Q.わからないところを飛ばしていて、本当にわかるようになりますか?
A.はい、わかるようになります。
多読を始める前、あるいは始めたばかりの頃に、誰もが抱く疑問ですね。この疑問は、楽しく多読を続けるうちにいつか解消されるようですが、なかなか自覚できないこともあります。
いつも飛ばしていた言葉が、急に、膝を打って「わかった!」となることがあります。これは非常に幸せな「わかった!」です。
多読を始める前はわからなかったはずの言葉(例えば日本語訳が言えないような言葉)が、いつのまにか「知っている」言葉になっていることがあります。ほとんど感動はありませんが、この「(いつの間にか)わかった」というケースが、実は、一番多いようです。
絵本からはじめて分厚い児童書が読めるようになった。でも、知っている言葉が増えた気がしない――と本人には「わかった」ことが全く自覚できないケースがあります。そんな時は、この際「わかる・わからない問題」は忘れて、読めるようになったことを喜ぶことにしましょう。
「わかった!」を自覚できるかどうかは別にして、わからないところを飛ばしていても、本は確実に読めるようになっていきます。安心して読み飛ばしてください。
ずっとわからないまま飛ばしていたけれども、いつの間にか知っていたみたいなことが多いです。初めて読んだときぼんやり理解していた本。数年後にもう一度読み直してみると、理解がクリアになってそのおもしろさに気づいたりします。
トピックやテキストの流れによるのでしょうが、「わからない言葉がとても多いのに、全体のストーリーはよくわかってとても楽しめた」経験を最近して、自分で驚きました。
いつも飛ばしっぱなしです。日本語でも読めない漢字は飛ばしてますよね。
分からなくて飛ばしてもお話は楽しめるから気にしないでいると、他の本で出会って分かることがよくあります。分かりそうで分からないな~とか、何となく気になってその単語を覚えてたりすると、他の本や媒体などでその単語に出会い、その瞬間、霧が晴れるように分かったり、やっぱりそうなんだと納得したり、そんなことが増えているような気がします。
最初はとにかく1冊読み終えることが嬉しかったです。でもそのうちに、飛ばす単語が増えてきて、分からないことばかり気になるようになりました。けれどもあるとき、分からない単語を含んだ文章そのものがイメージとして浮かんでくる体験をしました。読後たまらず辞書を引いたら、浮かんだイメージのような訳語が書いてあることに驚きつつ、このままで大丈夫なんだと「分かる/分からない」の壁を乗り越え、飛ばすことに慣れていきました。ちなみにこのとき辞書を引いた単語は perhaps と laugh です!
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