9/3 水曜午前クラス:やさしいことばをたっぷり⋯ ‘run’ 編
絵本の「絵」の力を借りて、「やさしいことば」を「場面や気持ち」といっしょに、たっぷり吸収する——「多読三原則」と並んで、多読で大事にしたいことの一つです。
この日、Yさんが読んできたのは、Jasmine Green シリーズの4巻目 A Kitten Called Holly。農場を舞台に、主人公のJasmineが毎回、動物のこどもを拾ってきて育てるという人気シリーズです。今回は、子猫を拾ってきました。体に擦り傷があるのを見つけたJasmineがこう言います。
“You need to run them under the tap”
このセリフを読んだYさんは、
何をするか、イメージできた。Because I read a lot of picture books.
と話してくれました。さらにこのあと、子猫を引き取れないとわかったJasmineが、良い引き取り手を思いつく場面で——
“Suddenly, a strange sensation ran through Jasmine”
ここでYさんは、
誰かのために何かしようと思いついたという表現を、こんな風に言うのか
と感じたそうです。
頭のなかに「イメージ」が浮かび、「気持ち」まで立ち上がってくる。やさしい絵本をたくさん読むと、機械的な単語の暗記より遥かに分厚い理解につながる、とてもいい例だと思いました!
(水曜午前クラス担当 Katobushi)







