7/13 見る・聞く・話すクラス:ぷでぃどぅー
この日のハイライトは2つ。
1つ目…
中国出身で日本語学習者のYさんをゲストに迎えて、英語おしゃべりに加わってもらいました。今回は、2人組でのおしゃべりを相手を変えて何度か繰り返しました。そして、Yさんと組んだ人はたくさん質問をして、最後にみんなで「Yさんはこんな人です」と英語で紹介する、という風にしてみました。“Yさんは◯ヵ国語話せるらしい!” など、みなさん楽しげでした。今後も色んな人に来てもらいたいと思います!
2つ目…
「字幕なし多観」を始める人には、セリフは分からなくていい、たくさん見ていると「今もしかしてこう言った?」というところが少しずつ増えていくから…という風に説明します。このクラスで「tadoku」を始めたばかりのKさんが、まさにその瞬間を報告してくれました。普段よく見ているYouTuberが毎回言うセリフ「ぷでぃどぅー」が何のことかわかったと…
今日は、不思議な音で聞こえていたものが英語に聞こえたのが嬉しくてお話させてもらいました。
youtubeの配信者が言う「高評価、チャンネル登録してね」的な後に続くフレーズがあるのですが、「ぷでぃどぅー」という音で聞こえるだけで、何を言っているのか不思議でした。
(響きが面白いのでその配信者が言った後に続けて言ってたりしてましたw)ある日、チャット欄に
Hit that SUBSCRIBE It’s FREE to Doooooooo!
というのが流れていくのを見つけて気づいたんです。
もしかして今まで「ぷでぃどぅー」と聞こえていたのは「It’s FREE to Doooooooo!」の部分だったりする・・・?と。
そのあとお馴染みの「高評価~」が聞こえたときに集中して聞いてみたら「FREE to Do」に聞こえました。
めちゃくちゃびっくりしました。▽該当箇所から再生されます(20分57秒〜)
※気を抜いて聞くといまだに「ぷでぃどぅー」で聞こえますw
私たちは、基本的には「文字」を通して英語に触れてきました。では、「音」はどうして来たかというと、実際の音にはほとんど触れずに、ローマ字読みや発音記号やフォニックスや辞書の読み上げ機能を駆使して、文字から必死に想像してきたのだと思います。ところが、その「文字から想像する音」と「実際の音」の間には大きなギャップがあるため、聞いて分からない、言って伝わらない、と途方に暮れています。そのことが「いっつ・ふりー・とぅー・どぅー」と「ぷでぃどぅー」の違いによく現れています。
では、どうするか? 「字幕なし多観」と「(多読的)シャドーイング」をたっぷりしましょう!というのが、この講座の方針です。Kさん、どうぞそのまま——「ぷでぃどぅー」は「ぷでぃどぅー」のまま、たくさん吸収して、たくさん口にしてみてください!
(見る・聞く・話すクラス担当 Katobushi)