通して、「場面や気持ちといっしょに」吸収したもの。さらに、反射的にわかる・言える大きさの(=やさしい)もの、というわけです。

なお、これはあくまで方向性の確認のためで、フレーズをたくさん覚えましょうということではありません。動画を再生しながら、決まり文句が出てくるたびに無意識に繰り返しているひともいました。そうそう、そうやって話せるようになっていくのですね!

(見る・聞く・話すクラス担当 Katobushi)