10/16 水曜午前クラス:わからないことばに出会った時に絵が浮かぶ!
「(担当の)藤原さんがいつもより難しめの本を勧めてくれたのが嬉しくて」読んだというThe Butterfly Lionについて、Yさんが嬉しそうに語ってくれました。最初は難しく感じたものの、途中から情景が浮かんできたそうです。例えば——
waterhole… 以前、夢中で読んだ絵本The Water Holeの絵が浮かんだ
cattle… 牛がカートを引っ張っている絵が浮かんだ
wobble… Peppa Pigで「うぉぼぉ」と何度も言っているシーンを思い出した
——などなど、わからないことばに出会った時に、「脳みそが動いて」絵が浮かぶんだそうです。「自分なりのピクチャーディクショナリー」ができてきたとのこと。(ここで言う、「わからない」とは、ぱっと日本語訳が思いつかない、ということだと思います。)
これぞ多読のチカラ!と思わずにいられないのは、The Water Holeなんて、隠し絵を探すだけの字はほとんど読まないタイプの絵本で「英語学習」では見向きもされないだろうし、cattleが人間の暮らしと結びついているのにも、なるほど、という感じがします。また、「うぉぼぉ」は文字よりも先に音と映像が入っていて、本だけではない今の ‘tadoku’ の身につき方ですね。
Yさんが経験したようなことばの理解は、絵本や動画で見聞きした実際の場面や気持ち(wobbleについては響きも?)と結びついているので、単語帳で日本語訳を暗記するよりも遥かに「分厚い」理解なのだと思います。この本を読んだあとYさんは、
もっと薄い絵本をたくさん読んで、ぱっと絵が浮かぶようにしたい
と思ったそうです。
That’s the lesson!!
(水曜午前クラス担当 Katobushi)