780_多読亭日乗

The New Yorker誌のブログから プラハの春

・・・といっても覚えている人は少ないでしょう。

ドプチェク も チャスラフスカ も?

「プラハの春」と呼ばれるチェコスロバキア解放への動きは1968年の1月に始まり、8月にはソ連の率いるワルシャワ条約軍の侵攻で抑え込まれました。

The New Yorker誌の Page Turner というブログで、アメリカの小説家 Philip Roth (わたしは読んだことはありません)が、社会主義体制下のチョコスロバキアで知識人たちがどうしていたか、振り返っています。

社会主義体制はこれまでのところどれも全体主義だったようです。労働者のための体制どころか、結局独裁政党による、独裁政党のための政治が行われたらしい。

(しかも政党から個人崇拝へ、さらには一族支配にまでなることも! 日本も着実にその方向に向かっているようです。育ちよりも生まれが大事なところは封建体制さながら!?)

この記事に目が留まったのは、たまたま今はナチの時代やペロン大統領の親ナチ体制を背景にしたハードボイルド小説を読んでいるせいかもしれません。

けれども、そういう体制の全体主義を「硬い全体主義」とすれば、日本は「柔らかい全体主義」と言えないでしょうか? しかもそれがこの上なくうまく作用していて、みんながみんな自分の意思で動いていると思っているのに、実は一つの方向に動かされ、流されている。

このごろこのブログの記事はどの話題も関わり合っているようです。試験や資格に代表される数字の支配も、教科書やNHKにあらわれた学校英語の支配も、毎日の暮らしのあちこちにしみこんだ根拠のない「常識」も、どれも柔らかい全体主義が静かに巧みにわたしたちの骨にまで浸み込んだ結果のような気がします。骨の髄からわたしたちを震撼させる発見、体のすみずみまで浸み込んだ毒を洗い流す経験とはどんなものなのだろう?

多読コーポラティブの夢・・・

なんと多読仲間で集合住宅を作ろうという話が、つい最近のオフ会で出たのです!

いいなー!!

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流されないために--教育委員会改革をかいくぐり、時代錯誤を跳びこえる

自民党がたくらんでいるのは教育の守旧でありましょう。

歴史教科書、道徳教育、校内規律、教員組織--すべてにわたって
国家意識を高め、上意下達の体制を強化しようとするに違いありません。
その狙いはほかの分野でも同じでしょう。 

その餌はお金です。
いまお金と権力を持っている連中がいまの体制を維持し、強化するために、
人々の気持ちをお金で釣って、選挙で多数を得て、
みんなが「お上」のいいなりになりやすかった昔をなぞろうとする・・・

安倍内閣の支持率を見ると、自民党のたくらみはものの見事に実現しそうです。
バブルの弾ける前の狂瀾にもどりたくて、大挙して流されていく人々。
お金で釣られて奴隷になろうとする人たち。 

けれどもお金が目当てで生きているのではない人たちはたくさんいます。
その人たちは国家とその支配層にはない賢さとやさしさを持っています。
その人たちが自分たちの位置を意識し、したたかさを身につければ、
「国家」をかつぐ連中のたくらみをかいくぐり、その時代錯誤を跳びこえることが
できるはずです。 わたしの希望はそういう人たちに託します。

鬼の霍乱と言われようと・・・

考えてみれば五日くらい前から兆候はあった。

夜やたら喉が痒くて、立て続けに咳が出た。

次の日から鼻水がひどくなった。

今朝測ってみると、体温計は37度を示していた。

しかるのあした、あさって、しあさってと、たくさんの人を相手にする
行事が目白押し!

そこで、きょうは一日ぐでぐですることにして、普段は15分とか
20分くらいずつしか観られない Sherlock を観ることにした!

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残暑お見舞い申し上げます。 chi-chan画伯から・・・

 

2012暑中見舞い.jpg

 

就職先も決まって博士論文一筋の生活を送っているはずのchi-chanから
ひさしぶりにみなさんへカードが送られてきました!

chi-chan、ありがとう!

(それにしてもうまそうなかき氷! やっぱりいちごじゃなきゃね!)

The New Yorker誌のブログ Book News から

ブログの題名が Book News になりましたが、いろいろなメディアから
本に関するニュースを集めているところは変わりません。

今回は英国ガーディアン紙の トップセラー100冊 から

Book News のページ から、最初の項目をクリックすると Guardian の
ページへ飛びます。

わたしは結構読んでいました!

そのほか、目立つ本・・・

* トップ10はハリー・ポッターとダン・ブラウン

* 多読仲間にはよく知られた本がかなりある!

* Harper Lee の To Kill a Mocking Bird が65位!
50年前の本ですよ! こういうのはこのリストにほかにある?

* The Curious Incident of the Dog at Night も入っている!

* もちろん Twilight そして The Girl with the Dragon Tatoo trilogyも。

うーん、もう書き切れない。自分で飛んでください!

劇薬シャドーイング--自分のためのメモ

劇薬シャドーイングで、「英語独特の音」を手に入れる人が出てきて、
わたし自身が強烈な反省を強いられております。

文法を気にしつつ読むのはここ1年ほどなくなりましたが、
ほかの点ではわたしはまったく多読・tadokuをやっていないのではないか?

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