Q.わからないところを飛ばして読むのが苦手です。
A.大丈夫です。絵や音に助けてもらえば、次第に飛ばすことに慣れていきます。
多読三原則の2番目――わからないところは飛ばす、をいざ実行しようとすると、意外と難しいと感じるかもしれません。これまで、辞書と文法でわかるまで分析する、ということをずっとしてきたのですから、いきなり飛ばせと言われても、つい立ち止まりたくなるのは当然です。
やさしいものをたくさん読むことで、少しずつ飛ばせるようになっていきますが、特に「飛ばして読む」ことが難しいと感じる場合は、以下のことを試してみましょう。
絵を見て楽しめるやさしい絵本を読む
絵をじっくりみて、場面や気持ちを想像しながら読んでください。物語のなかで起こっていることを「絵」からしっかりイメージすることができれば、多少飛ばしても楽しく読めるかもしれません。
「聞き読み」で朗読に引っ張ってもらう
再生を途中で止めなければ、自動的にわからないところを飛ばして読むことができます。気持ちのこもった朗読に身を委ねてみましょう。
「字幕なし多観」
いっそ文字から離れて、映像と音声で物語を楽しんでみるのもいいでしょう。「わからなくてもいいや」というくらいの気持ちで、気楽にやってみましょう。
夢中になれる素材に出会うまで、あせらずじっくり待つ
「難しくてかなり飛ばして読んでいるのに、続きが気になってやめられない」なんていう感想は、比較的よく聞きます。そういう夢中になれる作品に出会えるまで、じっくりあせらずいきましょう。
最初から「聞き読み」と「字幕なし多観」ばかりをしてきたので、わからないところがあっても音源や映像についていくのがあたり前で、飛ばすのがむずかしいと感じることはほとんどありませんでした。でも、ときどき音源なしで「自力読み」しようとすると、全然飛ばせてない! と思うことも。やっぱり音がある方が楽ですね。
実は、わからないところを飛ばして読むのは苦手でした。あるとき、すごくおもしろい本に出会ったんですね。わからない単語や状況はあるけど、もう先の展開が知りたくて知りたくて、わからない部分を読み飛ばし、気がついたら読み終わっていた。飛ばしても楽しめる!この発見以降、読み飛ばすことが苦にならなくなりました。
私も飛ばして読むのは苦手です。わからなくても一応文章は追って読んでいます。でも、わからなくても、そのうちわかると思って読んでいます。わかる部分をつなぎあわせれば、だいたい自分の想像通りに話は展開しています。先の部分を読んで、事情がわからなくて困った場合は、そのことが書いてありそうな部分に戻って読むこともあります。とにかく、1ページ1ページ自分がわかっているか、なんて考えないで、楽しく読めればそれでOKだと思います。
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