音は落ちる 「あや」さんからのメール

2010年5月13日
カテゴリ : 多読的おしゃべり, 多読のパラドックス
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あやさんは掲示板デビューしているかただったろうか?
梅雨時の靄のように濃い帳の立つわたしの頭では、
いくら神経を集中しても思い出せないのですが・・・

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こういう意見は実際に外国語人と話さないと出てこないな、と思いました。

大学でフランス語初級を履修していた際に、先生が話してくれたことです。
「フランス語の’r’って発音しにくいよね~、でも、いざとなれば発音しないで、
間を開けておいてもフランス人には通じます。きっと頭で補ってるのでしょう。
なので気にしないでしゃべりましょう。」
とのことでした。

この先生はえらいですね。
ご自分が苦労なさった体験をそのまま学生に伝えていらっしゃるようです。

当時はそんな乱暴な・・・と思ったのですが、英語を聞くときのことを考えると
いっこいっこの音を聞いているわけではないな(むしろ、ベターーーっと
聞き取っているときは、うまく聞けていない感覚がある)と思ったので納得
したりしてました。

そうです、乱暴です。

なかなかこういう割り切りはできないものです。
まじめ一方の先生なら、通じない度に「もっと発音を練習しなければ」とばかり、
眉根を寄せ、口をきりりと結んで発音練習に励むでしょうが、
えい! とばかり、「間を開けておいて」、補うのは相手にまかせてしまう・・・

なかなかの度胸です。(単に図々しい、あるいはいい加減とも言いますね。)

一つ一つの音よりも、リズムやメロディーを大事に、です!
一つ一つの音はリズムやメロディーについてくる!!