多読に適した一般の読みもの
―― 絵本からマンガ、小説まで ――
多読のルールを守って読むのに慣れたら、一般の読みものにも挑戦しましょう。以下に紹介している本は、さまざまな出版社から、日本語を母語としている人のために出版されたものです。そこには日本語の教科書では出会わないことばや表現も出てきます。レベル別読みものとあわせて一般の読みものも読んで、生きた日本語を自分のものにしていきましょう。
レベル分けについて
NPO多言語多読では、学習者からのフィードバックなどを参考に一般の読みものをレベル分けしています。「レベル別読みもの」の基準 に大体準拠していますが、読みやすさはそれぞれの興味や好み、母語などによって大きく変わります。大体の目安と考えてください。レベル別に探す場合は、以下のリンクを利用してください。
絵本
子どもの絵本は、幼児のことばや文の省略があって案外難しいのですが、中には、繰り返しの文や魅力的な絵がついていて、おとなも楽しんで読めるものもあります。「絵を読む」体験をたっぷりしましょう。
写真絵本
写真を使った「絵本」は、写真の美しさや印象の強さで、思わずページをめくってしまいます。そこに使われている文も、深く心に残ることでしょう。
児童書
児童書には、小学生用だけでなく、中高生向けの小説や日本の社会・文化をテーマにしたものもあります。少し長い文を読むトレーニングになります。漢字にふりがながついているものを選びましょう。
マンガ/アニメコミック本
世界中で愛されている日本のマンガやアニメ。まず、母語で読んだり見たりしたもの、漢字にふりがなのあるものから読みましょう。絵でストーリーがわかるスピード感を楽しんで! 慣れたら話題作にどんどん挑戦してください。
小説/エッセイ
多読の読み方に慣れてきたら、いよいよ日本語話者が楽しむ、やさしめの小説や、エッセイ、そしてイラストがたくさん入った「マンガエッセイ」を読んでみましょう。ふりがななしの本にも少しずつ挑戦してください。