Q.レベルが上がらないときは、どうすればいいですか?
A.あせらなくても大丈夫。夢中で楽しんでいるうちに、いつの間にか上がります。
なかなかレベルが上がらない、前に進んでいる気がしない――多読をしていれば、一度はそんな気持ちになることがあるかもしれません。「進歩」の感じ方も、その早さも、人それぞれですから焦る必要はありませんが、ここではいくつか知っておいてほしいことを紹介します。
やさしい絵本はいくらでも楽しんで
やさしい絵本が大好き! というひとは、レベルを上げることにこだわらず、そのまま思う存分絵本を楽しんでください。絵と(音と)いっしょにやさしいことばをたっぷり吸収することで、ことばの土台が育ちます。その土台は、いつか文字ばかりの本を読みたくなったり、その必要がでてきた時に大いに活かすことができるでしょう。
思い切って「飛ばす」
いつもより長くてむずかしそうな本を読むときは、思い切って「飛ばす」ことも大切です。飛ばして読んでいても、先へ進むにつれて「そういうことか!」と急におもしろく感じる場合があります。逆に、わけがわからなくなっても「投げて」しまえばいいだけです。そうやって行きつ戻りつしているうちに、「飛ばす」ことにも長い文章にも慣れ、少しずつ楽しめる本が増えていくでしょう。
でもやっぱり、楽しむことが大事
レベルを上げることをあまり意識していると、興味や楽しさよりも「わかる・わからない」「読める・読めない」で素材を選びがちになります。レベルは、「楽しい」を追いかけているうちに「結果的に」上がっていくものです。頑張りすぎは禁物! あせらず、気負わず、自分のペースを大切にしてください。
児童書の Magic Tree House を読んでいる頃、読みたい本と読める本のレベルが合わず大変でした。そんな時は多読仲間の名言「くらべるのは昨日の自分」を唱えました。初期の頃に読んだ本を読み直してみると「あの時より読める!」そう感じて勇気が出ました。私の場合、絵本をひたすら読んでいたら、いつの間にかレベルが上げられました。
私は今読んでいる本のレベルを上げたいときは、CD付きの本を選びます。音がついていると途中で引っかからずに字を目で追えるので楽です。
動画など本以外のものを楽しんだり、なんにもしなかったり。少し間をあけると不思議とスルッと読めてしまうこともありました。また再読もおすすめです。以前は気づくことのなかったおもしろさや、何か形のないもの、文章の雰囲気のようなものを感じることが出来た時は、新しいものが読める以上にうれしい読書体験でした。
レベルについては、こちらの記事も参考に……
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