Q.レベルを上げる時の目安を教えてください
A.実際に読んでみて、楽しめるかどうかで判断します。
どのタイミングでレベルを上げるか、どのレベルが自分に合っているかは、実際に手に取った本を楽しく読み進められるかどうかで判断します。自分で決めるのが不安な場合は、違うレベルのものをまぜて読んでみましょう。そうすると、楽しめない本や、がんばらなければ読めない本には自然に手が伸びなくなり、結果的に、今の自分にぴったりの本が残ります。
また、読んでみたい本があるなら、レベルにこだわらずとにかく試してみましょう。楽しめるようならそのまま続けて、苦しければ多読三原則の三番目、「投げる」を実行するだけです。
いまのレベルをどれだけ読んだか、手に取った本をどれくらい「理解」できたかを気にする必要はありません。楽しめてさえいれば、たくさん読めます。たくさん読むことで、あらゆる「誤解」を自分の力で修正していくことができます。安心して「楽しさ」を優先してください。
いけるかな、どうかなという本に手を出す時は、さあ読むぞ!とかしこまって読むのではなく、パラパラめくってみるようにしていました。特に最初のページは読みづらいこともあるので、少し過ぎたあたりが読めそうな気がしたら読み時です。わからないということを超越して楽しく読めてしまう本は案外多いです。
試しに読みたいと思った本を読んでみて、時間がかかるなぁ。と思ったら、下のレベルに戻る。それを繰り返していました。難しくてあきらめた本を、もう一度手に取ったら読めた時の感動は最高です! ハリポタをかなり初期に楽しく読めたり、その後はひたすらピンク・赤レベルだったり、レベルは目安かな?と思います。
私は、図書館を利用したので、本の種類が少なく、ひたすらレベル順に読んでいきました。Oxford Reading Tree をstage9まで読み、次は Graded Readers を読みましたが、オレンジから黄色レベル辺りでつまらなくなり、シドニーシェルダンを飛ばしまくりで読みました。本をたくさん選べる環境なら、楽に読めるレベルをどんどん読みながら、時々少し上のレベルの本を混ぜていけば、自然にレベルが上がっていくと思います。
子どものころ読書をするようになったときも、英語多読のときも同じようにレベル上げをしていました。難しい本を読んで楽しくなかったら、やさしい本を何冊か読んでまたトライ。でも自分の気持ちを大切にして、読みたいものを読みたいときに読んだほうがいいです。読みたい本、好きなジャンルの本は結構難しくてもイケます。
絵本からはじめたものの、「読む」ことが苦手だと気づいてある時からアニメやドラマの「字幕なし多観」に切り替えました。そうして一年くらいたったころ、今まで読めなかった児童書を手に取ってみるとどういうわけかスラスラ読めてしまいました。本より動画の方があっている人も結構いるかも?
レベルについては、こちらの記事も参考に……
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